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海外学生生活② 初交際の成れの果て

前回のお話
海外学生生活① 人と接する事にやっと慣れた頃

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これでも大分端折って書いた方なのですが、えらい熱が籠って長文になってしまい、出遅れてしまいました。

なんと初の2万文字超えの記事になっちゃった…。
区切る所がわからずに書き過ぎた感。



短大でやっと羽ばたいた矢先の人付き合い、その結果のお話です。


結論から言うと、色々と最悪でした。


これだけ先に書いておきますが、10代の妊娠と海外での中絶というセンシティブな経験談が含まれています。
そう言った話題にあまり触れたくない方は、この回はスルーして頂ければと思います。



人付き合いにも慣れてきた


高校を抜けた後ともなれば周りも大人びた人達ばかりで、前回も書いた通り、現地の言語を完璧に喋れない私の事をからかう奴らも一気に減った。
あんなド陰キャだった私にさえも、友人と知人が徐々に増えた。

本格的にお化粧を始めたり、好きな洋服を着たり、髪を伸ばし続けてロングにしたり、アクセサリーや雑貨を好き勝手に選んだりと、人生で初めて個性を出し始める。

黒髪ストレートロングの日本っぽいファッションに身を包んだ女子という事で、少しずつモテ始めた。
特に好みの相手は居なかったのだけど、ようやく自分から恋愛のアンテナも張れるようになった。


当時の専攻は一応美術、ファインアート。
(後にグラフィックデザイン以外の道でメシは食っていけないと悟り、絶望するが…。)

移住してからざっと4年以上経過していたので日常会話はわりと大丈夫だったが、地頭の悪さと語学を吸収する事に対する意識の低さにより、読み書きや勉強はからっきしだった。

なんなら日本から留学や駐在で来たばかりの人達の方が、現地の言葉は理解していたと思う。
私、甘ったれていたので住んでおきながら全然語学勉強してなかったもんな…。


ある時期から、日本語クラスの授業進行を助けるボランティアスタッフに誘われる。

切っ掛けは全然覚えていないが、日本人の知り合い数名と一緒に、空き時間ちょくちょく日本語クラスに参加する事になった。

高校の日本語クラスで若干嫌な思いをしたのによく行く気になったなあ、と思う。
マジで経緯覚えていないけど。

当然日本語に興味ある、日本大好き、またはサブカル文化大好きといった人達が多かったので、生きた日本語が話せる私達日本人のボランティアは重宝された。
クラス自体も高校時代と違って、純日本人教師によるちゃんとした授業だった。
(まあ先生自身は性格に難ありで生徒との距離感バグってる謎の日本人おばさんだったけど)

何回かは私も楽しくボランティアをしたような気がするが、その中で、オタだけど体育会系でもあるイケメンの白人男子から明確にアプローチをされるようになる。


当時はまだスマホがそこまで普及しておらず、LINEもなく、私も日本のガラケーとはまた違った真四角の形状のカパカパ開く携帯電話を使っていて、メールなりSMSなり(text)で家族や友達とやり取りをしていた。

その白人男子からは次第に毎日textが来るようになり、私の新しい父がホームパーティーを開きたがった際に友達として何気なく誘って、一度家まで遊びに来た事もある。
移住してから私は友達自体家に呼ぶ事が一切なく4年以上過ぎたので、父は嬉しそうだった…。


リビングに、日本ではまず無いサイズのデカいソファーを置いていたのだが、普通にその男子は私の隣に超至近距離で座って腕を回していたし(私の親の前だけどめっちゃ自然)ずっと甘ったるく話していたし、帰り際バックハグなどもするしで、やや驚いたりドキドキした記憶もあるのだが、日本と違ってそもそも「付き合いましょう」的な告白文化が無さげだったので、お相手の中ではもう親密で彼女認定されていたのかもしれない。

