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アンパンマン魂を胸に!それいけ!管理職!
アンパンマンは、管理職が味わえる「至高のコンテンツ」
コテンラジオと積読チャンネルで、立て続けに「やなせたかし」さんのことを知り、 しばらくの間、脳内がアンパンマンに侵されていました。
特にアンパンマンは管理職にとって、至高のコンテンツだなと思わずにはいられません。
歴史を面白く学ぶコテンラジオ_COTEN RADIO
積読チャンネル
愛と勇気だけが友達
やなせたかしさんの言葉の中で、グッときたものたち。
ほんとうの正義というのは、決してかっこうのいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです。そしてそういう捨身、献身の心なくして、正義は行えません
正義はある日突然逆転する。 逆転しない正義は献身と愛。 正義が何かというのは難しい。後になってから気がつくことはあるけれど、その時には何が正しいのかわかりません。
普通の人でもヒーローになることはできる。でもそれは、追いつめられないとわからない。自分がやむにやまれぬ立場に立った時でないとなれません。
みんな傷つきたくないから正義なんてやらない。 でも、それではいけない。傷ついてもやらなくちゃいけない。そうしないと世の中はどんどん悪くなってしまう。敢然として自分が傷つくことを恐れずやらなくちゃいけない。
「普通の人でもヒーローになることはできる」とやなせさんは言っていますが、なかなかできるものではないですよね。
著名人が災害ボランティアとして行動していると、SNSでは必ず賛否のコメントがつくのがわかりやすい例です。
「あの人はヒーロー」だと称賛する人もいれば、「売名行為だ」「偽善だ」など否定する人もいます。
著名人の方は、これらの賛否コメントがくると分かっていないはずはなく、分かっていた上で、行動せずにはいられないのでしょう。
まさに、やなせさんのいう「ヒーロー」。
管理職もヒーロー
災害ボランティアなどの行動に限らず、身近にもたくさんヒーローはいます。
特に会社員として働いている私は、管理職はヒーローそのものだと思うのです。
戦う時は友達をまきこんじゃいけない、戦う時は自分一人だと思わなくちゃいけない。
責任は自分で負うという覚悟が必要なんだ。 何かを決断する時、何かをやろうとする時には必ず勇気が必要。
正義を行う人は非常に強いかというと、そうではない。我々と同じ弱い人なんです。でも、もし今、すぐそこで人が死のうとしているのを見かけたら、助けるためについ飛び込んでしまう。
ばい菌が絶滅すると、人間も絶滅する。耐えず両方が拮抗して戦っているというのが健康。たとえ、人間が善人ばかりだとしても、増えすぎちゃダメ。 必要悪。光がなければ影もないし、影もなければ光もない。
でも、ヒーローになんてならない方がいいけどね。寂しいし、あまりいいもんじゃない。誰かに感謝されたりもしない。
チームメンバーのため、顧客のため、家族のために、日々たたかってるはずなのに、どこか行き違って、噛み合わなくなっていく
つらくなって、周りのスタッフに助けを求めようにも、管理職の置かれている状況・苦悩はなかなか共有できないし、理解されない
毒抜きもできないまま、一人で抱え込むしかない
弱くても、自分のできる範囲で責任と覚悟を持って、挑むしかない
多角的な視点で、キレイすぎる理想だけでなく、泥臭い現実と折り合いをつけていく
やって当たり前で、やれなかったら批難を浴びる
それでも誰かがやるしかない
はぁ…つらい…。
国勢調査をみると、役員などを除く「管理職」 は令和4年時点で約25万人いるようです。(統計の読み解き方に自信がないので正しいかは不明)
傷つきながら、でも誰かのためにたたかっている、すべての管理職の方をはじめとする世の中の隠れたヒーローたちに敬意を払いつつ、私もアンパンマン魂を胸にたたかっていこうと勇気をもらった本でした。
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