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読書と対話と。

年末年始を振り返ると、僕は本を読んでいた。ざっと6〜8冊ほど溜めてしまった“積ん読”を少しでも片づけたいと思い、たとえば元日に福島の友人のゲストハウスへ行く予定も、当初は車を運転するつもりだったものの電車でのんびり向かうことした。まあその車中、Podcastを聴いていたり眠りについていたりもしたのだけれども。

日々の忙しさにかまけて、というかそれを言い訳にして読書の時間を取っていなかったが、久しぶりに本と向き合っている今、それなりの充実感を覚えている。何ならもっと早く、この面白さに改めて気づきたかった。後悔しそうになる自分に、歯止めをかける。

加齢と共に本の読み方も変化している。いや、これまでの経験や積み重なってきた価値観も手伝ってくれているのだろう。ただ「読む」だけではなく、「考える」が加わった気がするのだ。作者はこう示した、じゃあ今の(あるいはこれまでの)自分ならどうなるだろう、と。僕の言葉や感覚は、いったい何と表現するのだろうと。本というツールを通して作者と、そして自分自身と対話をしているような感覚である。

対話がよいとか、そうでなかったらよくないとか、そんな話ではなくて。読書の新たな楽しさと、自分自身の変化を感じる。今日からの三連休も、また一冊の本と向き合っている最中だ。どんな内容なのか、そしてどんな自分と出会えるのか、胸を躍らせる日々である。

いつもいつもありがとうございます〜。