明確に付き合ってる状態の線引きが、日本よりあやふやな感じはあった。

初めての異性との接近に若干ドキドキはしたものの、私の頭の中はどちらかと言うと、どう断ろうかな、という思いでいっぱいだった。


どんなに相手が優しくてアニメ好きで格好良くても、全然キャーキャー言うまではならなかった。
多分、人生初めての彼氏は日本人がいいと考えていた所為だと思う。

こればっかりは差別とかじゃなくて「癖」の部類なので仕方が無い。
それに、初めてなら余計に日本人がよかった。

こうした事は上手くいくようで、なかなか上手くいかないものだ。


日本語クラスの他ボランティアスタッフに、女好きのマジのクソ野郎と、メンヘラギャルといった、個性的な日本人男女がいた。

男の方は「なんか、か弱い女の子にイタズラしたいんだよね~」などとよく呟いている薄ら寒い女好きで、若さを取ったら何も残らないであろう小デブの俳優志望、当時19歳の日本人留学生♂である。
白人・アジア人と問わず女に執着する本当に気持ち悪い男だった。

で、そいつと付き合ってはいないが結構仲良くしていたメンヘラギャルの日本人留学生♀は、留年か浪人かで私達よりも1つ上の当時20歳。
背はチビで胸は大きく、瞳はかなりくっきりとした二重が印象的だが、とにかくだらしなく、大きな口で欠伸をしながら海外の広い学校内をスウェットと便所サンダルで歩き回るような女だった。


どちらも似たようなチャラいノリで知性の欠片も無かったが、各々海外生活をとても楽しんでいた。

今にして思えば私とは第一印象の時点でかなり合わない2人だったのだが、授業の合間にカフェテリアでよく出くわしたり、こうして日本語クラスのボランティアで嫌でも顔を合わせるので、私も最初頑張ってノリを合わせていた。

ギャルの方は、私を好いていた白人男子の事を気にしていて、今日あの人がいる日本語クラス行くからメイクちゃんとしてきた~♡などと言っていて(※彼氏持ち)よく浮ついていたが、私がその男子を「友達としか見れない」とありきたりな台詞で振ってしまってから、面白いくらい判りやすく相手への興味を失ってしまった。
まあ、そういう地雷っぽさがあった。


そんなこんなで、当然コイツらだけではないが、日本人そして現地人の友人知人達は日を追う事にどんどん増えていった。

しかしながら、初めて付き合う直前までいった(?)白人男子をアッサリと切ってしまい、現地人に馴染んでいくルートを自分から消滅させてしまった私の人間関係は、どんどん日本人を中心としたものへと変わっていった。

今までは母親がいる家庭内でしか日本を感じられなかったので、学校や外で日本語を喋れること自体が楽しかったのを覚えている。


地雷な留学生達との交流


OLやって自分でお金を貯めてから夢の留学を果たした歳上の20代後半女子なんかもいたが、大概の日本人留学生たちは18~20歳くらいで、ほぼ親の金で遊びに来ていた。

勿論、全員では無いが。

根が真面目な子は、親元を離れてもしっかりと勉強第一で頑張っていた。
そういった子らは最初に決められたホームステイ先からまじめに通いながら(我儘言って恋人と住む為に秒でホストファミリー宅から出る奴らも多いのだが…)現地の短大や大学をしっかりと卒業する。
私の周りには立派な大学卒の友達も意外と多い。

ちゃんと卒業した後、日本へ帰国した子達も、結婚や就職で現地に残った子達も、いずれもいい企業に勤めたり、国際結婚で幸せな家庭を築いたりと、素敵な人生を歩んでいる。


しかし、皆が皆そうではないし、校内の日本人コミュニティには良くない存在も沢山あった。


チャラついた若造連中はもちろんだが、歳がある程度行き過ぎていて、仕事じゃなく留学で来ている日本人のおじいさんやおばさんもヤバい人が多かった。
(ざっくり言えば家族に捨てられて海外行って、若者に囲まれて過ごして楽しんでいるジジイババアよ…。)
が、最も人をダメな方向へと引っ張る存在は、責任一切無しで周りを巻き込むパーティー狂の若い学生連中だ。

