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交通事故から12ヶ月【復帰】


職場復帰

休職期間を終えて職場復帰するが、
身体の限界に気づいた。
無理をしないで生活するためには、
どうしたらいいか、
次のステップを考えていた時期を振り返る。



1.身体の状態

この時期は
昼に近づくにつれ、頸が辛くなってきていた。
徐々に痛みとだるさが出て、
目が段々と開かなくなってきていた。
対処法は、休息。
横になって頸を安静にさせるしかなかった。
2〜3時間で回復していた。


2.時短復帰

8時半〜15時で復帰する。
勤務終了後、
リハビリして帰宅する生活だった。

復帰してすぐ4月分の給料明細が
ロッカーに入っていたため中身を確認。
昇給した基本給を見て思う。

ここまで頑張ってきたのになぁ•••。

これは本心だった。
でも、それを考えたら、
また自分を苦しめることになると思っていた。

3.夫の言葉


復帰して2日目の夜、

私の状態をみて、夫に、

『4月の方が、よかったよ。
 今は見てられないわ。
 限界なんじゃない?』

と言われた。

家族が1番わかってるなと思った。
必死になっている私がいた。
お金や、今までの経験に
必死にしがみついていた。
涙が出て来た•••。
きついのは
自分でわかっていた。

15時までの勤務でも身体がつらいのが
現実だった。
来週、上司に昼までの勤務に変更できるか
確認しよう。そう、思っていた。

4.働き方を変えた

以前であれば、勤務時間開始20〜30分前には、
情報収集と薬出しのため早く出勤していた。
今は、余裕を持っての出勤はできず、
駐車場に早くついても
車で時間になるまで身体を休息し、
就業開始5分前に
ナースステーションに入っていた。
無理をしない。そう決めて仕事をしていた。

5.身体に異変

復帰して3日目の朝

起きてトイレに行こうと歩き出すが、
めまいがした。
フラフラして
と、と、と、と、と•••。
って
まっすぐ歩けない。
復帰して2日で判断するの早いだろうけど
15時までは働けない身体だとわかった。
あ、ダメだ。
頭を動かすとめまいがする。
身体や、頸が固まりそうになっている。
休職して調子良かったのに、
いっきに悪化してる。
ちょうど連休真っ最中。
GW明けたら上司と話そう。
そう決めていた。


退職したくない


1.復帰してすぐ退職を考えた


身体が限界なのは十分わかった。
夫に、退職のはなしをするたび涙が出る。

現実を受け止めないと、と思っているが、
外側の気持ちと
内側の気持ちが一致してない。

『私は看護師をやめたくない。』

この思いは強かった。

5月からリハビリ的な復帰で、
時短勤務にしたが、
全然リハビリになってない。
しんどい。これが現実だとわかった。
受け止めないとと思った。


2.看護師ができない


採血や点滴、処置をする時、
下向く姿勢は、頸がきつい。
反対に、
ホワイトボードを見上げる姿勢も頸が辛かった。
オムツ交換、トイレ介助がつらい。
自分の身体がしんどいのに
患者さんの看護は、今はできない。
17年働いてきたんだけどな。と思っていた。

3.フルタイムからパートへ


事務に扶養内パートについて確認。
年内はパートへ変更はできない。
(収入の関係)
年内は時短勤務で、
年明けてからパートに変更することになった。
私のような働き方、フルタイムからパートの
変更は、前例がないこと言われた。

4.上司と面談


昼まで勤務OK。
今は、
できることをする働き方で十分だと言われた。
半日勤務へ変更する。

5.身体の変化


面談後から、勤務時間を変更したことで、
身体のだるさが全然違う。
だるいけど過ごしやすい。
今回の見極め早かったけど、決断して良かった。
(復帰して2日で考えた)

6.自分のことで精一杯


仕事に復帰し、
病棟内の係、月当番、研修の勉強会など
やらないといけないことは、仕事以外にもある。
もちろん今までやってきたことだった。
半日勤務でもそれは変わらない。
係は係、やらないと、と思っていた。
しかし、私には全然余裕がなかった。
自分の身体で、精一杯。
他のことを考える余裕はまだなかった。


今までも、
つわり、切迫早産、産休、育休、婦人科の術後と、何回も職場復帰する機会があった。
しかし、あの時の身体慣らしの復帰と今は
明らかに違う。


おわりに

『今の自分を受け止める』って言葉は、
文字で書くのは、簡単。
だけど、実際は、当事者にならないと
この言葉の重みを知ることはできない。
そう思った。


#交通事故
#看護師
#仕事復帰
#休職
#リハビリ

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