コロナ禍の居酒屋で感じた「正直であること」の大切さ
昨日から出張で鹿児島へ。
夜ご飯に1人で居酒屋に行ってみたらコロナの影響か金曜日なのにガラガラ。
僕ともう1組しかいない。
店内に入ると、店長っぽい人が出てきて一言。
「お一人だと一品一品頼むとあまり種類が食べれないと思うので、なんかプレートでまとめてお出ししましょうか?」
なんか勢いで「あーはい」って言っちゃった。
内心好きなもの食べたかったなーと思ったし、そもそもそれいくらなんだろう?とも思った。
1人だしチビチビ飲みながら、ダラダラとつまみを食べようと思ってたんだけど、一気にプレートで用意される僕の飯は、もちろん全部出来上がってからしか出せないのでなかなかこないわけよ。
程なくしてプレートがやってきた。
大皿の上に、サラダに唐揚げ2個に地鶏の刺身が数切れにキビナゴの唐揚げが数匹に豚トロ焼きがちょこっと。
それを食べてる間に、他のお客さんが店内に入ってきて、そっちは3人組くらいだったけど、同じように「なんかまとめて鹿児島っぽいものお出ししましょうか?」と言っていた。
そういえば先に来ていた2人組の方もオーダーせずに料理がちょこちょこ運ばれてるのを見ると恐らくこちらも「なんかまとめて方式」でお送りされてんだろう。
僕が食べてる間に店長らしき人が来て「量足りますか?足りなかったらまたこちらで何か出しますよ」と言ってきた。
またそっちチョイスで出すの?
焼き鳥食べたいです!
と言ってみたが、焼き鳥はやってないっす!と言ってた。
メニュー表には書いてあったし、前回来た時は食べたので、恐らく「今日は」やってないのだろう。
結局、僕は居心地が悪くてそのプレートを駆け足で食べて、ビール2杯だけ飲んでホテルに戻った。
お会計は3,400円だった。
正直であることは大事
たぶん今回の居酒屋さんは、コロナで客足が止まり、店内の食材在庫もあったし、出来れば余ってるものから使いたかったんだろうな。
2人のスタッフで3組のお客さんの相手して、明らかに本日の売上は足りない状態なので、出来るだけ利益率の良いメニューを食べて欲しかったんだろうな。
もう長く続くこのコロナでいちいち右往左往させられてうんざりして、またお客さん減って、やってらんねーよ!ってなってたんだろうな。
予約の電話してきた相手に人数聞いて「今日は22時には閉めます」って言って断ってたし。
つまり、お客さんもそれぐらいの想像はつくんだよな。
雰囲気と態度見てりゃ誰でも分かるんだよな。
そのこと自体を1ミリも責めるつもりはないし、同じ事業者としてキモチは分かる。
だから、正直にそう言って欲しかったな。
「コロナでお客さん少なくて、食材余らせてるので、こっちにおまかせで出させてくれないですか⁉︎」
「開けてても採算取れないので、22時に閉めさせてください!」
「お客さん少なすぎて採算合わないので、焼き鳥は今は出してないんです!」
そんな風に正直に言ってくれれば、全力で協力したくなるのに。
気持ちよくおまかせプレート食べて、なんなら出来るだけお酒飲んであげようと思ってハイボール+3杯くらいいっちゃうのに。
正直になるのは、確かに勇気のいることだし、怒っちゃう人もいるかもしれない。
でもたぶん正直にそう言って協力してくれた人はまた店に来てくれる。
また応援してくれる。
人は、特に目立ちたがらない特徴を持つ日本人だと尚更、応援されるよりも応援する方が得意だし、居心地がいい。
理不尽なコロナ世界で、やる気を無くしたり、自暴自棄になることもある。
丁寧に真面目にしたってお金にならないこともある。
でも、そんな時だからこそこれからの世界で生き残っていけるのかどうかを試されてる気がする。
みんなが怒りや悲しみやストレスを抱えている世の中だからこそ、誰かに優しくなれる人や自分に正直になれる人が魅力的なんだろうな。
ちなみに、どう足掻いたってビジネス的に見ても正直な方が売り上げは上がるし、今後の生存確率も上がる。
それは多くの人たちがすでに実証済みだから間違いなくそっちに振ったほうがいい。
僕も正直になろう。
最近カネがないので、誰か仕事ください。
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