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不登校、生き生きと過ごして欲しい

我が家には不登校気味の小学生が1人います。
私が、子供の不登校で悩んでいるのかと言えば、そうでもないんです。
むしろ、不登校でいいから生き生きと過ごして欲しいなと思っています。

なぜかというと、無理に集団に合わせようとしても、それだけで疲れてしまうので、本来の良さが出せないと思うんです。

小学校って集団に合わせる活動が大半ですよね。
集団の中で自分のペースを作れない子なので、ヘトヘトになってしまいます。

でも正直なところ、大人になったら、大半の人は学校には行きません。
世の中には、集団に属さずに、個人でできる仕事もあります。
子供の将来を考えた時に、今必要なのは、無理な集団生活で疲弊することではなくて、子供が持っている力を伸ばせる環境を、子供に用意してあげることだと思っています。

とはいえ孤立無援で生活するわけではなく、社会生活を営む上で他人とのコミュニケーションは必要最低限していかないとならない場面もあります。
その時にトラブルにならず、また、本人が疲れることなく必要な手続きなどをスムーズに終えられるよう、人とのコミュニケーションに慣れていくことが必要です。

我が子は、日々家族以外の人と交流をして、コミュニケーションの練習をしています。
実際に通学しているのは短時間ですが、それでいいと思っています。

ところで、話は変わりますが、子供のことばかり考えていると段々と視野が狭くなってしまうので、私は、別のことにも目を向けるように意識して生活してます。

私自身が、夢中になれることを1つ見つけて、のびのびと過ごすようにしています。親が家の中で生き生きと過ごしていたら、子供も生き生きと過ごせると思います。

3月などの節目では、子供の中学高校を踏まえた進路を検討しつつ、
普段は今の我が子にあった生活習慣を続けていくように心がけています。
そして、子供のことばかりを考えるのではなく、私は私の人生を謳歌できるよう、追求していきます。

数年前自分がパワハラを受けて適応障害になった時、気遣ってくれた我が子が今度はふさぎ込むようになってしまい不登校になりました。
パワハラによる適応障害と、学校の先生が強く叱ったことによる不登校の
因果関係は分かりませんが、親である私の不安定な精神状態に影響を受けたのは間違いないと思います。

だからこそ、親である私にできることは、毎日楽しく、生き生きと過ごすことだと思うのです。

私が生き生き過ごすために必要なことはなんだろう?
私が思うのは・・・

自分を責めないこと。
苦しい時に助けを求めること。
わざわざ苦しくなることに向かって行かないこと。
楽しんでいる自分に罪悪感を持たないこと。
嫌なことを断ったら自分を褒めること。
自分の心の声を聞いて、心に従って生きること。
子供のためではない、自分のための時間を作ること。

書き出してみたら意外とたくさんありました。

自分を責めないこと。

どうしても自分を責めてしまう時は、単純作業をして何も考えないようにします。単純作業は考えなくていいですし、作業をしていると気分がスッキリしてきます。
私はメルカリ出品の準備作業をするのが気分転換になっています。家事が得意な方なら、まだやっていない家事を見つけて没頭するのもいいかもしれません。

苦しい時に助けを求めること。

苦しい時に助けを求めることってエネルギーが必要です。
私は普段から、スクールカウンセラーや保健室の先生、病院の先生、親や友人などに子供の話をしておいて、子供のことで抱えきれない思いがあるときは相談できる体制を作っています。

私は以前、市で高齢者のケースワーカーをしていたのですが、高齢者支援というのは、担当が一人で抱えるのではなく、病院や介護施設、ケアマネジャー、市の担当など、様々な支援者が1人の高齢者を支える体制がありました。我が子の支援も、一人ではなく多くの支援者に関わってもらうよう意識しています。

わざわざ苦しくなることに向かって行かないこと。

毎日苦しいことばかり起きていると、いざ楽になってきたときにこんなに楽でいいのかと違和感を持ち、無意識にまた苦しいことを探す視点になっていることがあります。
まだやれてないことがあるんじゃないか?
自分の苦しみが和らいでくると他の人の苦しみに共感して苦しんでみたり。
でも、それをし続けていたらいつまで経っても楽になれません。
たくさん苦しんだ後は一旦休んで、苦しくなることから目を離してもいいんじゃないでしょうか。

楽しんでいる自分に罪悪感を持たないこと。

苦しいのが基本になっていると楽しいことがイレギュラーになるんですよね。なので「こんなことしていていいのか?」と不安になってしまいます。
でも楽しいことに慣れてくれば苦しいことがイレギュラーになるのです。
最初は楽しい時に罪悪感を持ってしまうかもしれませんが、だんだん慣れていけばいいのです。
罪悪感を無駄にふくらませないようにしましょう。

嫌なことを断ったら自分を褒めること。

何か頼まれたり誘われた時に断ると、相手からはいい反応が返ってきません。でも自分にとっては嫌なことを断るって大事なことですよね。
時間を大切にできた。お金を大切にできた。嫌な人間関係を断ち切ることができた。そういういいことがあるわけです。
ですから、いい反応を自分が自分に返してあげるんです。
「偉い!」たっぷり褒めてあげましょう。

自分の心の声を聞いて、心に従って生きること。

パワハラを受けて休職した後、復帰して無理して仕事に通っていました。その時、自分の心の声を押し殺していました。すると、自分の苦しみが分からないので子供の苦しみも分からなくなりました。
苦しいのが当たり前、苦しいのを押し殺すのが当たり前になってしまっていました。親である私自身が、自分の心の声を聞いてそれに従って生きることが子供のためにもなると思うんです。

子供のためではない、自分のための時間を作ること。

自分のための時間を作ることって子育て中は難しいのはもちろん分かっているのですが、一度きりの人生、後悔のない生き方をしたいですよね。子供のための時間も結構かかっています。でも、自分のための時間をできる限り確保して、親としてではない私としての人生も謳歌したいと思います。

不登校の子供に生き生きと過ごして欲しいから、自分も生き生きと過ごす。
気づけば、そんなお話になりました。
ありがとうございました。

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