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◆勝手に彰俊的下馬前評判!! vol.15 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

「N-1三連覇を狙う孤高なる狼 中嶋勝彦」

チームではなくユニットに入りながらも他とは異なる独自のテリトリーを持ち、常に何かを狙っている中嶋選手、N-1に対する思いは群を抜いているに違いない。
(N-1では個々がトップとなるのが目的なので、活動をともに行う集団や共通の目的を指すチームではない)

「一匹狼」とは組織の力に頼らないで、自分の力だけで行動する人という意味で使われている。

自分自身も昔はずっとそのように思っており、格好いい生き方の代名詞として使ってもいた。

確かに現在も一般的な会話としては、上記の意味合いで使われているので解釈に間違いはない。

自分がその言葉を使わなくなってきたのは、ある事をきっかけに大阪で定期的に行われていたペットと飼い主の獣医学というものに数年通った頃からであった。

それは、狼とは血縁関係にある個体で構成される「パック」という群れで生活する動物で、当然群れの中には順位がある。

では群れで生活する狼に、一匹狼というものは存在しないのだろうか?

実際には一匹狼は居るんです。
では何が違うのか?と思いますよね。

一匹狼となるのは「はぐれ狼」という「パック」内での闘争に敗れた個体のことを指し、その大半は敵対する狼の群れとの争いに敗れてしまうんです。
だから、金剛というユニットに居ながら異彩を放つ中嶋選手は孤高な狼なんです。

中嶋選手ならば、もしかしたら動物の生態を超えて一匹狼になったとしても敗れる事無く生き続けるのではないのだろうかと幻想を抱かせてくれる程なのだ。

膝が柔らかく、キックの角度からスピードまでを自在に操る事が出来、最近は必殺技でもある張り手も持ち合わせている。

片足を上げて行うキック、脚をあれだけ自在に操るのだから、両足が着き安定した状態で、脚よりも器用に動かせる手で繰り出す張り手なのだから、必然的に必殺技に成らざるを得ない。

空手で培った体重移動と瞬時に腰をひねる事から生み出す打撃の威力は脚も手も要注意だ。

更に心理戦に長け、試合の流れをも変える「笑い」
通常戦いで起きる防衛機制とは違う彼の笑いは、精神的冷静さが保たれている事が伺える。

その「にやり」と共に、相手の技を避けて鋭いスピードでキックを放たれた時、その光景はまるで時空を操っているかのようである。

特に注目すべき所は目と表情であり、戦いの最中に細かな変化がみられる。
一瞬目だけが輝き、冷たく無表情となる時がある。

獲物と捕らえる確信を得た時だ。

その中で最上級の上目遣いの瞳に映った獲物が今年も決勝の相手なのか・・・中嶋選手から目が離せない。


プロレスリング・ノア
齋藤彰俊

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