3．入院するまで～内科での検査結果～

Friday

2日前に受けた採血･尿検査の結果を聞くために内科へ。

腹痛はどんどん強くなり、下腹部も痛い。
でもお腹をくだしているわけではない。
もう水曜日から腹痛でほとんど何も食べていない。
少しの水分でも、どんどんお腹が痛くなる。
夜も腹痛で寝られない。
だから意識は朦朧、体力も落ちて、自分では運転できる状態ではない・・・夫に仕事を早退してきてもらい、内科へ連れて行ってもらった。

尿検査は異常なし。
採血結果はCRP(炎症反応)が少し上がっている程度。
この時点で2日のタイムラグがあるので、今は確実にこの検査データより悪くなっているはず。
これが個人病院の残念なところ。
総合病院など大きくて設備がちゃんとしているところであれば、採血後1～2時間後にはだいたい採血結果がわかる。
だから今回の私のように状態が急激に悪化する患者にとっては個人病院での採血は意味があるのかないのか・・・。

腹痛がどんどんひどくなっていることを伝えて一通り問診と触診をした後、
Dr.｢胃腸風邪やな。薬出しておくから、家でゆっくり休んどき。胃腸を休める意味でも、ご飯も食べたくないなら数日食べなくてもいいから。｣

とりあえずダニ疑惑は消えたようだが、診断が胃腸風邪になった。
紫斑は完全に無視。
私も意識が朦朧としていたので紫斑のことをすっかり忘れ、この腹痛を早くなんとかしてほしかった。
本当はこの時点で、総合病院に紹介状を書いてもらうべきだったのかもしれない。
この時点で夕方4時過ぎ。

私は数年間総合病院で働いていた経験があるので、時間外受診でさらに救急外来にお世話になるのは気が引けた。
週明けまで様子を見ようと自己判断。

水を飲むだけでも腹痛がひどくなるので、冷や汗をかきながら処方してもらった薬を飲む。
でもちっとも効かない。
頓服の痛み止めも、4時間おきに飲むがちっとも効かない。
もしや痛がるのが大袈裟やなって思われて、
プラセボ効果を狙って偽薬を出されたのではないかと疑うくらいに全く効かない。
今日もご飯なんて食べられないし、寝室で寝ることもできない。
ソファにクッションで高低差を作ってもたれかかると少し楽なので、ここ数日はその格好で寝るスタイル。
辛すぎる。
足首の関節も腫れてきて、すごく痛い。
この時点で先週より－3kg。

でも、明日はどうしても行かなければならない予定がある。
何とか乗り切ろう。

Saturday

幼稚園の発表会。
子供たちが、保護者の前でこの日のために一生懸命練習してきた劇や歌、合奏を披露する。
我が子の頑張りを見に行きたい。
これは絶対に行かなあかんやつ。

さらに私はPTA役員。
毎年役員でも演し物をするのだが、今年は話題のアナ雪の劇をすることになっていた。
しかも、私はアナ役。
頑張って台詞を覚えた。
Amazonで衣装も買った。
この1ヶ月、夜な夜な役員で集まり練習してきた。
子供たちにはサプライズの劇だから、母はアナグマの役だと嘘をついてきた。
このまま出なければ、子供たちは母が毎晩のようにアナグマの練習に行っていたと思われることになる。
やるしかない。

朝からちっとも効かない頓服を飲み、低血糖対策に飴をポケットに入れて、幼稚園の発表会は何とかやりきった。
よくやった、私。

終わった瞬間に気が抜けて、もう立ち上がるのもしんどい状態。
しかも劇で動き回ったこともあり、紫斑の増え方が半端じゃない。
足首が腫れ上がっていて靴も履けなくなっていた。
その姿を見た母が、昨日の内科に連絡して紹介状をお願いしてくれた。
そろそろ我慢できるような状態ではなくなってきた。
子供たちを夫にお願いし、幼稚園の発表会が終わったそのままの足で母と近くの総合病院へ向かった。