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◆勝手に彰俊的下馬前評判!!N-1 2022

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齋藤彰俊選手がN-1VICTORY出場全16選手を紹介したnote記事をまとめたマガジンです
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「彰俊的ソナタ形式N-1エピローグ」 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

数年振りに海外から選手が参戦し、魅力と輝きを増した 「N-1 VICTORY 2022」 「N-1」とは本来の意味であるNOAHのNO.1、最強を決める戦いであると共に「日本」「ナショナル」のNなのではないかと思っていた・・・ 今回は、常勝している常連選手に加えて、外国人選手を始め新たな選手、未知なる選手が加わったことは印象的である。 アクシデントによりティモシー・サッチャー選手が出場出来なかったことは非常に残念ではあったが、岡田選手がその枠を勝ち取り出場出来た事は、N

◆勝手に彰俊的下馬前評判 「N-1 2022決勝 鈴木秀樹VS清宮海斗」

「N-1 2022決勝 鈴木秀樹VS清宮海斗」 『ビル・ロビンソンVS武藤敬』 今回の勝敗のポイントは「変化」にあるとみた。 「N-1決勝展望」この「展望」とは試合の動きや行く末を見通すという意味合いが強く感じるだろうが、もう一つの「展望」の意味である遠くまで見渡す、眺めを見晴らしたいという気持ちもかなり強く入っている。 なぜなら、このN-1決勝はそれほど魅力的で、どの様になるのか「興味津々」だからなのである。 「津々」絶えず湧き出て尽きないさまの意であるが、日々絶えず仮

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.16 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「追い越し車線爆走中 Terminator岡田欣也」 ティモシー・サッチャー欠場により、ひと枠空いたチャンスを自ら掴んだ。 与えられたチャンスに対して、勝負は時の運ともあれ、掴んだ事は紛れもなく実力なのだ。 それは、人は「チャンス」という、己に突然来る「ノックサイン」を敏感に感じた時、それまで「努力」という準備を万端にしておかなければ掴むことは出来ないからなのだ。 なれば、世界で唯一速度制限が解除となる速度無制限区間がある「アウトバーン」の追い越し車線を走るが如く、リ

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.15 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「N-1三連覇を狙う孤高なる狼 中嶋勝彦」 チームではなくユニットに入りながらも他とは異なる独自のテリトリーを持ち、常に何かを狙っている中嶋選手、N-1に対する思いは群を抜いているに違いない。 (N-1では個々がトップとなるのが目的なので、活動をともに行う集団や共通の目的を指すチームではない) 「一匹狼」とは組織の力に頼らないで、自分の力だけで行動する人という意味で使われている。 自分自身も昔はずっとそのように思っており、格好いい生き方の代名詞として使ってもいた。 確

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol. 14 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「青は進め、黄色は注意、赤は・・・ついて行けば進める世界で唯一の赤 拳王」 拳王選手は何故目立つのか? 世界は広く、文化も言葉も違うし、場合によってはマナーや常識さえも違う事がある。 その中で信号機の色は世界共通なのである。 そして止まれは「赤」 色はウィーンに本部を置く国際照明委員会で決められたのだとか。 信号機を最初に設置したのはガス点灯式でイギリス のロンドン。 その後1918年に電気式のものがアメリカのニューヨークに設置された。 ではなぜ「止まれ」は「

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.13 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「高さは無限、成長し続けるエース scalable 清宮海斗」 武藤さん直伝の技が見たい。 以前から幾度なるチャンスと殻を破り、早い速度でGHCチャンピオンとなり、新たな時代を築く選手へと駆け上る。 これは個人的に感じたことではあるが、今まで彼が発する言葉と重みに、時差というかバランスに違和感を感じていたが、先日武藤さんを破ってからの清宮選手に今までとは違った大きな変化が感じれられた。 それは技とか試合運びと言ったものだけではないとても大切なもの。 実力も実績もあり志

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.12 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「魂をエネルギーとした豪腕ラリアットに込めた思い I am NOAH 潮崎豪」 小学生までは野球で活躍し、中・高はバスケットで活躍。 それぞれエースの4番やキャプテンになるなど、青春ドラマで憧れるであろうシーンをこなしてきた。 そして現在、子どもの頃に住む世界が違い、なれないと思っていたプロレスラーとなり、この夏N-1の優勝をし、旗揚げから23年目に入る今、証明しようとしていることがあるのではないだろうか。 レスラーになってから色々な岐路があったが、NOAHへの思いは人

