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この山の魅力!「鳥海山」

この山の魅力!「鳥海山」について書きたいと思う。

鳥海山は日本海側の山形県・秋田県の県境にそびえ立つ。どっしりとした山容で裾野が広がる存在感のある山だ。

鳥海山へは登山口の鉾立から登る。登山口から少し登ると鳥海山山頂が見えるが、はっきり言って遠い。相当な距離を登ることを覚悟させられる。実際にも登山口から山頂まではかなりの距離を登らなければならない。

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登山口から1時間ほどで御浜神社のある山小屋に着く。ここから広大な日本海を見ることができる。山小屋の裏に回ると、突然、湖を眼下に現れる。そう、深いブルー色の鳥海湖だ。人はとても小さな存在であると、自然の大きさを肌で感じ取る。

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なかなか山頂が近くに見えないが、山頂を上部に見上げながら進むと、太陽が昇ってくる。普段は太陽など意識をしないが、この瞬間、太陽の温かさが身に染みる。御田ヶ原というポイントを歩いていると、北アルプスの双六岳を思い出す風景に出会える。すばらしいの一言。

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途中、千蛇谷コースと外輪山コースに分かれるが、千蛇谷コースを進むと一気に急な坂を下ることになる。これまで登ってきたのにこんなに下るとは。しかも斜度がきついため慎重に下らなければならない。谷底は夏場でも雪渓が残り、ひんやりした風が心地よい。

鳥海山大物忌神社の奥宮に着いてお参りする。しかし、山頂はまだ先。ここからルートを確認しながら岩場を登っていく。かなり危険なルートなので慎重に足を進める。

岩場を登り切れば、鳥海山山頂! 2236m。
山頂からは日本海が見渡せ、まさに絶景!
しかし、山頂はとても狭く、長時間居られないのが残念。

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鳥海山に登って感じた、この山の魅力! 
それは「達成感」!
登り切れば、これまで感じたことのない達成感がある。まさに、ついに登ったぞ!といえる山である。

しかし、実はもう一つの魅力もある。それは「鳥海山の育む清流」。
それは下山後に、次の場所に行けば肌で感じ取ることができる。
・山形県遊佐町にある「丸池様」というエメラルドグリーン色の池。
・獅子ヶ鼻湿原にある「あがりこ大王」のブナの巨木。
・大量の湧水からなる「元滝伏流水」の迫力ある滝。
これらの場所には、見たことのないような透き通った水が流れている。何の濁りもない清流である。そう、これらは鳥海山からの伏流水。鳥海山がそこにそびえ立ち、何年、年十年、年百年と絶えることなく、鳥海山が作り出しているもの。

20190907_11_丸池様

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山に登るだけでなく、その周辺の環境をみれば、鳥海山の雄大さがわかる。
ぜひ、鳥海山に登ってみてください。
おいしい秋田の日本酒「鳥海山」も忘れずに!

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