こうして勇者は闇堕ちする_第二部
「ここが噂の迷宮かぁ~」
僕の名前はヨナト・ニーチェ。風属性。
今日は、とんでもなく強い魔物がいると噂の迷宮にやってきた。
パーティーには火・土属性の前衛ディンキーと水・光属性の中衛ヲリがいる。
楽しみだなぁ~どんな魔人がいるんだろう。
!(*^▽^*)!ワクワク!ワクワク!
「なんでお前はそんな楽しそうなんだよ!」
すかさずディンキーが突っ込んでくる。
「まったく…ディンキーは真面目過ぎるんですよ。ほら!もっと肩の力抜いて~抜いて~」
「抜けねぇよ!逆にこわばっちまうよ!おい、ヲリも何とか言ってくれよ~」
「(^_^)……」
ヲリはいつも何も言わない。常に微笑んで僕たちのことを見守ってくれる。
「さぁ!行きましょう行きましょう!」
「ヲリ?(;^ω^)あぁ、死にたくねぇよぉ~!!」
地下一階。
中には微かな闇が立ち込めている。
『ウィンド』
風で闇を払う。
「闇に触れないよう気を付けてください…嫌な予感がします」
そうして僕らは地下へ、地下へと進んでいく。
「おい、何かところどころ崩れてるじゃねぇか…ここで生き埋めはごめんだぜ…」
「多分大丈夫ですよ」
「そっか…多分大丈夫か…とはならねえだろΣ」
地下に行けば行くほど闇が深まる…
『ギガ・ウィンド!』
そうこうして地下6階。
「おいおい…今までも十分すぎるほど闇が深かったが、ここはやべぇって…何も見えねぇじゃねぇか。ヨナトやっぱ引き返ーー」
「行きます」
「えぇ…( ;∀;)」
「ですが、確かにこの闇の量は危険です…下の固まった闇の結晶には絶対に触れないように…ものすごく嫌な予感がするので…」
『ギガ・ウィンド!』
「もう一回、行きますよ~!」
『ギガ・ウィンド!』
20分程歩くと、広間が見えた。
…!奥の部屋に何かいる…!
「オマエ…ダレダ…?」
「こんにちは。僕はあなたと話がしたくてここに来ました」
「コロス…コロス…セカイ…イラナイ…!」
「おい、こっちに来るぞ…おいおいおいおい!」
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「今日のクエストも割かし早く片付いたな」
コギト…
「うん。リュースが入ってのチーム連携もだいぶ良くなってきたね」
セナ…
「囮が増えた分、戦いやすくなるのは当然のことですわ。これからも頼みますわ。リュース」
ファルシナ…
「ぼぼぼぼくはみみみんながししし死ななければそそそれでいいんだ…」
イリウス…
「もう、イリウスはいつも大げさなんだから…」
笑い声が遠のいていく…
「リュース…生きて…」
セナ…
「生きて…」
待って!セナ!行かないでくれ!
周りに誰もいなくなる…
あぁ、そうだった…
もうみんなどこにも居ないんだった…
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「セナ…」
「あっ!起きましたか?」
「…ココは?ん…なんだ?この手は…?」
「ここはエーテルという近くの街の宿屋です。あなたは今、半魔になっています。ほら」
そういって僕は鏡を見せる。
「顔が…」
彼の顔、身体は半分魔物化していた。
「オマエ…名前は?」
「ヨナトです。あなたは?」
「リュース。ヨナト…なぜ俺を連れ出した…?」
「それは勿論あなたに仲間になってほしいからです。あなた強そうなので」
「お前、ちょっと面白い奴だな…でも…もういいんだ…もう…殺してくれないか…?」
「それはセナさんが死んだからですか?」
「…何で」
「僕はさっきあなたに『幻影』を見せました。僕の能力なのです。心の弱い者にはとくに効くのですがあなたほど効いた人は初めてでしたよ。それで…あなたの幻影を見ました。すいません、どうしても見えてしまうもので…」
[幻影:ヨナト・ニーチェ]
「お前も…能力者か…まぁいい。そうだ。俺はセナを失った。それも目の前で....!だから…もういいんだ」
「リュースさん。闇の力が強まっていますよ。あなたはそうして闇の力に支配され、半魔になってしまったのでしょう?それに…何もよくないですよ…セナさんと約束したんでしょう?」
「……」
「あなたには僕の記憶を取り戻す手伝いをしてほしいんです」
「…記憶?」
「はい。僕はこれまでに何度も自分自身に『幻影』を見せたことがあるんです。その時によくでてくるのが、何と言うか…この世界ではない世界にいる自分なんです。それで、その記憶が何なのかを知るために『記憶操作』ができると言われている人に会いに行く旅をしているという訳です」
「それは…多分....地球だ…」
「地球?何か知っているんですか?」
「うぅっ…」
リュースさんが頭を抱える。
「あぁ…俺ももう全ては思い出せないが....あの世界のことが夢みたいに消え始めて....」
「今は休んでください…旅の途中でまた教えてください。リュースさんが回復したらまた出発します」