とにかくクラブやレイブやマリファナが大好きで、ド陰キャの私からするとまァ話が全然合わない連中だった。
シラフで楽しめない可哀想なサルという印象。


日本語クラスのボランティアで一緒だったメンヘラギャルとクソ男も、このタイプだった。

今にして思えば、最初に出会った日本人の比率が「たまたま」馬鹿が多めだったのは間違いない。
ちゃんと気の合う友人達と出会うのはもう少し後の話である。


それでもなお、私にとっては、移住から4年以上経って初めて家の外でバカにされる事なく普通に日本語の会話ができる同世代の相手だったので、最初は嬉しかったし、どんな奴らでも大切だったのだ。

日本で流行っていた事もたくさん教えて貰った。
メイクやファッションに対する意欲も湧いたし、いい刺激であったのは事実だ。

…深入りしなければよかったなとは今でも思うが。


相変わらず、彼氏持ちにも関わらず校内で男漁りに近いことをしたり、かなりダラけた服装にやる気のない態度、日本の恥とも呼べるメンヘラギャル20歳が(こいつに限った話ではないが留学しておいて勉強する気は無いのだろうか?)、ある日突然カフェテリアで自身の彼氏の話を聞かせてくれた。

この日本人女子は、前述の通りぱっちり二重でメイク映えするルックスで、チビ巨乳に色気のあるサゲマン風オーラ、留学当初は同じ日本人からモテていたらしい。
(本人は欧米人にしか興味がなかったそうだが…。)
ある日、私達が通っている学校の隣町にある学校で、同じように留学している一個下の日本人男と知り合ったそうだ。

その彼は、日本では7股余裕な超チャラいギャル男だったそうだが、女の方もチャラいというかチョロかったので、細かくは考えずヤってから好きになって付き合う事にしたらしい。

首にキスマをつけられまくった状態で写真撮影して学生証を発行したりしていたので、肉体関係持ちまくりで周りにもアピりまくりな関係なのは、何となく把握していた。

その後、ホストファミリーから反対はされたが、留学1ヶ月ほどでホームステイ先を出て、彼氏と複数人の学生でルームシェアを始めたため、学校は違えど彼氏と基本ずっと一緒にいて楽だ、むこうの学校へ編入も考えている、といった惚気話を延々と聞かされた。


このメンヘラギャル、かなり社交的なのだが、肩の近くまであるリストカットとアームカット痕に、大好きな友達と家族の一人が死んで遺産で留学したなどと、なかなか闇が深い背景を持つ女でもあった。

加えてかなりのパーティガールだった為、その子のパイプで、私達が通っていた学校&その彼氏の学校の日本人たちの間に交流が生まれた。


ギャルとその彼氏が住む部屋を会場として、二校合同の日本人比率多めの激しいパーティーがしょっちゅう開かれた。


根が真面目な学生らは付き合い程度で別にハマらなかったけど、このパーティーに一応参加するだけしてみたという日本人の子は多かった。

アパートメントだが、当然日本のアパートとは全く違った造りで、かなり広々としている。

私もそいつらの家のパーティーに誘われ、最初は結構迷ったものの、更に気の合う友達ができるかも?という淡い期待で、思い切って飛び込んでみる事にしたのだった。
(ピュアかよ…。)

そんな隣町の学校の生徒らも交えたパーティは、結論、まあ当然ながら私にとって面白いものではなかった。


だって陽キャとヤリチンとヤリマンばっかなんだもん。
当方処女だったので余計に萎縮しちゃうよね。知らん場だし。

それまではイケイケな人達とは目も合わせられないくらいだったので、少しずつ今風の奴らとの交流の仕方を学べたのは良かったけども…。


私は、薬どころかお酒も煙草も当時から一切やらないので、パーティ自体は全く楽しくなく、ただただ純粋に気の合う友達探しに赴いていた。
(その場では結局見つからなかったのだけど)

自宅のホムパ以外で生まれて初めて参加したパーティーで、私を招待した側のギャルは一生彼氏とクソベタベタしてるし、同じ学校の女好きのクソ野郎はその家のルームメイトの中国人留学生と別室でヤリ初めていつの間にか付き合ってるし、なんだか生々しい家の中の様子を目の当たりにして、私は途中で疲れきってしまった。

