東野圭吾「クスノキの番人」と祖父の思い出
僕は子供の頃、おじいちゃんっ子だった。
途中で数年父親の単身赴任に伴い関西に住んでいたこともあったが、大学まで横浜で母方の祖父母と共に3世帯で住んでいた。
唯一の男孫だったこともあり、母方の祖父は本当に僕を可愛がってくれ、そしてよく遊んでくれた。
今思うと、元々祖父自体が子供が好きで、Nゲージやプラモデルなどのおもちゃの類が好きだったということ、そして(今の僕もそうだが)あまり社交的でなく、家族と時間を過ごすこど好きだったということもあったと思う。
とにかく、祖父には本当によ