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優しさに戸惑う夜

優しさに苦しんで、まだ苦しみきれていないわたしは、未だに踠いている。

3月に失恋した。もう6月になろうとしている。でもまだ好きだ。
淡い期待を抱きながら、友人として彼に接することが怖くなっている。怖いというか、なんてLINEしたらいいか分からなくて、トーク履歴を読み返してみたり、2人で出かけようと誘ったら変に思われないか不安だし、要するにビビってる。
実は本当に怖がってるのかも。

女々しい感情は早く捨ててしまいたいけど、なかなかそう簡単にはいかない。


彼は特別にかっこいいわけじゃないし、ちょっとナルシストだ。
友人には「なんで好きなの?」と聞かれた。そりゃあ「好きになったから」としか言えないけど、頑張って説明するとしたら「居心地が良すぎる」から。

振られた直後に書いた「優しさに苦しんだ夜」でわたしは

彼の前では自然体でいられて、それがとっても心地よかったし、友達関係のままでも十分だったけど、彼に愛されたいと思ってしまった。

と書いている。その通り。

友達として充分なくらい、それ以上なくらい一緒にいて楽しくて、会話のテンポが心地よくて、たまにあった 互いにこっそりと相手の感情や本音を探ってるような感じが好きで、もし彼の恋人になれるならどれほど楽しいんだろうと思った。


わたしはあまり「どっちが告白したか」「彼から告白されたい欲」に拘るより、「早く彼女になりたい」気持ちが先走るので、あまりにも焦れったいと告白する。してしまう。結果は惨敗だったけど、後悔はない。悲しさが募っているだけだ。


まだしばらく好きでいたい。
その間に彼と会うかは分からない。
ひょっとしたら気持ちを押し殺して会うかもしれない。
きっと難しいことだし、辛いだろうし、表情に出そうになるだろうけど、
でもわたしはこの感情を押し殺してでも会いたいなと思ってしまう。

彼が好きだ。




いい夜を。

のあ





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