ルームメイトの学生ら、そして呼ばれた奴ら、男女問わず、みなチャラいガキばかり。


唯一いた50代の日本人留学生の女性はギャルの彼氏からふざけてほっぺチューをされてデレデレしていて、地獄絵図。
どいつもこいつもスキンシップ激しすぎて草。

ギャルは、私や複数人の日本人女子達をこのパーティーに誘った側だったが、皆をもてなすどころか部屋着で超寛ぎながら彼氏とくっ付いてしかいない。

この若いカップルは付き合って1ヶ月ほどの筈だが、既に互いの左手薬指には日本人が好きそうなブランドのペアリングが嵌められていた。
彼氏の方はイヤな奴ではなかったが、顔と愛想がいいだけのクソ野郎なのは非常によく解った。
パパママのお金で彼女にブランドの指輪買うとかダッッッッサ。女もそれで嬉しいんだね…



知らない世界に触れて、まあまあ何でも受け入れようとはしていた当時の自分だが、別の日本人カップルが中出しの話などを目の前でしだして、いい加減アウェイすぎてもう帰りたくなってきた。


その頃の私は、学校で人との交流方法を多少覚えたとはいえ、家では相変わらずアニメ・漫画・ニコニコ動画漬けの陰の者だった。
(当時Crunchyrollのおかげで日本の現行のアニメ追えたのは感謝感謝)
永井先生のゲーム実況や、過去動画のKCの歌や盗作安倍団子で一人爆笑しているような部類の女であった…。
そりゃ、その辺の奴らと合う訳がねぇよと思う。


周りを見ると、どいつもこいつも声が異様に大きく、ノリと酒と下心を装備してチャラついている。

みな大量の酒と、少し薬も入っているようだ。


私が知る限りのパーティー大好きな日本人留学生は、9割マリファナまでは軽く手を出している。

その9割の人間の中には、帰国後合法でラフに吸えないのがしんどくて海外に戻ったり、男だろうと現地のパートナーと結婚して無理くり滞在し続けようとしている奴らも多い。

今現在でも、私は計11年海外に住んだけど葉っぱを一度も吸っていないと答えると、たまに驚かれる事がある。
くっせぇし、目の充血ほんとダセェから嫌いなんだよな。
吸った後のマンチーもキモい。
私なんか吸わなくてもクソほど食べるし、食べ物の旨み感じて感謝できますけどって思ってしまう。

パーティーで言葉通りのバカ騒ぎをしている奴らの人生はどうでもいいけど、どいつもこいつも言動がとにかくヤバく、よくまァここまで恥を曝け出せるもんだと思う。

ねっとりしたキショいパーティーノリについて行くのはなかなか大変だったが、そんな時、ふと私と同じように一人静かに過ごしている日本人男性がいる事に気が付いた。


人生初彼氏


その人は、日本の有名大学を出て、仕事をした後に留学生となった7つ上の日本人男性だった。
当時私は19歳、相手は26歳か。

通っている学校は私と違っていて、ギャルの彼氏の方と同じ学校の生徒だった。
(よって、この男性と距離が縮む事をギャルは最初だけ喜んでいて、付き合ったらお互い彼氏が○○学校生ってコトになるね♡と言っていた。)

パーティーで、周りが「どの娘がタイプ?」というくだらない話題を女子本人らの目の前で展開する中、ずっと静かに佇んでいたその男性が、「僕はのあちゃんかな。」と笑いながら答えていたのがかなり印象的で、ぶっちゃけそこだけを切り取るとメチャクチャ嬉しかったのを覚えている。

その夜、周りの熱気に充てられて何かが起きた訳では無いが、最後私を家まで送ってくれたのはその人だった。

あの中年女性を除けば、コミュニティ内で一番オトナなのが自分だから、ということらしい。
運転もお手の物だし酒も嫌いだから、ドライバーに徹することが多いのだと言う。

その人とは連絡先だけ交換して帰宅し、その日は何事も無く終わった。

私の方がまだスマホや日本語対応携帯を所持していなかったので、連絡はその日からtextでのローマ字入力。

「Ima nani shitemasuka?」
「Game chuu dayo :)」
みたいな。
コツコツようやってたな…。
(後のド修羅場では私が一方的に超長文でこれを打ってたんだけど、なんか笑えるな)


