【必須】面接で「強み・弱み」の伝え方
面接で「あなたの強みと弱みを教えてください」と聞かれることが多いですが、その答え方にどうしても迷ってしまう場合があります。
特に弱みに関しては、「正直に答えていいものか」と考える人や、弱みは出てきても強みはわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、自分自身の強みと弱みの見つけ方、面接での答え方をご紹介します。
強みを考える際の2ステップ
<STEP1 成功した具体的なエピソードを把握する>
まず初めに自分の過去の成功体験・頑張った経験を挙げてみましょう。この作業を行うことで、自分の強みの素となる部分が見えてくるだけでなく、自分の強みとそのエピソードを紐づけることができ、説得力が増します。
<STEP2 成功した具体的なエピソードから強みを抽出する>
例えば、「部活動でメンバーの士気を高め、全国大会に出場することができた」というエピソードから、工夫力や行動力、相手の立場になって考える力など、複数考えられます。その中で、特に自分が伝えたいと思う強みを選定しましょう。選定基準は志望企業が求める能力かどうかです。
志望企業が求める能力から逆算して強みを見つける
もう一つの方法として、企業が求める能力や強みから逆算して、自分の強みを見つける方法があります。
志望企業が求める能力や強みに対して、それを証明できるように自らの成功した経験を洗い出してみましょう。
弱みを考える際の2ステップ
次に、弱みの見つけ方について紹介していきます。
前提として押さえてほしいのが、弱みをなんでも見つければいいというわけではありません。
企業は一緒に仕事をするにあたって、致命的な弱点がある人物を採用したいとは思えません。例えば、できたばかりのスタートアップ企業に対して、私の弱みは行動力が無いことですと答えてしまうと、残念ながら採用される確率は低くなります。
企業や業界によってそれぞれ必要不可欠な適性と能力があるため、自分が志望する企業の特徴を度外視した、評価を下げるような内容は控えるべきでしょう。
それを踏まえたうえで、弱みの見つけ方は以下です。
①自分の失敗した経験をいくつか挙げ、その原因を認識する
②失敗した原因から、自分の弱みとなる要素を考える
<STEP1 自分の失敗した経験をいくつか挙げ、その原因を認識する>
まず初めに失敗した経験を何個か挙げます。ネガティブな経験になるので、自分のできないことや弱い部分が見えてくるでしょう。
しかし、面接官は単に失敗した経験を聞きたいのではなく、背景にある失敗した経験とそこから見えてくるその人の弱みや人柄を知ろうとしています。
そのため、失敗した原因まで追究し、自分の弱みをより具体化していきましょう。
<STEP2 失敗した原因から、自分の弱みを考える>
失敗した原因を特定できたらその失敗した原因から自分の弱みを見つけましょう。
例えば、「企業で長期インターンシップを行っていた際、学業との両立から業務を処理しきることができず社内に迷惑をかけてしまった」という失敗した経験があったとします。そこには、スケジュール管理能力の無さ、処理スピードの遅さなど、いくつかの原因があったと言えます。
その原因から自分の弱みを抽出します。上記の状況だと「全体像を意識することができなかった」という点になるでしょう。
そして、見つけた弱みをどう改善するか具体的な解決策を考えておきましょう。
例えば、「全体像を意識することができなかった」という弱みに対して、「物事に取り組む前にやることリストをつくる」という打開策が考えられます。
面接で話す際は、ただ自分の弱みを話すだけでなく、見つけたときに弱みのままにせず改善するといったポジティブな姿勢を志望企業に伝えましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。周囲と差をつけるためにも、強み・弱みとなるきっかけを具体的なエピソード踏まえて話すことを心がけていきましょう。
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