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新しい仕事
仕事をクビになったことを、お弟子仲間のUさんに話すと、
「一緒に仕事を探そう!」と言ってくださり、
Uさんの家の近くにある、個人経営のレストランを紹介してくださいました。
クビになって3日後、隣の県にあるレストランのマスターに会いに行きました。
最寄りの駅から徒歩10分のところにある、営業35周年の、個人経営の洋食レストランでした。
出てきたマスターは背が高く、怖そうに見えましたが、
話すと九州訛りで物腰が柔らかく感じました。
やはりわたしは当時も常識がなく、
レストランに「仕事させてください」とお願いしに行くにもかかわらず、
厚化粧にピンクの花柄のワンピースを着ていきました。
20代前半の子が当たり前にできることも、当時はできませんでした。
今思い返すと本当に恥ずかしいです…
「この子、すごく真面目なんです。食べることに対するこだわりも強い」
と、Uさんが、必死でわたしを営業してくださいました。
当時、コミュニケーション能力は平均よりずっと低かった上に
ピンクのヒラヒラな格好で行ったにもかかわらず、マスターは、わたしを雇ってくださると言ってくださいました。
これは完全に、Uさんのおかげだと思います。
仕事をクビになって3日で、次の仕事が決まりました。
画像提供元:https://pixabay.com/ja/
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