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ガイドヘルパー活動報告 rev1

こんにちは。
日曜日、いかがお過ごしですか?

昨日は、ガイドヘルパーの
お手伝いしてきました。
今までは作業所でのボランティア
のみでしたが、
福祉法人の方から、
「人手が足りなく、
サービスを受けられない
利用者さんがたくさんおられるので、
お願いできませんか?」
と依頼されまして、
快くお受けすることにしまいした。
ガイドヘルパーの資格は、
あと1日、実習を受ければ取得できる
予定で、それまでは職員さんと
一緒に同行支援を行います。

桜が開花しそうなくらい
暖かい陽気の土曜日の朝、
利用者さんがお住まいの
グループホームに伺いました。
利用者さんは、
「待ってました!」
とばかりに、わくわくしている
ご様子。
「どこ行きましょうか?」
返事がありません。
今回の利用者さんは、いつも自分からは
希望を言わないとのことでして、
ヘルパーがプランを考えるとのこと。
お花見はまだ早いし、どこがいかな。。
「相模湖行ってみましょうか?」
「はい」
相模湖まで行ってみることにしました。
利用者さんの財布をお預かりし、
中の金額を数えます。
薬もお預かりします。
「行ってきます!」
グループホームの職員さんに見送られ、
相模湖まで出発。
10時~15時まで、
制限時間が5時間の小旅行。

市民バスは通過したなかりのようで、
歩いて駅まで向かうことにしました。
いつもは何気なく普通に歩いている歩道。
だけど、車椅子を押しながら歩くのは
すごく大変です。
舗装が壊れて段差になっていたり、
道が若干斜めに傾いているところも。
車椅子が倒れてしまわないか、
ドキドキしながら、駅に向かいます。

駅に到着すると、切符の購入。
利用者さんと、同行者は半額に。
改札の駅員さんに、
乗る時間の電車、行先を伝え、
スロープの予約をします。

改札を出て、エレベーターでホームへ。
普通の人だったら、階段を上り下り
するだけですが、障がいがある方は、
そうはいきません。
エレベーターでいったん上の階まで
いき、反対側のエレベーターで
ホーム階に降りる。
2回エレベーターに乗る必要あります。
小さなお子さん連れのベビーカーを
押しているお母さん、お父さんも
利用しますので、エレベーターは
待ち状態。
乗車予定の電車は過ぎてしまい、
次の電車に。
スロープ持ってスタンバイして
いる駅員さん、すみません。
次の電車が到着し、駅員さんから
スロープを敷いてもらい、
ようやく乗車。
たびたびホームで見るこの光景を、
体験できたことは貴重なことだなと。
「〇〇番線業務案内終了」
駅員さんがマイクで発声すると、
電車は動き出しました。

優先席には座っている人、
立っている人でいっぱいでして、
ドアの近くに車椅子を置き、
ブレーキかけます。
私は左手は車椅子、
右手は吊り輪で、立川駅まで
この電車。

立川駅に到着。
立川駅の駅員さんがスロープ持って
待機していただいています。
スロープの上を渡り、
ホームへ降りました。
駅員さんは乗り換える、
中央線のホームまで同行して
いただきました。
立川駅のエレベーターも、
同じく車椅子の方や、ベビーカー
を押した方々でいっぱい。
行列出来ています。
またもや1本電車に乗り遅れ、
次の電車で行くことに。
相模湖駅通過する大月駅までの
電車は15分後。
駅員さんは他の車椅子の方の
サポートもされており大忙し。
ようやく中央線に乗車しました。
幸い、この電車は空いていて、
優先席に車椅子を置くことが
できました。
25分程度電車に乗り、
相模湖駅に到着。
相模湖駅の駅員さんが、
スロープ持って待っておられました。
「帰りも東京方面ですか?
何時頃になりますか?ここの駅は
私一人しか駅員がいないので、
教えていただけたら助かります。」
どこも人手不足ですね。
「15時までには戻りたいすが」
「じゃあ、13時41分発ですね」

