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映画 #2 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」

1995年公開の映画の4Kリマスター版。去年攻殻機動隊のアニメ版をしっかりみるきっかけとなった作品であり、SF作品が好きであれば見たことはなくても聞いたことは確実にあるはずな作品。

リアルタイムで劇場で見ることは叶わなかったので劇場の大スクリーンで見れてよかった。

"生命の定義"

人形使いが劇中で、人間はこの定義が曖昧だと批評していた。公開当時の現実世界では、スマートフォンもなく、今ほどインターネットが発展しておらず、SNSもYouTubeもなかった。だが、2021年現在、SNSやYouTubeができたことで誰もが簡単に自身の意見/創造物を広大な"ネットの海"に流すことができ、他方AIが同じようなコンテンツを作り出せるようになってきている今、生命の定義ってすごく難しいとより一層思う。

特殊化の果てにある緩やかな死

戦闘単位としてどんなに優秀でも、同じ規格品で構成されたシステムは、どこかに致命的な欠陥を持つことになるわ。組織も人も、特殊化の果てにあるのは緩やかな死…それだけよ

トグサが少佐になぜ自分を引き抜いたのか質問したことへの少佐からの回答。これ別に劇中の話だけではなく、現実世界でも同じことが言えるなーと見る度に思っていて、なるべく一つの方向だけ見て他を全く見ないような生き方はしないようにしようと改めて思ったセリフだった。


「そう囁くのよ。私のゴーストがね。」

最終更新:2021/09/19

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