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記事にするとかしないとか。

地域おこし協力隊として、初めてイベントに参加してきた。地元の農産物直売所「花野果市場はなやかいちば」の創業祭。事前に打ち合わせをしていた社長や専務とも顔を合わせて、社長には「SNSで記事にしてくれてありがとうね」なんてことも言われた。

美里町みさとまちの協力隊として発信するnote『みさと新報』。先週からスタートしてからここまでふたつの記事を投稿しており、今後は美里で生きる人の取材記事や、イベントに関する告知およびレポート記事で満たしていく予定だ。そして今回、花野果市場の社長には、創業祭の告知に対してのお礼を言われたのである。

その言葉を受けて、僕はシンプルに嬉しかった。「あ、見てくださったんですね。ありがとうございます!」なんて、屈託のないリアクションをしていたと思う。美里(というか地方)にはWebを扱える人やメディア自体が多くないこともあって、地方の人々は「Web上の記事になる」だけで価値を感じてくれる。

ただ個人的には、果たしてこの状況で嬉しがって良いのだろうか、なんてことも感じる。まちについてSNSで発信したいのは、首都圏の人や地方に興味がある全国の若い世代を美里に取り込みたいからだ。だから必要なのは、どのようなコミュニケーションを手掛けたらより多くの人が美里に興味を持ってくれるのかを、検証・考察すること。記事にするとかしないとか、あえて言うなれば、そのハードルはもう飛び越えて当然なのである。

とはいえ、地域の人が喜んでくれたことは事実であり、我々の成果のひとつとも言えなくはなさそうだ。地域のためになるとか、まちを盛り上げるとか。3年での成果を求められる僕たち協力隊はまず、その定義を設けるところから活動を進める必要性があるのではないかと感じている。


いつもいつもありがとうございます〜。