【勝手に人生相談 No.66】パワハラで退職してみじめ(宮城県・40代女性)
雑誌や、新聞などに掲載され、高名な先生方の回答済みの人生相談の中から、この【勝手に人生相談】にピックアップ。身の程知らずの<やまのぼ>が、その相談に対する、独自の回答を試みています。
▼ご相談内容▼
40代の女性。
上司のパワハラに耐えきれず、25年間続けた仕事を退職しました。
専業主婦になった自分を受け入れられません。
中学時代からずっと、その職業に就くために勉強を頑張りました。就職できた時は夢がかなってうれしかったです。
結婚して子どもができても、家族や義父母の協力のおかげで乗り越えてきました。
微力でも世の中のために貢献できるやりがい、責任感が自分の支えになっていました。
しかし上司のパワハラを相談できる人も会社内にはおらず、パニック障害、うつになり、今は精神科に通いながら専業主婦をしています。
「25年間も勤めたのはすごいことだよ」と言ってくれる人もいますが、自分がみじめです。
何もする気になりませんが、やっと最近、新聞や本を読む集中力は出てきました。
気の持ちようを教えてください。(宮城県・40代女性)
▼やまのぼ回答▼
石の上にも三年といいます。
冷たい石の上でも三年も座り続ければ暖まってくるということ。
つまり、がまん強く辛抱すれば、必ず思いが成就することのたとえです。
ご相談者は、3年どころか25年間も上司のパワハラに耐え、頑張ってこられたとのこと。誰もがその実績を評価することでしょう。
中学以来、夢に描いたお仕事を、上司のパワハラで、中断を余儀なくされ、とても悔しい思いをされたことでしょう。それで、専業主婦というお立場を、憂いておられるのだと思います。
まだまだ、目指すお仕事が燃え尽きていないからでしょう!
そこでまず、あなたがやるべきことは、客観的にご自分の凄い実績を評価することです。
退職はけっして負け戦ではありません。上司のパワハラを、休戦宣言のスイッチオンだ!と捉えましょう!
パワハラ経験を逆手に取って、気持ちのV字回復を狙いましょう!
パワハラから逃げるのではなく、真正面から立ち向かうことです。
上司への不平不満を書き出してみることをお勧めします。書くことで、気持ちの整理ができます。
そして、上司だけを責めるのではなく、パワハラを受けた原因は、ご自分にはなかったのか?対処法が間違っていたのではないだろうか?
顧みることは、再び同じ轍を踏まない、明日への原動力になります。
現在は、何もする元気がないとのこと、しっかりと休養をとる充電時期だと認識して、お仕事とは無関係なことを、考えたり、挑戦したりしてみれば、お気持ちも晴れることだと思います。
あなたは、大仕事を成し遂げ、ランクアップされたお人なのですから、捲土重来のできるお方だと信じます。新しいお気持ちで、不燃焼のお仕事を、再開できることを願っております。
★次回の【勝手に人生相談 No.67】は、神奈川県・50代女性のご相談です。「男性の過去を娘に言うべきか」を、予定しております。★
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