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息子、VTuberになるってよ feat. 親の苦労話 その2

その1はこちらです。

6.動画を編集…あれ、まだいろいろ問題が…

さて、撮った動画を編集しようと確認してみると…なんと声が録音されてない😨
OBSのマイクの設定を間違えたらしい??

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マイクが…反応してない💧
ということでマイクの設定⚙ から適切な音源を設定し、再度、声を入れて動画を収録。さてやっと編集! 使ったソフトはFilmora。

最初はほかのソフトを検索して見つけてきて「これほしい」って言っていたんだけど数千円するソフトでした。VTuberにおススメってあるからこれが欲しい!って言われたんだけど、動画編集ソフトなら母(私)も持ってるよ、これならわからないときに母ちゃんでもわかるし、同じやつ使おうよ、と説得。

それでもちょっと渋ってましたが、「VTuber 動画編集ソフト」で検索して、その中にFilmoraも見つけたので、本人は納得した様子。(実は「VTuber Filmora」みたいな感じでググって見つけたページだったんだけど、そんな悪いソフトじゃないしまぁいいでしょ)

◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その5◇◆
早速編集のためにインストールだ! …と思ったら、インストーラーがオールインワンタイプじゃなくて、ネット接続タイプのインストーラー(インストール途中でダウンロード発生するやつ)で、インストールしようとすると接続がesetファミリーセキュリティに弾かれて待てど暮らせど0%。(~_~;) 

おーい、プロキシ経由の場合はどうやってインストールすんねん。と探したところ、ヘルプの中にオールインワンタイプのインストーラー発見…。いちいち手間がかかる😅 ◇◆

そんなわけでなんとかインストール完了し、試しに撮った動画にテロップなどを入れて編集してみる。インストールはてこずったけど、編集は意外と手こずらずにできた!
私が普段使っているソフトとはいえ、ほんとに基本のきを教えたくらいで、あとは自分でなんとなく触っていて少しずつ覚えてるみたい。

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まぁ、字幕入れるときに「後ろが黒くならない字幕がいい~~」って泣きついてきたり、「動画を切ると字幕もずれる~~」って泣きついてきたりしましたけど、まぁでも一度教えたら覚えてくれたし、よく頑張った!

ということでようやく「試しに一本作ってごらん」の動画が出来上がった!
これでようやく、一緒にやろうと声をかけた仲間との、本番用の撮影が始まる!(え、ここから?)

7.仲間と撮影!

さて、やっと仲間と撮影。まずは自己紹介動画を撮ってみよう、ということに。撮影といいつつ、お友達と遊べるのでとっても楽しみにしてる様子。

しかし撮影前に問題が。このVTuberの動作はカメラによるトラッキングになるので、PC1台につきアバター1個しか動かせない。仲間のねむ君(仮名)と息子、どうやって一緒に撮るの? と聞くも…う~~ん、どうしよう…となる😅 まぁそりゃそうだな。仕方ないのでやり方を提案する。

「自己紹介は声は一緒に撮るけど、画面のアバターは別々に撮れば? で、それをあわせて編集」
「うーん、なるほど…」

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ということでこんな感じで一人ずつ撮ることに(このアバターは私のなので実際に息子が作ったものではないです)。

ねむ君に家に来てもらい、いざ撮影…と思ったら遊んでる😅
午前中だけだから時間はそんなにないんだよ? いつ撮るの? とせかして、なんとか撮影開始。私は別室で仕事。

◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その6◇◆
しかし、撮影し始めた途端、なんだか大きな声が聞こえる。

「いきなりしゃべれって言われてできっかよ!」

喧嘩してる模様? どうしたの、と見に行くと、息子が半泣きで台本書いてからやる、と台本を書き始めていた。
そりゃそうだ、台本まったくなしでいきなり自己紹介やれっていっても、慣れてないとできないだろう。

ほらね、どういう動画を撮るか事前に決めておかないとダメだったでしょ。って母は思ったけど、そう言っても事態は終結しない。
息子が仲間を誘ったわけだけど、息子が全部やってしまったら、この先長続きもしないだろう。そんなわけで話しかけ方を考える。

「そうだね、台本ないとできないね、ちゃんと書いてからやろうか」
「ねむ君も、自分が動画に出るなら、話すことは自分で考えようね」

ふたりで少し反省したのか、その後台本はふたりで考えたらしい。

こういうところは、もしかしたら大人も一緒かもしれない。何も考えずにただ参加すると、何をやっていいのか誰も準備してないという状態に陥って、結局グダグダになる、みたいな。
そういうのも学んでいけたらいいなぁ。◇◆

そんなこんなで、無事自己紹介動画の撮影は終了。

8.声が変わらない!?

