見出し画像

交通事故から1年2ヶ月【出会いに感謝】


私だからできる看護がある

 以前に、交通事故の患者さんとの出会いについてnoteに書いた↓↓↓

 患者さんとの出会いから、交通事故の後遺症がある私でも、看護師としてできることがある。
と気づくことができた。いつかまた看護師として働きたいと心から思えた時期を振り返る。




1.患者さんの痛みがわかる

 私が調子が悪い日は、患者さんも調子が悪かった。だいたいタイミングが同じだった。  
そして、その調子の悪さには波があり、
体調が悪いと気持ちも落ちていた。
気温の差や、天気によっても左右されていた。
同じ病名だからこそ分かり合える部分がたくさんあった。

『無理はだめだね。』
そう言ってお互い、声を掛け合っていた。
痛みや辛さは、経験しないとわからない。
同じ経験をしているからこそ、
分かる部分が多かったと思う。
今回、交通事故にあったことで
(できれば交通事故にあいたくなかった)
つらさがよくわかった。
患者さんの思いがよく理解できた。




2.休職前に伝えたいこと


 4回目の休職を決めた日、真っ先に、患者さんに挨拶がしたいと思っていた。
患者さんの退院までは、
きっとわたしは
ここ(病棟)にいられない。
いま、休職前に伝えたいことがある。

•時短勤務で、無理しないで働いていたつもりでも、また休職に入ること
•身体が限界だったこと
•交通事故から1年たっても、今まで通りには生活できないこと
•気づかないうちに、(無理したこと)心が
限界を迎えていたこと
•仕事は、辞めたくないけど、結局は身体が1番。
•無理はやっぱりダメ

など•••、思いを伝えた。

3.退院の日に挨拶


 なんとかその後も私は、時短で、働くことができ、患者さんの退院の日を迎えた。
入院中、患者さんとは、
身体のことだけでなく、
交通事故の書類のことや、補償内容、示談のこと、症状固定についてなどお互いに不安なことなどを話してきた。
私が、わかることは伝えてきた。
先がはっきり見えてない状態で、たくさんの不安があった。
交通事故は、身体だけじゃなく、精神的にも、
社会的にも、金銭的にも
かなりのダメージがくる。
これは本当、
経験しなければ分からないと思った。
私のこの辛さがわかる人がいる。
私だけではないんだ。
そう思っていた。
わかってくれる人の存在はありがたかった。




最後に、
患者さんは、

『本当に、すごい、支えになった‼︎
 ありがとう。』

と、
握手して、退院していった。

私の方こそ出会えて良かった。
看護師を続けていて良かったと心から思えた
出会いだった。
後遺症があり、まともに働くことができない、
そんな私でも、私だからできる看護があると
気づかせてもらえた。
患者さんに出会えなければ、
気づくことができないことだった。
時短勤務でも、復帰した意味はあったなと、
思えた。
この出会いは、偶然ではなく
必然なんだろうなとも思った。
起きていることには、やっぱり意味がある。
そう思えた。

4.おわりに

 患者さんと、このタイミングで、出会えたことは、意味があると思えた。今の私の選択した道は、一旦無期限に看護師から離れて休息に入る。
でも、これからの人生、また看護師をしたいと
心から強く思えた出会いだった。
そのためにも、今は、一旦休息に入ろう。
そう思えていた。


#交通事故
#看護師
#休職
#被害者
#仕事を辞めたくない
#今を受け止める









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?