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ごちゃごちゃをスッキリさせる方法

2022年に入ってから、
私は「ごちゃごちゃしたことをスッキリさせる」方法を
紹介する講座を作るために、友人たちにお願いし、
できるだけごちゃごちゃした話を聞かせてもらうことにした。

ごちゃごちゃに絡まった話を2時間ほど聞きながら、
友人の話している言葉をメモしていく。
そんなやり方で、リアルでもオンラインでも話してみた。

数人のごちゃごちゃした話を聞いて、一つ気づいたことがある。
ただ話を聞くよりも、メモしながら聞いている方が
話の内容に専念できるのだ。
たとえ内容が重くても受け止めなくて済むのがありがたい。

ごちゃごちゃした話というのは、その人自身がうまく
消化できていないことだから、なんとなく、重い話だ。
そんな話を真正面から受け止めるのではなく
物語に出てくる話のように、聞くことができた。

ある人は、「ごちゃごちゃしていたのが、
スッキリした」と話してくれた。
メモをしながら聞くというのは結構いいなと思った。

もちろん、話をしただけで、問題が解決するというわけではない。
大人になって、人に話すだけで解決するような問題って
なかなかないんじゃないかと思う。
特に利害関係のない私に話しているのだから。

でも、話をすることによって問題の全容が把握できる。
すると、自らの不安な気持ちを認めることができて
自分や他人への批判の気持ちを認めることができると
前に進めるんじゃないかと思う。

普段、見たくないからと蓋をしていることや
気づかずに見過ごしてしまうようなことも
誰かと一緒にだったら見れるかもしれない。
勇気を出して見たくないものを見つめてみると
意外なことが分かってきて
次に進む気になれるんだと思う。

とはいえ、
私が人の話を聞ける時間や労力は限られているから、
私は自分自身で考えを整理する方法を
人に伝えていきたい。

頭の中で考えているだけだと負担が大きなことでも
紙に書いて読んでみると誰かと一緒に考えた時のような
視点の変化が起きることもある。

考えを整理する方法を簡単に説明する。

まずは考えていることを付箋に書く。
1個の付箋に一個の考えを書く。
うまくいかない愚痴だったり、
混乱が起きた時の状況だったり、自身が考えていることなら何でもいい。

考えていることを書き出し終えたら
その付箋の中で特に気になるものを
一個選ぶ。

そしたらその付箋の内容が原因で引き起こされる結果を
他の付箋の中から探す。
そしてこんなふうに並べ、↑でつなぐ。

結果

原因

次に、結果となっている付箋の内容が原因となって引き起こされる結果を
探す。そうやって
結果を上へ上へとつなげていく。

結果

結果(原因)

原因

原因と結果をつなげていくうちに、
だんだんと自らの気になっている出来事の全貌が明らかになっていく。

もちろん書いても分からないこともある。
特に未来のことはわからないことだらけ。
でも、字に書いて読むことで
「これは考えても分からないことなんだな」
と一旦諦めることもできる。

私は一時期病んでしまったことがあって、
今では健康だけれども、たまに嫌な記憶が戻ってきて
思考がネガティブになりすぎることがある。

そんな時は自分が辿っている思考の流れを言語化することによって
「これはかなりの被害妄想だな」
「相手のことを悪意に満ちた人間だ、と歪んだ捉え方をしているな」
と気づくことができる。

とっさに感じたショックな気持ちや、
攻撃したい思いを、相手にぶつける前に立ち止まって
冷静になることができる。

本当に病んでしまっていた時は心の壁を作って
誰からも傷つけられないようにガードしていたのだけど。

悲しみや怒りでいっぱいになった時、
頭では冷静な対応が良いと分かっていても、心が追いつかないことはある。
だけど心を元気にする方法を頭で考えたり、
行動に移して振り返ることはできる。

自分一人では無理だと思ったら、助けを借りる手段を
考えることもできる。
心の病だけでなく、子育て中で困ったときや
仕事で困った時など、どんな場面でも、考える力があると
解決への道を切り拓けると思う。

頭の良し悪しじゃない。
今あなたの頭の中にあるものを言葉にして出してみてほしい。

自分がどんなことを考えているのかは
意外と分かってなかったりするので、
出してみて欲しい。
正解はない。
考えたことを実行する義務もない。

ただ「私はこんなことを考えてるんだな」と
気づくと何かが変わるはず。

たくさんの情報に溢れ、ノウハウが出回っている現代社会の中で
流されずに、自分の思いや考えを大事にしながら生きていきたい。
人目が気になる私には難しいことだけど、
同じような思いや考えを持っている人とつながれるように、
発信していきたい。

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