地域おこし協力隊の「3年」について。
地域おこし協力隊として、3年目のシーズンを過ごしている。2022年4月に東京からUターンして1年任期を締結し、そして更新すること2回。10月からは、いよいよ“残り半年”という状況となる。
一部例外はあれど、「1年契約で最長3年」というのが基本的なあり方である。すなわち、必ずしも3年勤めることが定められているわけではない。任期中に起業や就業を決めるなどして、あくまで定住することが目的である。協力隊を知ってくれている人の中でも、この“誤解”はしばしば生じている。まあ、もう今では仕方のないことだとあきらめる自分もいる。
とはいえ、自分自身が3年目もこうして活動できているという事実は、誇らしいことだとも思う。もちろん地元にいることも大きいだろうが、町にとって初めての導入にも対応してくれている行政職員、いっしょにまちづくりに携わってくれている町民の皆さん、個性豊かな近隣地域の協力隊の仲間たちなど、とにかく縁に恵まれた印象である。彼らの存在のおかげで、僕は今なお活動できている。そして、今後も生活を続けていきたいと思える。
繰り返すが、3年を続けることが目的ではない。それこそ知人の協力隊には、早く自分のビジネスを本格化させたいと、2年半ほどで自ら退任を決めた人もいた。地域で自分らしくあることが何よりの目的だろうし、最長任期の3年は方法のひとつでしかない。そんな中でたまたま僕は、ご縁があったという解釈である。3年が絶対的な正義ではないと、ここに記しておきたいと思う。
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