昨今新卒者採用はいろいろと気を使うこともあるが、いい人材と出会いたいというのは今も昔も変わらないのであーる。
今年は採用担当として履歴書を新たに作成した。
趣味、特技、好きな事とその理由、気になる人物、弊社で働く事の意味など聞きたい事は盛りだくさんだ。
そこで、
昨今のLGBTの事もあり、性別を問う事はどうなんだろう、という疑問が生まれた。ネットで調べると最近は性別を書く欄をつくっていないという記事を目にしたが,実際のところ美容室における男女の判別的な部分はどう考えるべきなのか。
営業ベースで言うと、女性がいいとか男性が欲しいというよりは,人間性、社会性、協調性、キャラクターをみて採用するので,性別は大して問題ではないと考える。
例えば、
10人の採用枠があるとして、10人中10人が男性を採用する事は無いと思う。恐らく6:4 7:3 とか、女性を交ぜるだろう。その逆も然りだ。
ただ採用枠が2人の場合はどうだろう。男性2人でも良いし女性2人でもこの場合はいいと考える。同性の方がいいかなと思える場合もあるのは確かだ。これはあくまで可能性の話であって、性別による判断というのは美容業界に置いてはそこまで関係の無い事なのではないだろう。
逆の立場で考えるとどうなんだろ。
自分が履歴書を出す側として、性別を書くところがないとどう思うのだろう。特に気にしないものなのか,自分が男性である事、女性である事を言いたいものなのか。もしくはそのどちらともないという事を言いたいのか,言いたくないものなのか。
無きゃないで気にならないものなのかもしれない。
そんな中、
今回、送られてきた履歴書の中で書かれていなかった箇所があった。ある1人の履歴書の血液型が空白だった。
いろいろ想像してみる。
①書き忘れたのかもしれない、
②自分の血液型を知らないという可能性もある、
③もしくは、知っているけど書きたくない、血液型で判断されたくないという意思の現れなのかもしれない。
実は履歴書を作成する際にも血液型の部分が必要なのか、そうでないのか迷ったのは正直なところだ。もちろん血液型で判断するわけではない。でも全体的に書いている事との擦り合わせする材料の一つにしているのは否めない。趣味や特技、自己PRなどに現れる個性を裏付けるものとしての血液型は参考にしてしまうのは、日本人ならではなのかもしれないが。いやそれとも自分だけなのか。
先程の性別の件もそうだが,血液型に関しても言える事だがそこの情報は必ず書かなければいけない事ではけしてない。
でもこれから長く仕事をともにする人は慎重にそしてできるだけ正確に知っておきたいと思う。面接で大事にしたい事は、その人をどれだけ知れるかである。弊社が良いと思って申し込んでくれたわけだから,こちらも全力でその人を知りたいと思う。できれば,ありとあらゆる情報が欲しいと思う。
だが最近はそう思う事の方が野暮な話なのかもしれないが。先方はそこまでは知られたくないと思っているかもしれない。そう思いつつ後退りしてしまっている自分がまた野暮な感じもするが。
あと驚いたことがある。
生年月日の西暦がついに2000年になった。1979年生まれとしては,彼らの親御さんと同じくらいの年になっている事にとても驚きを隠せない。自分の娘と同じ年の兄弟がいるということにも驚くし。
今年は特に時代の変化を肌身に感じる年でもあるので、驚くのもなおさらなのか、
時代が変われば、人の価値観も変わるし、求めるものも変わる。
そんな中で,いい人材との良い巡り会いができる事が採用担当としては切に願う事である。長くおつきあいができる人と出会いたい、ということは昔もこの先も変わらないことかなと思う。
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