初めての日本人男性とのメール的なやり取り、それだけは正直すごく嬉しかった。

性格はまだ全然よく判らないし、顔も特にタイプという訳ではなかったし、昔からテキトーに想像していた「初彼氏像」よりも身長は結構低めだった。

でも、私はそもそも顔を見てから相手を選ぶ事はないし、当時は歳上カレシというものになんとなく憧れてしまっていた為、私達が甘ったるいムードになるまでそう時間はかからなかった。


相手の方も、私のような清楚な髪型とメイク(ギャルに比べたらって程度だけど…)やらアニメ漫画ゲームの話がわかるタイプの女子に弱かったらしく、パーティーの時から狙われている感じはしていた。
まあお互い雰囲気「だけ」で惹かれたわけだ。


唐突に距離は縮まった。

本来はもっとよく考えるべきなのだが、世間知らずで馬鹿なガキ、かつ経験値低すぎる処女時代の間抜けな私は、大してタイプでもないこの人への恋愛にまっしぐらだった。


というか、せっかく日本人の異性が初めてガチで自分を気に入ってくれているというシチュエーションだったので、ここで私も乗らないと一生彼氏ができないかもしれない…。と大真面目に考えていたのだ。

今なら勿論、そんな事はないよ、と断言できる。

相当に運が無い限りは、人生誰かと付き合うなんてどんな人にもチャンスくらいは何度か舞い降りる筈だ。
極論、どんなクソみたいな奴でも恋人は作れる。

しかし今ほど自信も自分自身もない19歳の私には、そんな事解らなかった。
これが最初で最後かもしれない、と。


ある日、告白というほど素敵なやり取りではなかったものの、その男性からざっくりと交際を申し込まれ、生まれて初めてお付き合いをするに至った。

世の中には、恋愛や就職などなど、一度踏み込んでみないと解らないことで溢れている。

特に恋人とは、付き合ってみないと実際のところ解らない部分ばかりである。
ましてやリアルの男に全く詳しくなかった頃なので、余計に異性の質を見抜く事が出来なかった。

一度きりしかない自分の大切な時間や、自分自身をもっともっと大事にすべきだったとか、そういった事は全部後になってから解るのだ。


初めて付き合って見えた光景


初彼氏は7つ歳上だったが、付き合ってみるとそこまで歳上感がある訳でもなく、ウキウキしたのは本当に最初だけで、正直なところ少し残念だったのを覚えている。

というか大概の年の差カップルは、互いの年齢層の好みでくっ付いたのもあるだろうが、うち歳上の方が同世代~歳上の異性にあまり相手にされていないので歳下に走る事も多いかもしれない。
(純愛カップルは素敵と思うけども…)


私の初めての彼氏も、人の気持ちをあまり考えない効率厨で、自分にゲロ甘く他人に厳しく、よく言えば頭のいいマイペースマンなのだが、根はわりとハチャメチャな人だったから同世代の人達とはあまり馴染まなさそうな印象だった。

日本の良い大学を出て社会人を経験したのち、海外で博士号を取得する為に留学して来たとのことで、周りの若造共からはパパ扱いされつつも、物凄く居心地が良さそうだった。


私はストライクゾーンが狭くない方だし、マジで許せない部分以外は大体のことを許容してしまうのだが、これまで青春が一切なく19歳にして初めての恋人という事で、勝手に「カレシとはこういうもの」と漫画やアニメで得た知識から理想像を築いてしまったようだ。

実際の彼氏と毎週末会うようになって、案外残念な事は多かったが、日々私が勝手に納得をしながらも関係は続いた。


※以下、生々しい初体験記録やその後の修羅場について。有料でちょっと伏せさせて頂きます。


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海外学生生活③ トラウマを越えて

番外編
【アドバイス】10代で妊娠した子や、いま妊娠疑惑で戸惑っている方々に向けて


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この前ふいにアイスカフェラテを奢っていただく事があり、これぞささやかだけど大きい幸せだぁ!と思いました。 なんだかいつもより美味しく感じました☕️ 誰かからカフェラテを飲ませて貰える分、明るく生きられる気がします。