宿屋を出ると、ディンキーが呼び止める。
「おい、ヨナト。大丈夫なのか?あいつを仲間に入れて?」
「あいつじゃありません。リュースさんです。」
「リュースを仲間に入れて…大丈夫なのかよ?」
「ええ。大丈夫ですよ…リュースさんが闇に支配されないうちは…」
「よし、では出発しましょう!」
「それで、その『記憶操作』ってのは何だ…?」
リュースさんが尋ねてくる。
「以前、僕が冒険していた時に聞いたことなのですが…この世界のキーナ村という場所に人の記憶を自由に見たり改変したりできる者がいるらしく、まぁ噂程度の話なので本当にいるかどうかは定かではないのですが…ただ、キーナ村の場所はおおよその検討はついているのでほとまず行く価値はあるかと思い」
「…なるほど…でも…知ってどうなる」
「…?」
「お前が自身の地球での記憶を見たところで、何が変わる?」
「何も変わりませんよ。ただ僕は、見たいという好奇心を抑えられないだけなので」
「…そうか」
それから僕たちは野を超え、砂漠を超え、雪山を超え、獣を狩りながらおいしい食事を取り、ついにキーナ村と呼ばれる場所までたどり着いた。しかし…何か様子が…
....!
あれは?
村が魔物に襲われている…
魔物が家を破壊している。
「助けに行きましょう。リュースさん....あれ?リュースさん?」
いない。
「おい、ヨナト。あいつ村の方にいっちまったぞ」
ディンキーが言う。
「僕たちも行きましょう」
村に着くと既に魔物は駆逐されていた。
「…リュースさん?」
「あぁ。全部殺しといたよ…」
「…優しいんですね」
「…どうかな。もう俺は…壊れちまって…それでも誰も傷つけたくなくて…」
「お…おい、あの方だ。魔物を退けてくださったのは」
村の人がぞろぞろと出てくる。
「あぁ、ありがとうございます!」
「ありがとう!」
「ありがとう」
「ありがとう」
「何で…こんな見た目なのに…半分魔物の姿をしてるんだぞ…?俺は…?」
「人は見た目じゃありませんよ。リュースさん。少なくとも。ここの村の人たちはそれを解っているみたいですね」
「あんた見かけによらずいい奴じゃねぇか」
「ディンキー。見かけによらずは余計ですよ」
「あぁ、悪い悪い」
「まったく…」
ひと段落して僕たちは村の人に『記憶操作』の話を聞くと
「あぁ、十代目のことですね」
と言い、その十代目のところに案内してくれることになった。
一つの家に入る。
「…子供?」
ディンキーが言う。
「そうだね。僕はまだ13歳だ。先代から能力の継承を受けてからまだ数年しか経ってないからね。僕の名前はネルト・マクルーハン。よろしく」
[記憶操作:ネルト・マクルーハン]
「…継承ですか?」
僕は尋ねる。
「そう。この能力は絶対に魔物に渡しちゃいけない。理性を持つ人間が管理しなくてはならない。だから、この『記憶操作』の能力はうちの一族が代々受け継いでいるんだ」
「あの…僕はあなたに僕のかすかな記憶を見せてほしくて…何と言うか…うまく思い出せない
記憶があるんです」
「…いいよ。村を助けてくれたお礼にさせてもらおう。あと…そうだね…じゃあそこの半分魔物になった人の記憶も見せてもらおうかな。面白そうだから」
「....リュースさん。お願いできますか....というかお願いします....」
「....わかった」
リュースの頭に手をかざす。
数秒してネルトが言う。
「あっ!君先代に会ったことあるんだね⁉うらやましいなぁ~。ほら!この世界に来て一番最初に話しかてくれた人だよ。ま、憶えてないだろうけど」
「…!この記憶は何だ?」
「忘れちゃったの?君が地球にいた時の記憶だよ」
「…あぁそういえばそうだったな…何で…忘れていたんだろうな…」
次にネルトは僕の頭に手をかざす。
蘇る「地球」での記憶…
そうだった。何で忘れていたんだろう。
僕は幼いころから好奇心が強かった。
そして、あの日僕はしてはいけないことをした。
当時まだ社会人になって間もない20代の頃、僕は休日に一人でキャンプに出掛けていた。
自分の他には誰もいない場所で僕はひっそりとキャンプをしていた。
夕方、薪の代わりに木の枝をとりに行こうと林に行くとその中になぜか木の葉のかかっていない地面があるのに気が付いた。
不思議に思って掘る。
そして見てはいけないものを眼にした。
人の死体が埋まっていた。女性の死体が。
肉体が綺麗に残っていることからおそらく埋められてからそこまで時間は経っていない。
服も着ている。
本来ならそこですぐに警察に連絡すべきだった。
しかし僕はその時人道に反する好奇心を抱いてしまう。
『人間の中身はどうなっているのだろう』
この人は既に死んでいる。言うなればただの物質。誰かが手を加えたところで僕はこの人を殺していないという事実は変わらない。
僕はテントを張った場所に戻りナイフを手に取る。
死体の服を脱がせて身体の至る所に切り込みを入れる。
あぁ…なるほど....こうなっているのか....
