見出し画像

コロナ禍に水戸ホーリーホックにハマった私の話。

私の応援する水戸ホーリーホックが、今季初勝利を収めました!

それはもう最高でしたしゴールの瞬間なんて家族全員がぴょんぴょん飛びましたし!

水戸ホーリーホックのすべてが好きな私、仕事の休憩時間にはTwitterとInstagramをオーバーチェッキングからのオーバーリロード(やり過ぎてリロード規制くらうレベル)、勤務中もしっかり胸ポケットにさしたボールペンのエンブレムに忠誠を誓うという熱の入れようですが、実はつい半年前まで、ほとんどJリーグに興味ない状態でした。

自分でも驚きです。

私に関わるまわりの皆様も「え、なにおまえ急にどうした??」とドン引きしているような現状に、沼に落ちる、とはこういうことなのだなーと改めて実感しております。

スポーツをほとんどしてこなかった私にとって水戸の勝利で味わう高揚感は格別であり、選手の日々努力している姿、勉強している姿、仲良くわちゃわちゃしている姿(これが最高にたまらん)を知っている身としては自分の事のように嬉しく、この感覚ってまさに家族、水戸ファミリーなんだなって。

この距離感を実感したら、ますます夢中になっちゃうんですよね。

サッカーが身近にあっても何故かハマらなかった過去

多感な小学生時代にJリーグ開幕を全身で感じ、青春時代に自国開催のワールドカップを体験できた私は、日本サッカーの歴史においても一番良いところを味わっている幸せ世代といっても過言ではないわけですが、前述の通り今までほとんどJリーグを観ていませんでしたし、特定のご贔屓チームがあるわけでもありませんでした。

小学生の頃、近くのスタジアムにリトバルスキーが来る!ってだけでよくわからないままリティ!リティ!とチャリでジェフ戦を観に行ったり、ワールドカップにおいてはお祭り騒ぎに乗っかりたくて、深夜のネカフェで粘ってチケット購入し神戸までブラジルユニホーム着て弾丸観戦したこともある、けど。

それでも特にサッカーにハマることはなかった私。贅沢なやつやな。

その後もテレビで日本代表の試合をやってたらまあ観るし、国立や埼スタで代表戦があればなんとなく観に行ったりとか。

画像1

(↑思い出の品)

とにかく緩い中でも一際ゆるゆるな観戦スタイルでした。

なんなら彼氏がやってるウイイレを横目で見るだけでサッカー欲は満たされてた感。浅い。

結婚して、転勤で茨城にやってきたあとも、ゆるゆる観戦モードを貫く私。

昔から事ある毎にちょいちょいサッカー関連のイベントに誘ってくれる旦那。

水戸にJのチームがあることはもちろん知ってたし、誘われてスタジアムに行ったこともあったけど、また来よう!という流れには至らず。

当時、子供が幼稚園でもらってくる水戸ホーリーホックのチラシを見ながら私は、

いやいや、幼稚園児と赤ちゃん大人しく90分見てられるわけねえわ〜

てか子供はタダでも大人はお金かかるんでしょ〜?チケットいくらか知らんけどお高いんでしょ〜?

と思って華麗にスルー。

思い返すと、公園でフワフワのイベントがあるらしいーって行ってみたり、龍の着ぐるみがいるーって写真とってもらったり…

あれ…水戸ホーリーホックとかなりニアミスしてるぞ…?

その際にチラシをいただいたり、ステッカーをいただいた記憶がほんのりあります。

何度も水戸ホーリーホックのアプローチを受けながら、まったく歩み寄らなかった私。

なぜ?なぜ刺さらなかったんだ??

もったいないよォ!!!

刺さったのは多方向からのきっかけがあったからかも?

今やサポクラ&シーパス&ユニホーム持ちの全力応援体勢に加え私だけひとりで有給とって公開練習見に行っちゃうくらいに無事成長(?)したわけですが、一体この数ヶ月間に私の中にどんな変化があったのか。

そこにあった数々のきっかけは、まさにタイミングもあるけど、「サッカーに対する興味」とはまったく別のものだったと思います。

ほんとに数ヶ月前までは、先にハマった旦那がどうしてもサポクラ入ってシーパス買いたい、ユニホームもほしい、DAZNの年間視聴パスも買いたいっていうのに対して

「いや高ぇわ…いきなり突っ込まないで行ける時だけホーム戦行こうや…」

って思ったし実際言ったし、結局旦那は自分のお小遣いで買ってた。ほんとごめん。

おそらくは「サッカー観戦」に対してかなり古い固定観念みたいなものが私の中にあったんだと思います。

サッカーが本当に好きじゃないと、知ってる選手のいない試合見ても楽しくなんかないでしょ、子供が飽きちゃうでしょ、と。

でも水戸ホーリーホックは、様々な伏線を張り、実にいろんな手口で巧妙な罠を仕掛けてきていました。(言い方)

