写メ日記だるかったなあってはなし

今でこそ文字を多少書くようになったが、
昔は文字を書くことが全然好きじゃなかった。

中学生の頃、宿題である自主学習ノートの最後に書かなければいけない3行日記に毎日頭を悩ませていた記憶がある。

それでいて、友達と交換するお手紙や交換ノートを書くことは好きだった。
(なんだったんだろうか。あれは。)

時は経ち、社会人になった。
義務教育も終わり、3行日記も書かなくてよくなったが、
また頭を悩ませるものができていた。

「写メ日記」である。

写メ日記が何なのか知らない人のために補足すると、
お客さんを呼ぶために夜職のキャストが書く(在籍店に書かされる)日記のことである。

店の方針によると思うが、
わたしがいた店は
「最低でも一日一回、出勤日は最低三回!」という方針だったため
本当に学生時代の三行日記が可愛く思えた。
(多い子は一日10回投稿する子もいたらしい。すごすぎる)

慣れてくると絵文字を多用した可愛らしい怪文書も真顔で淡々と作成できるようになった。慣れってすごい。

ただの日記であればまだいいのだが、
風俗嬢だったので、お客さんが来たくなるようなそれらしい内容も混ぜないといけなかった。

実際、写メ日記をみて来店した、というお客さんも多かったし、効果はあるのだと思う。
日記のネタ切れとならないよう運営が毎日ネタを追加してくれていたので何とかやれていた。

ふと、今だったらchatGPTに書かせたらいいのでは?と思ったので
「お客さんがたくさん来てくれそうな写メ日記の内容を200字くらいで書いてください。」と指示を出してみた。

ChatGPTの回答:
「今日はとても素敵な時間を過ごしました!お客様との会話が楽しくて、時間があっという間に過ぎました。まだまだお話ししたいことがたくさんあるので、次回もぜひ遊びに来てくださいね。最近のお気に入りのカフェで美味しいコーヒーを飲んでリフレッシュしてきたので、明日も元気いっぱいでお待ちしています!皆さんと過ごす時間がとても楽しみです♡」

、、完璧やないか、、、

絵文字を使っていないのにすごくかわいい。そしていやらしくない。
、、いや、いやらしさもたまには必要かもしれない。
「もう少しだけいやらしさを加えてください。」と指示を出してみた。

ChatGPTの回答:
「今日はとても濃密で甘い時間を過ごせました…♡ お客様との距離が近くて、ドキドキが止まりませんでした。次はもっと深く、じっくりとお互いを感じ合えたら嬉しいです。最近は夜になると、あなたのことばかり考えてしまって…次回もこのドキドキを一緒に楽しみましょうね♡ 明日もお待ちしてます、あなたと過ごす時間が待ち遠しいです…♡」

しごできすぎて笑った。
もっと早く知りたかった。。。

写メ日記がだるいと感じている現役の皆さんはぜひ活用してください。(強引な締め)

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