交通事故から1年2ヶ月【試練】
与えられた試練
人には、乗り越えれない試練（壁）はない。
乗り越えられるからこそ試練（壁）が与えられる。そう思って今まで生きていた。
私は去年、交通事故にあい、痛みと辛さに耐えられず、退職の道を選んだ。
この私の選択は、与えられた試練を
乗り越えられなかった結果だと思っていた。
人には、乗り越えられない試練があるんだな。
そう思っていた時期を振り返る。
1.乗り越えられるからこそ試練はある
今まで生きてきて、乗り越えられるから
試練が与えられると、思っていた。
交通事故以外にも、今まで色んなことがあった。でも、頑張れば乗り越えられていた。
例えば
•ピアノの発表会
•テスト
•高校受験
•看護学校入学
•国家試験
•つわり
•出産
•卵巣嚢腫出血しても痛みに耐え働いていた
など•••、私にとっては、試練だった。
今までは、
努力と根性と我慢？で乗り越えてきた。
乗り越えれるから、試練が与えられていると
思っていた。
2.交通事故の後遺症は辛かった
交通事故の後遺症は今までの試練と全く違った。今までにない痛み、辛さ、きつさだった。
痛み止めは、全く効かない。ラクな時がない。
私にとって壁が高い、乗り越えれるかな？
や、乗り越えないと。時間はかかっても、
乗り越える‼︎と自分に言い聞かせていた。
痛くてもなんとか、
『大丈夫。なんとかなる。骨は折れてない。』
と、自分に言い聞かせてここまできたが、
全然大丈夫ではなかった。
痛み止めが効かないため、
日常生活に支障をきたすほどのつらさだった。
でも、私には命がある、手も足もある。
だから
『大丈夫。なんとか元の身体に戻る。』
と、思っていた。
痛いし辛いけど、欲張ったらダメだ。
大丈夫‼︎と、何度も何度も壁にぶつかるたび
自分に言い聞かせていた。
3.試練を乗り越えられなかった
でも、全然、大丈夫ではなかった。
この頑張りは1年2ヶ月で終止符をうつことになった。私は、身体も心も限界を迎えていた。
退職の道を私は選択した。
試練って•••、
乗り越えられるからあるんじゃないの？
全然乗り越えられなかったけど。
と、私の心でモヤモヤが残っていた。
定年まで働くつもりでいたこの仕事•••。
なりたくて、頑張ってなった看護師。
こんな辞め方、誰も予想していなかった。
交通事故の前の生活には、
戻ることはできなかった。
試練を乗り越えられなかった。
4.夫の言葉
ある休日、買い物に向かう車の中で、
私
『私さ〜、試練って乗り越えられるためにあると思っていたけど、今回の交通事故を経験して、
乗り越えられない試練ってあるんだね。
と、思った。
私は、乗り越えられなかったよ•••。』
と、夫に言う。
夫
『いや、乗り越えれたんじゃない？
乗り越えれたから次の道に行こうと
決意できたんじゃない？。』
私
『えッ？•••。そうなの？乗り越えれたの？』
涙が溢れ出てきた。
（↑情緒不安定•••笑 すぐ涙出る。）
私は、
乗り越えなきゃ行けない壁を
元通りに、今までと同じように看護師に
戻ることだと思い込んでいた。
全然元の生活には戻れなくて。
苦しくて、険しい道のりだった。
毎日つらくて、楽しくなくて、
ワクワクすることもなくて、地獄の日々だった。
そんな毎日を、必死に送っていた。
なんで、働けないの
なんで、具合いわるいの
そればっかりだった•••。
5.乗り越えていた
数日前、夫の言葉をきっかけに、気づくことができ退職の道を選択できたところだった。
私が見つけた『自分の進む道』
今、
一歩踏み出したところ。
ずーっと試練を乗り越えられなかったと思っていたけど、
乗り越えられたから、今の私がいるんだ。と
気づくことができた。
今の私は
痛みは変わらず、辛いけど、
ワクワクすることに向かって、
やりたいことをやり始めている。
生活していて地獄みたいなんて全く思ってない。
むしろ、込み上がってくるワクワクが今の私にはある。
6.おわりに
今回、私は夫の言葉で、試練を乗り越えることができたと気づけた。
『自分の進む道』のゴールは、全然見えていないけど、今の私の心は、辛くないし、苦しくない。心からワクワクが溢れ出ている感覚がある。
試練は、乗り越えられるから与えられるモノなんだ。
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