以下はわたし的沼入り口ポイント。

①スタグルが豊富で美味い

画像2

昨年のホーム最終戦にスタジアムに行った時、タイムテーブルを把握しておらず、ご飯を食べてからキックオフ時間に合わせて行きました。

行ってみたらスタグルがたくさんあって、お祭りみたいで。あ〜ご飯食べないでもっと早く来れば良かったねと。コロナ禍では久しぶりに見た景色にテンション上がりました。子供達も「次来た時はあれ食べようね!」と、自然と「次」を考えるきっかけになりました。

②すげえ選手が近い

そのままシーズンオフを迎えましたが、旦那から「選手のサイン会があるよ」って教えて貰い、えっ現役の選手の?生選手見てえ〜ってなって軽い気持ちで参加。

その時来てくれていたのが森勇人選手。


めちゃくちゃカッコイイ…!うわ、本物のサッカー選手が目の前にいる…う、うわ〜…うわ〜眩しい〜…直視出来ねえ〜!

あまりのオーラに「これからも頑張ってください」って言おうとしてバグって「頑張ります!」と絶叫してしまう我が子。

そんな我々に森勇人選手は優しく微笑みかけてくれまして、子供に合わせてしゃがんで、「そっかあ。頑張るんだね。うんうん。(頭ぽんぽん)一緒に頑張ろ。」と!

\あたまぽんぽんは惚れてまうやろー!/

コロナ前、すでに引退した某サッカー選手のイベントを見る機会があったんですけど、その時は護衛のスタッフがめちゃくちゃいて、絶対に近寄れない状況だったんですよね。

プロって、そういうものかと思ってたから。

ちょっとびっくりして、でも決して安売りしてるわけではなくて、コロナ禍という特殊な状況でも、選手に対する最大のリスペクトと、ファンのためを思ってぎりぎりまで距離を詰めさせてくれる、水戸ホーリーホックのフロントの姿勢に感激しました。

(もちろん我が子は無事に森勇人選手にハートを撃ち抜かれました。)

③すげえフロントが近い

その激アツフロントのみなさん、とても楽しそうにお仕事されている。そしてなんとも気さく。なんと社長がサポーターと普通に会話する。話しかけてくる。Twitterで普通にリプってくる。え?距離感バグってません??

他のスタッフさんも「こないだ○○に来てくれましたよね〜」とか言ってくる。何百人も、何千人も対応しているであろう方々が、ひとりひとりのサポーターと向き合って話してくれている。覚えてくれていたりする。

自分の意見が、思いが、直で伝わる距離感。

想像していたJクラブチームとはまったく違う。新参者の自分達も、このクラブを一緒に支えていくことが出来るのかもしれない。

「一緒に」「一体感」これの心地良さを初めて実感しました。

故郷を離れて、どこか茨城に感情移入できていなかった私にとって、これはめちゃくちゃ大きかった。

④デジタルコンテンツの楽しさと、意表を突く豊富な仕掛け

画像3

ホリデジなる動画コンテンツを提供している水戸ホーリーホック、これで選手の普段のトレーニングの様子などを見ることが出来るのですが、これがまーーーかわゆい。シーズン前ということで、新しく加入した選手を覚えるのにも大活躍。

キャンプ中には突然インスタライブが始まったりもして、練習中とはまた違った表情を見せてくれたり。いやほんとかわいくて面白い。きみたち最高かよ。

時を同じくして開催されたJリーグマスコット総選挙では、まさに水戸ファミリー一体となって、マスコットのホーリーくんを超応援!

毎日Twitterを開き、Jリーグのアプリを開き、ホーリーくんに投票する。もう日課になっていました。

もうお分かりだと思いますが、この時点で完全にハマっています。試合を見ていないのに。開幕に向けてのワクワクだけでこんなに。水戸ホーリーホック、恐ろしい子…!