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.11 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「マサが震えれば相手は震えあがる Unbreakable tough guy.マサ北宮」 レスリングをバックボーンに、Go for brokeのぶれない精神と真っ向勝負を信条とし、相手の技にも屈することのないタフさは出場選手隋一であろう。 ちなみにGo for brokeの語源は、ハワイのピジン英語からで、サイコロの掛けゲーム「クラップス」で使われるスラングで、「負けると破産するが、一回のサイコロの目に全てを賭ける」みたいな感じだそうです。 まさしく当たって砕けろ、でも

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.10 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「変形脳天杭打ちクールダンディ アンソニー・グリーン」 クールは何となく分るけど、ダンディというのは少し違うようなと思いませんでしたか? 実は、本来のダンディズムというのはジェントルマン精神の対極にある場合もあって、破天荒で刺激的な男みたいな意味合いもあるんです。 クールも本来はダンディズムが源流の一つである事に驚きもありますが・・・ という事で、明るくお洒落で破天荒な男アンソニー・グリーン まず目を引くのはコスチューム。 ジーンズといえば綿100%が定番で、アメ

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.9 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「敏速のバーティカルリミット Gショック人間風車 鈴木秀樹」 C.A.C.C.スネークピットジャパン出身の鈴木選手はサブミッションホールド、キックボクシング等あらゆる格闘技を取得している。 スネークピット(蛇の穴)と聞くと、あのアニメ「タイガーマスク」に登場する悪役レスラー養成機関「虎の穴」を連想してしまうが、実はそのモデルがスネークピットなので、いかに過酷なトレーニングをしてきたかが伺える。 虎の穴では、総本部に翼を生やした巨大な虎のモニュメントが建てられており、虎の

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.8 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「高度情報化社会に生けるUMA(Cryptid)」 以前情報が無く未知数と言われていたジャック・モリス。 人間は知覚出来ないものに対して動物の本能的不安感を覚える傾向にある。 不確実性への不耐性となるのか、幽霊やUFO、宇宙人に雪男、ツチノコ等、皆さんもそんな話題をしたことはあるのではないでしょうか。 (そういえば先日、ツチノコのミイラを検査するTVがやってました) 自分自身、見えない筈のものを見た事は幾度かあり、その他、空を低空で飛行する発光体が、頭上を速い速度で飛んで

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.7 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「 Rough roadを走り続ける生ける伝説 Extra STAGE Sliding D 田中将斗」 色々な団体を色々なスタイルの試合形式で渡り歩いてきた。 誰が強いか、車の競技で言えば誰が速いかとなるが、それはサーキットのように舗装され走る為だけの環境に整えてあるのか、オフロードになるのかで、ドライバーも車も変わってくる。 その両条件をトップで走り抜けるドライバーと車があったのなら驚かざるを得ないだろう。 その選手が通常のスタイルからデスマッチまでこなしてきた田

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.6 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「 confidence 杉浦貴」 manは付かない,そう confidence 初期の頃から大変な時期等どんな時でも牽引してきた自負があるであろう。 皆もその姿に信頼感を持ち、絶対値へと変化していった筈。 気力・スタミナ・グランド・投げ技・打撃・試合運びetc.をレーダーチャートにしてみると、限りなく円に近くなる、オールラウンダーである事が分かるであろう。 GHCグランドスラムの飽くなき追求者であり、試合、戦いに対する専門的な技術や試合の運び方の知識であるノウハウは

◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.5 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「21世紀の人類でも本能で危険だと察知させる最強伝説、そして現代の予言実行者ノストラダムス 藤田和之」 皆さんは藤田選手のあの並外れたパワーや動きや行動や強さをニックネームである「野獣」という括りで、「そうだよなぁ~」「確かに」などと簡単に納得していないだろうか? 素晴らしい素質に加え、相当なトレーニングをこなしているからこそ、アマレスや他の格闘技であれだけの成績を収めているという事は頭で理解していながらも、あのパワーと動き、そして身体を間近で見てしまうと、遺伝子先祖返り