改札を出るまでにトイレに行きます。
職員さんと3人で、
だれでもトイレに。
今後、私のみで同行支援することに
なるかもしれませんので、
介助方法を学びます。
用を終えるのに15分くらい
かかりました。
そうしているうちに11時45分に。
改札までに行く途中には、
階段は使用しなくても、
車椅子が通れる通路が整備されて
いました。道幅も広くありがたい。

「お昼は何食べましょうか?」
「フライ!!」
了解。
駅近くにはお食事処が。
ここに入ってみましょう。
お店の中は混んでいましたが、
車椅子の方も利用できるか尋ねると、
快く迎えていただきました。
写真付きのメニュー表がありました。
利用者さんが指指したのは、
ミックスフライ定食。
声を発するのが苦手な方にとって、
写真付きのメニューはありがたい。
私はラーメンを注文しました。
利用者さんは普段は作業所の給食か、
グループホームでの給食。
外食する機会は同行支援を受けながらの
外出した時のみ。
たまには外食も必要です。
私が注文したラーメンが先にきて
しまいました。
しまった、同じミックスフライ定食
にすればよかった。
麺なので、すみませんが、お先に。
ミックスフライ定食も出来上がりました。
フライを半分にちぎってあげました。
美味しそうだったな。
完食して、お薬を。
お薬が入っていた袋は、持ち帰ります。
ちゃんと飲んだかの確証のため。

電車が出発する13時41分までは
50分くらいあるから、相模湖まで
行ってみましょう。
この時、相模湖を見るだけのこと
に、かなりの労力を使うことになる
とは、私も職員さんも思っても
みませんでした。
長々と続く下り坂。
細い砂利道。
脇はひっきりなしに通り過ぎる
自動車やバイク。
車椅子を後ろ向きにし、
途中何回かブレーキをかけながら
車椅子は坂を下っていきます。
アクシデントが起きないか、
超ハラハラドキドキ。

ようやく相模湖に到着。
いい景色です。
桜が咲いていたらもっとよかったのに。
帰りの時間があるので、
相模湖に滞在していたのは、
たったの5分。
戻りましょう。
ん??あの坂を上らなくては!!!
こんな重労働したのは何時依頼
だろうか。
ハアハア、ヒイヒイ言いながら、
なんとか駅に戻ることができました。
職員さんからお礼にお茶いただきました。
飲んでいいたら、
「あっ、自分ばかりごめんね、
 〇〇さんも、お茶飲みますか?」
「飲みます!」
利用者さんの財布から、
130円取り出し、自販機で購入。
運動した後のお茶は格別。

無事に帰りの電車にも乗り、
帰宅の途へ。
駅に降りると、ちょうどいい
時間の市民バスがありまましたので、
市民バスでグループホームに
帰ることにしました。
バスが到着。
運転手さんに、車椅子の方が乗る
ことを伝えます。
運転手さんは、前方の2座席に
座っていた方に立っていただき、
2座席をたたみます。
スロープを敷いていただきます。
乗車すると、ロープで車椅子を
固定し、輪留めを付けていただきます。
3分くらいかかったでしょうか。
バスにご乗車の皆さん、
ご協力ありがとうございます。

無事にグループホームに着きました。
グループホームの職員さんに、
領収書を見せて、財布に入っている
金額の確認します。
往復の電車代、
ミックスフライ定食代、
お茶代、
市民バス代。
あとは、薬が入っていた袋。
問題ありませんね。
お疲れ様でした。

利用者さんに、お別れの挨拶をしました。
またお会いしましょう!
今度はどこに行くか考えていてくださいね。

電車に乗り、
食事をし、
湖を見、
電車とバスで帰宅するのに、
5時間。
健常者であれば、5時間もあれば、
もっと違った、中身の濃い、
楽しみ方できるでしょう。
障がいがあるかたはこれがやっと。
でも、利用者さんはとても楽しそうだった。
私もとても楽しかった。
はたからすれば、そんなことかと
思われるかもですが、
支えあって行動することは、
苦しみ以上の楽しさがある、感動がある。
私はそう思っています。
障がいをお持ちの方々にも、
そう思っていただきたい、
そうであっていただきたい。

そう願いながら、活動続けていきます。

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