さあ、これで開幕を迎えるわけです。

トレーニング中にあんな顔やこんな顔を見せていた選手が、見たことない真剣な顔つきになって、水戸のためにピッチに立つ。ひとつのチームとして、初めて。その初めてを共有する。これがもう感無量。

この話を聞いた友人からは、「子育てかよ」って言われました。それな。

他にも水戸ホーリーホックはたくさんの企画を矢継ぎ早に発表してきます。

真面目なものから面白いもの、勉強になるもの、参加型のもの。

それぞれがクオリティ高く、熱がこもっている。とても語彙力が追いつかないんですが、毎日が本当に充実するし、楽しいです。

⑤家族で共通の話題があるのは楽しいよ

我が家はもともとおしゃべり一家ではあるのですが、それでもやはり最近はコロナ禍の影響もあってか、YouTubeやらSwitchやらで個々に過ごす時間が多くなっていました。

水戸ホーリーホックを応援するようになってからは、リビングでDAZNを見てると自然に全員集まってきてたり、サッカーのルールについてワイワイ話したり。

生活の中でも、数字から背番号の話になる。

私「今日学校終わるの何時?」

子「バッキー、けんしん!」(14:30の意)

という感じ。暗号みある。

注:

バッキー(椿直起選手:背番号14)

けんしん(高岸 憲伸選手:背番号 30)

子供による布教はエグい

今、子供たちはオンライン学習用に1人1台iPadを持たされています。当然それを使って学校で水戸ホーリーホックのホームページを閲覧するうちの子供たち。

選手ページを先生やクラスメイトに見せ、どの選手がカッコイイかを聞き、その選手のポジションと見どころを説明するといった事をやっているうちに、「昨日いば6見たよ!」「次の試合いつ?」などなど、声が掛かるようになったとか。いいぞもっとやれ。

その流れで私にも、子供ちゃんから聞いたよ〜最近水戸観に行ってるんだって?と保護者や先生から声が掛かるように。

たま子ちゃんすごい楽しそうだから、しばらく行ってなかったけどまた行ってみようかな〜なんて言われると、すごくうれしい!

なぜか向上する女子力

水戸ホーリーホックを好きになって、変わったこと。それは、自分に対する意識。

健康診断の結果から、運動不足を散々指摘されつつも無視していた私ですが、選手がキツイ〜と言いながら筋トレ頑張る姿を見てスイッチが入り、地味に運動を続ける事に成功しています。2ヶ月続いてます。偉すぎです。(あわよくば痩せたい)

また、お風呂上がり、子供のお世話を言い訳にスキンケアをサボっていましたが、新里涼選手がすごくちゃんとスキンケアしているのを知って、「あんなに忙しい人がちゃんとしてるのになにサボってんだ私…」ってなって、最低限ちゃんとするようにしました。

使っていたスキンケアアイテムが偶然ニイザとおそろいだったという事もデカい。

おかげ様でお肌の調子はとても良いです…

ありがと、ニイザ。

あとこれは女子力とは違いますが、ホーリーくんを車に乗せ、水戸のステッカーを車に貼るようにしてから、より安全運転を心掛けるようになりました。

水戸の看板を背負って茨城ダッシュなんかするわけにいきませんし、ホーリーくんを乗せているのに急ブレーキをかけたりしたら大変です。

車間距離をとります。道も譲ります。黄色で止まります。だって水戸のステッカーを貼ってるんだもん!

水戸のおかげで、やさしい気持ちで運転できています。

まだまだ楽しみなことがたくさん!

画像4

さて、コロナ禍に水戸ファミリーになった私たち。声出し応援、チャントを、過去の映像でしか知らないのです。

もうすぐ解禁されるであろう声出し応援、チャントの大合唱が楽しみで仕方ないです。

今こんなに楽しいのにまだまだ上があるなんてヤバくないですか?

ほんと、身震いちゃいます。

すごく長くなりましたが、こんな経緯で、私は今、水戸ホーリーホックを応援しています。

何かに夢中になりすぎることは、時として、何か別のものに悪影響を及ぼす事になりかねない場合もありますが、私の場合はそれもない。

水戸のおかげで仕事も頑張れるし、家庭も平和だし、女子力も上がるし、運動不足も解消されたし、安全運転だし、毎日楽しい。(あやしい広告みたい)

私の楽しい気持ちが、誰かの水戸ホーリーホックの入り口に繋がるかもしれない。

入り口にきたら、きっと水戸が用意したたくさんのきっかけに気づいてくれて、扉が開くかも?

そんな輪がどんどん広がってくれたらいいな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?