「おい、そこで何をしている!?」
後ろを振り返る。
警官だ。
事情を全て話したうえで刑務所に送られる。
数か月後、殺人犯が見つかり刑期が少し軽くなる。
数十年を刑務所で過ごし、出所する。
全てを失った後、僕は放浪の生活を送る。
その日の夜、道を歩いていると前を歩いていた人がぶつかってきた。腹を刺された。
おそらくあの女性の関係者だろう。
これから僕もどこかに埋められるんだろうか。
意識が遠のいていく…
好奇心が抑えられない時、そこに罪の意識は無い…
「ふーん。君もなかなか面白いね。君も能力者であることを考えると、やっぱり能力者は全員地球から送られてきてると考えて間違いないのかな」
「あのギフテッドと呼ばれる魔物もか....?」
リュースさんが尋ねる。
「そうだね」
「そうか…あいつも帰りたかったんだろうな…」
またリュースさんが尋ねる。
「ソウルにはどうしたら会える?」
「君が地球からこの世界に来た時に会った、君自身の姿をした人のことだよね?」
「そうだ」
「ソウルって人に会えるかどうかはわからないけど、僕の一族に『記憶操作』とともに伝えられる神話の一つに神への会い方がある。その内容を簡単に言うと、六つの属性、火・水・風・土・光・闇の魔法石を集めて、その後神殿の場所に供えると、転移のゲートが開いて神に会うことができる。って感じだね。その神がソウルかどうかはわからないけどね。それぞれの場所を記した地図も渡してあげるよ」
「何で…そこまでしてくれるんだ?」
「実はね。君たちが来ることは…いや、特に半魔の君が来ることは父さん、先代から既に知らされていたんだ。先代は色んな人格を持っていて…あぁまぁその話はいいか。とにかくその人格の一つに未来予知をできる先代がいて、それで半魔の君が来た時、できる限り彼を手伝えって言われたんだ」
「そうか....何かよくわからんが…ありがとう」
「うん。色々大変な人生を送って来たみたいだけど、この先も頑張ってね!」
村を出た後、リュースさんに言う。
「じゃあ、一番近い火の魔法石から行きましょうか…」
「おう、行こうぜ」
「(^_^)……」
ディンキーとヲリが同意する。
「リュースさん?…いいですか」
「あぁ…いや、いい子供だったな....と思って」
「あっはは。意外ですね。リュースさんはそんなことあまり言わない人だと思ってました....」
「....言うよ。まだ人の心があるうちは....」
そうして僕らは魔法石を集め出した。リュースさんはとても強くていつも一人でどんどん進んでいってしまう。追いついた時には魔法石の回収が既に済んでいる。
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火山地帯
最終面
~火の闘技場~
「マッ....マッテ....」
殺す◀
殺さない
[火の魔法石を手に入れた!]
[能力『堅牢無比』を獲得した!]
深淵海溝
最終面
~水の闘技場~
「…」
殺す◀
殺さない
[水の魔法石を手に入れた!]
[能力『未来視』を獲得した!]
天空の浮島
最終面~風の闘技場~
殺す◀
殺さない
[風の魔法石を手に入れた!]
巨岩迷宮
最終面~土の闘技場~
「マテ…マッ――」
殺す◀
殺さない
[土の魔法石を手に入れた!]
[能力『不老』を獲得した!]
聖光の神殿
最終面~光の闘技場~
「オネガイ…」
殺す◀
殺さない
[光の魔法石を手に入れた!]
[能力『反射』を獲得した!]
奈落の洞窟
最終面~闇の闘技場~
[闇の魔法石を手に入れた!]
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「闇の魔法石を守る強敵はいませんでしたね。最も、どの魔物もリュースさんが全ていとも簡単に倒してしまいましたが…けど、これで全部そろいましたね。神殿に向かいましょうか」
そうして僕らは全ての魔法石を集めた後、神殿に向かった。
魔法石を集めてから早一年。
僕はいまだにリュースさんのことがよくわからない。好奇心が強いので、リュースさんに話しかけたり、勝手に魔物化した身体を触ったりするのだが、常にそっけなく返される。まるで心ここにあらずという感じで。
そして、リュースさんの魔物化が進んでいる…
あのころは丁度半分人間、半分魔物という感じの姿だったのが、今では8割、ひょっとすると9割魔物化しているように感じる。
少し…心配だ。
神殿に入ろうとする。が、見えない壁に行く手を阻まれる。
…!
