交通事故から1年1ヶ月【患者さんとの出会い】
交通事故の患者さんとの出会い
私の整形外科の看護師経験は1年程度。
交通事故の患者さんに今まで会ったことがなかった。
そのため、
去年、私自身が交通事故にあっても、
どのような症状で、
どのような経過を辿り
どのように完治に向かうのか、
全く知識がなく、未知の世界だった。
今回、交通事故を経験したからこそ
わかったことがたくさんある。
(できることなら、経験したくなかった)
この経験から、
患者さんに伝えたいこと、
看護師を続けてきて良かったと思えた時期を
振り返る。
1.交通事故の患者さんとの出会い
交通事故を経験したから
分かったことがある。
私の経過も含め、
伝えたいことがある。
また、
私自身も同じ経験をした患者さんと話がしたいと思っていた。
(私の周りに同じような、
交通事故の経験者がいなかった。)
2.経験から伝えたいこと
•痛みがつらい
→私は痛み止めが全く効かなかった。
•日常生活に支障をきたす
→頭、頸、背中など痛いところがたくさんあり、
常に痛い日々。寝ていても、起きていても辛い。
痛みで夜中に何度も起きる。
•身体だけでなく、精神的、社会的、金銭的にも負担がかかる。ゴールが見えない。
→全く大丈夫とは言えないレベルだった。
目指している所が見えない、
真っ暗な光の見えないトンネルにいる状態だった。
•受け入れるのには時間かかる
→私は、1年以上かかった。
•まず無理はしない
→無理をして何度も悪化させた。
•医師の話は聞く
→仕事を優先して、医師の話を聞き入れてこなか
った結果、コロナ、血尿、卵巣出血等
色々身体に負担をかけた。
•仕事を優先するのではなく、まず身体のことを考える
→休めない。迷惑かけるという気持ちで、
私も仕事に復帰してきたが、
結果、身体にかなりの負担をかけていた。
•自分自身は、自分でしか守れない。
→他人は守ってくれない。
•明らかな外傷はない。骨折はしていない。
→目で見えないつらさがある。受傷しなければわからない。
•些細な言葉で傷つく。
→心にたくさん刺さった。
•優しい言葉でも、涙が止まらない。
→気持ちが不安定になり、
『大丈夫?』と言ってくれた優しい言葉でも涙が出る。•••、大丈夫じゃないから。
•••等。
私が今、事故から1年以上たっても完治していなく、リハビリを頑張っていること。
そして、
社会復帰に対しては何度も壁にぶつかり、
今まで通りは働けないことがやっとわかった。
今の私ができる働き方に変えて仕事を頑張っていることを伝えたい。
3.看護師を続けていて良かった
患者さんとのやりとりはここには書けないが、
『看護師続けていて良かった。』と
心から思えた。
交通事故を経験した私だからこそ、
伝えられる言葉がある。
この痛みを知っているからかけれる言葉がある。
外傷性頸部症候群の患者さんは、
見た目は、普通。
棒のような姿勢になり、歩き方など、
違和感がある不安定な歩き方はしているが、
(受傷してしばらく、普通に歩く歩き方を忘れたくらい。)
明らかな目で見てわかる怪我はない。
だからこそ、わかってもらえないつらさがある。
私も経験して、このつらさを知った。
他人は、目で見てわからないだろうが、すごくつらい。罹患した人しかわからない、わかるわけがない。
【罹患とは】:病気にかかること
私だからできる関わりがあり、
私じゃなきゃ伝えれないことが、たくさんある‼︎
私、やっぱり
看護師続けていて良かったんだ。と思えた。
そう思った。
4.起きていることは意味がある?
このタイミングでの、患者さんとの出会い。
交通事故から何度も休職し、今まで通り働けず、退職を何回も考えてきた。
働けないかもしれない•••。
働けないかもではなく、
今まで通り働けないのは事実。
そんな今、このタイミングでの患者さんとの
出会い。
起きている事は、偶然ではなく、
必然なのではと思えた。
起きていることには意味がある。そう思った。
5.終わりに
後遺症で今まで通りは働けない。
でも、経験したからできる看護があるとわかった。私だから患者さんにかけられる言葉があり、私だから伝えられる思いがある。まだ、諦めないそう思っていた。
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