息子自身のアバター動画も、ねむ君との自己紹介音声に合わせて撮影が終わり、いざ編集! …と思ったら。

「声が変わらない~~」

いやそらそうだよ、前からいっといたじゃん…っていう。
ただ、今回の動画はBGMとかなしで純粋に音声を撮ってるから、息子が事前に調べていた「恋声」(音声変換ソフト)とかで高さとか変えたら? と提案してみた。(画像から恋声に飛べます)

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これでいろいろ声を変えてみるも、ピッチとかくらいしか変わらないし、二人で一緒に撮った音声はあとから別々にはならないので、それを分離してそれぞれ変更する…っていうのも難しい。

VTuberなのに声変えなきゃだめなの? って聞いたら

「声だって個人情報だから、もしそこから特定されたりしたら大変」

とのこと。自分たちなりによく考えた結果らしい。

いろいろなボイスチェンジャーソフトを試してみるも、なかなか希望に沿ったものが見つからず…。
結局ゆっくりボイスになりました。

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せっかく音声撮ったのに、全部テキストで打ち込んで声つけるんだって😅

とても編集大変だし、しかもそれVTuberっていうよりゆっくり実況じゃね? って思ったのですが、息子の決意は固く、結局ゆっくりボイスになりました。

◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その7◇◆
どうしても、大人目線で効率的に、楽に続けられるように、ってお膳立てしたくなります。
でも、いかに面倒くさくても、本人がやりたい道なのなら、まずはもう好きにやらせるしかないのかな…と。
こんなんで本当に続くのかな? とか思っちゃいますが、続かなかったら続かなかったで、これもまぁひとつの経験でいいかな、と割り切ることが大事かも。◇◆

背景は、先日試し収録したマイクラのプレイ画面をつけ、音はフリー音源を拾ってきて入れました。
フリー音源も…サイトによっては弾かれたりしてなかなか大変でした💧

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9.YouTubeチャンネルを作ってアップロードする

さて、ようやく動画ができた!
ということでYouTubeチャンネルを作ってアップロードします。

YouTubeアカウントは13歳以上でないと作れないので、私(母)が作成し管理することにしました。
大きくなったら自分たちで管理することも考えて、新しいアカウントを作成し、そこにYouTubeチャンネルを…。

チャンネルを作るにはチャンネルアートとチャンネルアイコンが必要だった。

なくてもつくれるけど、せっかくVTuberになるんだから必要だよね、ってことでまたチャンネルアートとアイコンをせっせと作る。CANVAとかどっから探してきたのかわからんがそれで作ろうとしてみたりするけどやっぱりうまくいかない。
そんなことをしていたら、ねむ君がかわいいアイコンとチャンネルアートを作ってくれたので、それを採用することになりました。

そしてやっとできたチャンネルがこちら!

2021/8/1にチャンネル開設となりましたが、たまたま母の作業と息子の編集がこの日に終わったっていうだけでした。
でもめっちゃ切りのよい数字。

四苦八苦しながら、最初に作ってアップロードした自己紹介動画はこちら。

こうして息子は無事、VTuberになりました。

10.実はこれ自由研究だった

VTuberになったのは頑張った! 認める、が、これは最初に書いた通り夏休みの自由研究なんです。
まとめないと! っていっても、まとめ方わかんない…と😅

まぁそりゃそうだ、昨年は一斉休校の影響で夏休みが短くて自由研究なんてやらなかったし、一昨年は2年生。自由研究といいつつホッケー台とか作ってた学年。

そういや私も自由研究のまとめ方なんて覚えてないなぁ。と思ってググって、まとめかたを箇条書きにして渡しました。そこを穴埋めして書けよ! ってことだったんだけど…

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出来上がったのはこんなパワポでした。

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『わかったこと
 Youtuberは辛く、険しい道だということ。』

なんだこりゃ(笑) こんな自由研究でよかったんだろうか(笑)
自由研究を学校に見に行く機会がないので、どんなふうになったのかはよくわかりません…

けど、自分で何かをやるって決めて、やり遂げたので、とってもエライ! ってほめてあげようと思います。

あとがき

さて、なんとか息子はVTuberになりました。

なりましたが…このあとも動画投稿は続けてこそのYouTuber。これは終わりではなく始まりのはずです。

なんなら、「この動画のやり方面倒くさい…もっと簡単に動画を作る方法ないかな」と、今度はゆっくりムービーメーカーに手を出してお勉強を始めています。

果たして、今後どうなることやら。

今後は不定期連載「息子、VTuberになったってよ」をお送り…できたらいいなぁ(笑)

お読みいただいた皆様、ありがとうございました!

【追記】
続きました!



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