「おい、なんだよこの壁?」
ディンキーが言う。
「リュースさんは入れますね」
「あ?ああ…」
「魔力の強い者しか入れないのでしょうか…?」
「…行ってくる。魔法石を供えて神に会って、能力を…無くしてもらう」
リュースさんは能力の撲滅を望んでいた。彼曰く、能力はこの世界に必要ない。とのこと。僕は…この幻影の力が嫌だと思ったことは無いけれど、この力が原因でギフテッドと揶揄されたこともある。
ただ、色んな人の幻影が見れなくなるのはつまらないなと…そう思う。
「もう…誰にも…傷ついてほしくないんだ…頼む」
僕が何も能力を破棄することはないんじゃないかと言うと、彼はそう言った。
とても哀しそうな顔をしていた。
「分かりました。リュースさん。終わったら、必ず戻ってきてください」
「…あぁ」
リュースさんは神殿を昇って行った。
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塔を登る。
意識が混濁している…
何で俺は昇っているんだっけ?
あぁ…そうだ…全て終わりにするためだ…
この世界に能力は必要ない…
能力なんてなければ…セナは…みんなは死ななかった…
何か今敵がいた気がする…攻撃を受けた気がするが…
まぁいいか…
最上階に着く。
魔法石を設置する。
中央にゲートが開く。
進む。
「誰かな?僕、今ちょっと忙しいんだけど…あれ?君は『二者択一』の…」
ソウルは最初にあったときとは違う姿で、純黒の帽子を被り純黒のコートを着ていた。
「そっかそっか。あっはは。君面白いね。能力に支配されて魔物になっちゃったわけだ」
「なぁ…ひとつだけ教えてくれ…なんで俺はこの世界に選ばれたんだ?」
「忘れたのかい?君が望んだことじゃないか?」
「…は?」
「向こうの退屈な世界に飽き飽きしていたのは君だろ?ほら、現に君は向こうの世界に戻りたいとも思っていないじゃないか。君はそこそこ若くして死んだわけだし、エンマさまが願いを叶えてもいいって思ったんじゃないかな?」
「…もういい。もう一つ…頼みがある…もう地球から魂を送るのを止めてくれ」
「ほう?」
「地球から来た者が能力を付与されることはわかってるんだ。そして多くの場合それは…」
「あまりいい結果をもたらさない。だね?」
「あぁ…そうだよ。だから…もう止めてくれ…!」
「健気だねぇ~そんな風に頼まれたら力になってあげたくなっちゃうけど…ごめんね。僕にはできない。というか、僕がしているのは魂の采配、つまり『魂の交通整理』って感じかな。多分だけど仮に止めるとして、それができるのはエンマさまくらいじゃないかな?」
「…どうやったらエンマに会える?」
「さあ?なんせ僕も一度も会ったことがない。ずっとここにいるからね。君もたぶん会えないよ。君が会えるのは地球とディピアに関連のある僕だけ」
「…そんな、俺はどうすれば…」
「気に入らないなぁ~。もう答えは見えてるだろ?『未来視』で。この後君はディピアの生物を皆殺しにする」
「!…なんで…?」
「僕に時間の概念は無いからね。あとはちょっとの勘さ。何百万年もいたら大抵の事はわかるもんだよ」
「できない…そんなことできるわけが…」
「その躊躇いを生じさせているのは理性だろ?君の身体はもうまもなく『ジ・エンド』に全て支配され、君は理性を失う。これで君の悩みも解決!ってわけさ。さぁもう話は終わりだ。僕は忙しいんだよ。じゃあね」
「おイ、マテ…マッテク――」
アァ…イヤダ…
リュースは未来を垣間見る。
「アァァアアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
セ…ナ…
「………………………………ミンナ...コロス…」
闇が世界を支配する。
塔は崩れ、側にいた人は腐敗する。
「リュースさ…!」
やがて空は闇に包まれ、植物は枯れ、人間、魔物は全て死に絶え、暗黒の世界がひろがる。
星は闇に染まる。
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約400年後
「シューヴェルト!貴様をここで討つ…!」
[勇者:ニュート・エバレット]
「オマエ…ヨワイ…」
殺す◀
殺さない
その20年後
「リュートよ。今度こそ…今度こそ…頼む。ニュートの無念を....いや、それだけではない…この世界を救ってくれ…」
「心得ました。ええ。任せてください。我々『勇者』の一族の無念を必ず晴らし、世界の秩序を取り戻します」
第三部に続く
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