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適応進化

おはようございます!今週もいろいろ学びの深い一週間だったな・・と振り返りながらの朝ジョグ。そういえば、玄関を出て見上げる空(4時45分ごろ)が明らかに暗くなってきて、夏はこれから本番ですが、日の出の時間が遅くなっていく不思議な季節です。

昨日の昼休みに会社のなかで「裸足で走ろう」会を開き、大勢の皆様と楽しい時間を過ごしました。時間が短かったことに加え、あまりの酷暑で外でのワークアウトができなかったのが残念ですが、涼しくなりましたら再度企画をします♪

一部の方々には考えをお話しいたしましたが、私は「裸足で歩くことが正義であるっ!」という強め原理主義者ではありません(笑)。500~600万年の時をかけて、生物として進化してきたホモサピエンス、その生活のなかに、その時々の知能や文化レベルがどのようなかたちであっても、「個体の移動」はヒトにとって大切な要素として常に存在し、その「個体の移動」に最も適応してきた形に進化しできあがったのが私たちの今の身体。

オニツカタイガーが今のラバーソールのランニングシューズを販売してから、まだ60年余、
ONITSUKA TIGER/MAGIC RUNNER(オニツカタイガー/マジックランナー)1959|ランニングシューズの礎を築いた"名作"たち | RUNNING style, ランニングシューズの名作たち
2世代程度しか時が経過していないことを考えると、私たちホモサピエンスの身体は「靴を履いている状態にまだまだ適応進化していない」と勝手に考えています。適応進化すべきか、すべきでないかという原理主義には私は関心がなく、いまだに適応進化していない私たちの体を「是」と受け止めると、走るときは裸足に近い方が合理的なんだろうというのが私の考え。

そんなことをいつも考えていたら、先日とある研究会で、人の身体の「可塑性」に注目した、パーキンソン病に苦しむ患者のリハビリ研究事例の報告に目が止まりました。対象となる患者は元スピードスケート選手で、「常に左回りの極限競技」により筋肉の左右バランスが普通の人と異なるため、リハビリに「普通の歩容」という概念をあてはめてはいけない、ということでした。

これは、私が裸足に関心を持つ方々にレクチャーするときにお伝えしている、「どんなに気持ちよくても、あなたの筋肉や腱が靴に緩やかに適応しはじめているので、いきなり走るとケガをしますから気を付けて!」というメッセージとも共通します。

短い時間軸(年単位?)、長い時間軸(10万年単位?)、いずれも好む好まずに関わらず筋肉、腱、神経系が適応進化した結果として今の自分がいる。個体はそのように環境適応し、その集合体である「ネットワークに宿る知性」とともに、「明日」を作っていく。だから今日の自分を「是」として受け止め、「袖すりあうのも他生のご縁」で関係性を持つことになった仲間の今の姿を「是」として受け止めるところから毎日スタートできれば、きっと今日は昨日より少しだけいい日になる気がする。
今日も蒸し暑くなりそうですが、きっといい日になるでしょう。

TGIF。Thanks God, It’s Friday♪

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