『デルトラ・クエストI (4) うごめく砂』エミリー・ロッダ(著)岡田好恵(訳)
賞金をかけた格闘技会に参加したリーフたちは、なぞの男に出会う。からくも賞金を勝ちとった3人に、影の大王の魔手が…。
まさかの天下一武道会編。しかし大会描写雑で笑ってしまったわ。どう砂漠とつながんのよ、と訝しんだが無事つながった。
前半は、今回もジャスミン無双でマンネリだな、と思っていたが、後半は打って変わってリーフがちゃんと主人公しており見直したよ。宝石を取りに敵の巣に単身のりこむのだけど、想像しただけで恐怖に震えるシチュエーションだった。このシリーズで初めて主人公を尊敬しちゃった。そしてバルダの要らない子っぷりが際立ってきたね。
この本の好きな所は、無理に戦わない所や、延々歩くしかない描写をちゃんと入れてる所。子供向けご都合展開を泥臭さでバランスを取っている。
しかしアップルジュース、めちゃくちゃ繰り返した割に、なんの伏線でもないとは(笑)
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