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「好き」に理由は要らないけれど、理由もあれば尚強い


初めまして、正田やすしです。色々やりたいことはあるけれど、初めてのnoteなので今日は自己紹介的なものを。

正田は、ノービターというバンドでボーカルギター作詞作曲をしている。2006年東京で結成。活動歴は15年くらい。正田が初めて組んだバンドがこのノービター。永遠に終わらない学祭のようなこれは、最終的にはZeppツアーを希望。そしてそのツアーは毎年のように繰り返されるのだ。
ノービターのプロフィールには「命とこの世の不条理をかき鳴らすロックバンド」というフレーズがあって。その2点において歌いたいことが尽きない。


不条理について

突然命のことから話し始めるとヘビーになっちゃうから。こっちから先に書くね。
あれは高校生の頃。コンビニでバイトをしていたらガラの悪いお客さんに理不尽に怒られた。更に、接客は謝るのが基本と店長から納得のいかない説明を受けた。これが世の中というもの?ちゃんちゃらおかしいぜ。
他にも。歩きタバコや電車内でのマナー、映画館での配慮、傍若無人な人間の多いこと多いこと。そういう連中に常にストレスを感じながら生きてきたけれど、いざそれを口にするとやれ心が狭いやら怒るほどのことじゃないやら正田さんの方が怖いやら。そうやっていろんな人が、言うべきことを言わないできたから傍若無人大国ニッポンが出来上がってしまったのではないのか?おかしいことをおかしいと口にする、そんな当たり前の曲があったっていいでしょうよ。そういう傍若無人マンに向けて、またダンマリ静ちゃんに向けて、このテーマでの作詞を俺は辞めない。歌う理由の1つ。

命について

ある出来事をきっかけに、死を身近に感じた。それはとても突然だった。
予期できる死(寿命を全うした死)だって十分に悲しい。いくら心の準備をする時間があったって、その心の準備は完了するはずがない。
それなのに、それよりも、更に辛い。昨日までの当たり前が、突然失くなってしまう。衝撃という言葉や深い悲しみという表現では足りない、おっきくて真っ黒なものに包まれた。ずいぶん落ち込んだ。引きこもった期間もあったし音楽ができない期間もあった。
で、そういった時間を過ごして思ったんだよね。誰しも、大切な友人や家族や隣にいる人と、明日会えなくなるなんて思ってないよなぁと。ここ日本においては、明日も当たり前の日常が続くと思い込んでる人が圧倒的多数だと思う。でも、残念だけどそうじゃないかもしれないんだ。今日楽しく過ごせたことが、今日大切な友人や家族や恋人と過ごせたことがいかに奇跡的なことか。楽しかったー!で終わらず、噛み締めないといけない。いけないというと語弊があるな、噛みしめることくらいしかできることがない。だったら嚙みしめようぜ。それが俺らのできる精一杯だ。毎日を噛み締めながら生きた人と、楽しかったー!で終わってしまう人とでは、突然の悲しみがやってきてしまったときの響き方がきっと違う。毎日をいかに大切に過ごすか。生きていく上で一番大事なんじゃないかと俺は思った。
このことは、友人一人一人にラインで長文を送って訴えてもあまり意味がない。でも、同じ思いをする人の心構えが少しでも変わって欲しくて。(同じ思いなんて誰もしないのが一番だけれど)
そういった経緯があって、このテーマでの作詞を俺は辞めない。作り話だのお涙頂戴だの言われてしまうこともあるけれど、これは俺のリアルだ。歌う理由の2つ目。


単純に音楽が好き

理由ばっかり書いてるけど、もちろん音楽は大好きで。好きな方々を羅列していくとサカナクション、アジカン、スピッツ、バンプ、エルレ、ストレイテナー、アシッドマン、ゆず、ゴイステ、globe、マイラバ、川本真琴、光GENJI、坂本龍一、シガーロス、レディオヘッドなどなど…本当は1組1組のオススメの曲とか貼っておきたいくらいだけど、本筋とズレちゃうのでやめとこ。

俺の歌う理由が、そのままバンドのテーマになった。きっかけはTwitterでもサブスクでもnoteでも何でもいいし、サウンドから入ってもメロディーから入っても声質から入ってもらっても構わないのだけれど、もしあなたがノービターの曲を少しでも気に入ってくれたその時は、歌詞に込めた部分を是非感じ取ってほしいと思う。何でもネットで済む時代、楽曲のインスタント化もものすごい速度で進んでいると思う。そんな中で、あなたに刺さって抜けない楽曲を、一つでも多く放てたら良いなと思っている。

今日はこんなところで。また。

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