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【勝手に人生相談 No.257】中学生の次男 不登校半年(神奈川県・40代男性)

▼ご相談内容▼

40代の男性です。妻と息子2人の4人家族です。

中学生の次男が半年ほど一度も学校に行っておらず悩んでいます。小学校高学年になってから、朝の体調不良から学校に行きづらくなり行ったり行かなかったりを繰り返しました。

内科、小児科、消化器科、小児精神科を受診。精神科の薬を処方され、服薬を続けていますが、改善の兆しが見られません。

以前は頭ごなしに学校に行かせようともしましたが、言い過ぎてはいけないと感じ、ここ半年は好きなようにさせてきました。

本人の意識の変化を期待しましたが、ゲームをしたり、スマートフォンをいじったりしているばかりです。

親としては、社会生活の順応や今後の進路など気がかりです。

引きこもりまっしぐらなようでとても心配です。

このままでいいわけがないと思いつつ、どのように説得、対応したらよいか分からず、困っています。

神奈川県・40代の男性

▼やまのぼ回答▼

  最初にお断りしておきます。教育の専門家でない やまのぼ ですから、とんでもないアドバイスをするかもしれません。一人の大人の男の取るに足らない考え方かもしれませんが、正直にお応えするつもりです。

 ところで、ご相談者さまは、なぜ学校へ行く必要があるとお思いなのですか?

 多分、それは誰もが行っているから、学校へ行くことが普通だから、ご自分のご子息も行くのが、当たり前だとお思いなのでしよう。

 まず、その考え方の検証をしてみましょう。

 普通とか当たり前だとかの判断は、大方の人がそうするからです。人の考え方には、千差万別あります。学校なんて行きたくなければ、行かなくていいと、実際に行かなかった人だっていらっしゃるのです。

 でも、だから、うちの子どもも行きたくなければいかなくていいや!とは、なかなか考えられません。そこのところは、誰もがよく理解できます。

 そこで、話の原点に立ち帰えってみましよう!

 ご子息の考え方をお聞きになったことがりますか?

 とことん話し合ったことがおありですか?親御さんばかりが悩んでも、絶対に回答は得られないと思います。

 当事者の考え方が一番大切です。一番苦しんでおられるのは、ご子息なのですから。

 いろんな病院を回れば回るほど、ますます、ご子息は塞ぎがちになるのです。病名を無理やりつけて、親御さんのエゴだけで、簡単に病人にしないでください

 まず、なぜ、不登校になったのか、お聞きになることからはじめましよう。ご子息なりの世界観があるはずです。寄り添って、味方になってあげることです。

 意外と簡単に解決策を見出せるかもしれません。もしも、親子間で納得できる理由が見つかれば、なにも学校に行くこともないと思います。

 まず!学校へ行くべし!ありきという、凝り固まった考えは捨てることです。学校へ行くというのは、一つの選択肢ぐらいに思いましょう。

 ただし、学校へ行かなければ、どういう問題があるかの点については、徹底的に話し合うことが一番大切でしよう。

 そして、予想できる結果の責任が取れるかまで、確認しておきましょう。

 水飲み場へ連れて行くのはできでも、飲ませることはできません

 ご本人が飲みたいと思わないと、どんな美味しい水でも、飲ませることはできないのです。それは、万人が認めることです。

 

▼次回のご相談予告▼

次回の【勝手に人生相談 No.258】東京都・20代女性のご相談です。「家事・育児する男性いない?」を、予定しております。


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