【創作活動の話】選挙を通じて考える自作の宣伝方法

統一地方選挙でしたね。
投票してないやついる? いねえよなあ!

前置きもしていますが、本筋は創作活動に関するお話であり
政治的な色などを語る予定は一切ありません。

要約

  • 選挙の候補者選ぶのも、人の作品からスキを選ぶのも、観点としては一緒なのでは?

  • つまり選挙で投票してもらうような行動をとることが、自作を他の人に見てもらうことにつながるのでは?


背景

今回の選挙、自分の所は議会議員選挙のみであり、それも当選枠数に対して立候補者がそれほど多くなく、倍率おおよそ1.2倍という「おそらく何か宣伝をしていれば受かるであろう」という雰囲気がありました。
また議会議員選挙ということもあり、無所属の立候補者も多くおり、バックについてる政党で吟味という事も特に考える必要が無い選挙だったと思っています。

さて。
選ばれる側はそうであっても、選ぶ側は一人に絞らねばなりません。

ということで「よっしゃ候補者一覧調べようか」とページを開くと
そこには10人以上、数十人にものぼる候補者一覧があるではないですか。
ファーーーーーーひとりひとり調べるの面倒くせえ!!
しかもこれがまた厄介なことに、候補者によっては自己紹介とか意気込みとかをまとめたページすら無いという体たらく。判断基準が無え!!!

そこまできてふと考えたのです。
これはつまり「昨今の溢れかえる創作物たちから自作を選ばれるにはどうすればよいのか」ということに繋がってくるのでは……?


何から選ぶか

さてじゃあ、候補者(=見たい作品)を選ぶときにどう調べて、何を判断基準にするかというところを考えてみましょう。
これはあくまで「自分ならここを見る」という一例なので、全員に当てはまるものではないということをご留意ください。

概要を見て、自身の好みに合っているかどうか考える

特に国会議員を選ぶ小選挙区制とかならここが重要になってきますね。「その人のマニフェストや意気込みが、自分のやってほしい事、求める政策と一致しているかどうか」という所です。
それを確認するために候補者一覧の紹介ページや候補者、ないし政党のHPを探し、そこからそれぞれの候補者の意気込み等についてみていく、と。

創作活動に落とすなら、
「作品の概要やジャンル、あらすじ等が見やすく整理されている、またそうされたHP等がある」ということになります。
本編がどれだけ面白くても、その入り口となる部分で共感してもらえなければ選んでもらえないのです。

背後の組織を見る

要は候補者が所属していたり応援していたりする政党や組織がどういうものか、その組織は自分の期待を応えられるタイプの組織か、という事ですね。
「この人は悪いことを言っていないと思うけど、所属がホニャララ党だし……」とかいうやつです。

創作活動に落とすなら、ここで見られてるのはおそらく
「作者自身の性格」あるいは「作者の過去作品から判断できる作風」と言ったところでしょうか。
「この作者は鬱展開の作品が多めだ」とか「この作者はセリフ量が多く小難しい言い回しをする」とか、そういう感じのものかなあと思います。

現職か新人か、ないし実績を見る

現職の議員であれば、何かしらの実績を積んでいるものと思われます。そこの実績が目覚ましいものかどうかというところも、選ぶかどうかの判断材料にもなります。現職だったけど成果が分からないとかだと選ぶ気が起きないし、逆に成果が好みに合ってたらまた投票しようかなとなったりするし。

創作活動に落とすなら
「過去の作品に関する実績(閲覧数やランキング、賞レース等)」などにあたるかと思います。
過去にバズった作品の作者なら、今回もある程度の品質は保証されている可能性が高い!という話ですね。そもそもその実績を得るまでが一苦労という話ですが。

そして、多分ここまでは「それほど候補者が多くない」場合の話です。
今回の議会議員選挙みたいな「候補が多すぎる」時に
最初にかけるふるいは何かというと。

名前を聞いたことがある

今回の選挙での気づき、主にコレです。「あ、この名前どっかで見た/聞いたことがある」というレベル。
つまり何かというと「ポスター」「街頭演説」「選挙カー」です。
あのハチャメチャに迷惑がられている選挙カーですら、よくSNSで「選挙カーうるさすぎて絶対この候補には投票しない」と言われる選挙カーですら、ほぼ間違いなく投票へのポジティブな効果を発揮しているのではないかと考えます。なぜなら名前が記憶のどこかに残るから。そして一部のネガティブレスポンスより、少なからず名前を覚えてもらえるというポジティブレスポンスの方が効果がはるかに大きいから。

創作活動に落とすなら、まあ基本のキかもしれませんが
「継続的な自作の宣伝活動」に尽きると思います。
よく定期Bot(もうTwitterでは使えなくなったと思いますが)などで自作の宣伝をツイートしていたりするアレです。
効率よく実施するなら同じ時間帯ではなく、色々なフォロワーの活動時間に合わせて様々な時間で目に入るように定期ツイートを実施するとか、そういう工夫を凝らすのも良いかと思います。
ここに関しては「いやでも自分の宣伝ツイートでTLを埋めるのもアレだし……宣伝ばっかりうるせえなって思われるのもアレだし……」と思っていた所もあり中々踏み込めなかったところではあるのですが、「俺は選挙カー!」という意気込みを持っていけばなんとかなるかもしれません。もちろん効果も選挙カーなので、一部の人にはネガティブレスポンスが無いとは言い切れませんが。


まとめ

選挙の投票先を選ぶために実施する行動から、自作を選んでもらうためにできる宣伝方法を検討してみました。

  • 作品のジャンルや概要をしっかり明記する。
    また、そうしたホームページなどを用意する

  • 過去作品の傾向などが分かりやすいようにする。
    また、作者としても普段の言動を心がける

  • なんか大きめの実績を作る

  • 自身を選挙カーだと思い込み継続的な宣伝活動を行う

あなたが頑張って作った作品が、宣伝によってまだ見知らぬ誰かの手へ届きますように。

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