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note事業開発として3ヶ月(体感1年半)でやったこと

noteに二人目の事業開発として、2019年12月に入社し3ヶ月。毎日ものすごいスピードで起こる状況の変化を感じながら楽しくやっています。

この記事は、これからnoteで働いてみたいと考えている方に向けて、自分の棚卸しも兼ねて、この3ヶ月間でやった仕事についてまとめてみました。

そもそも事業開発ってどんな仕事?

外資では一般的なようですが日本ではあまりなじみがない職業らしく、定義も会社によって違うそう。

その中で、こちらの記事でトレタの中村さんが説明されている内容がわかりやすく非常に腑に落ちたので引用します。

事業開発を一言で表すと、「事業未満」を「事業」に変えることです。
サービスやプロダクトを作っている過程で、「機能が足りない。ユーザーが足りない。連携が足りない。販路が足りない」などといった色んな足りないものがでてくる。そんな、一人前の事業を育てるために足りないものを発見し補うことだと考えています。

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出典:キャリアハック「『BizDev』ってなんだ?メルカリ・マネーフォワード・WiL・トレタの BizDev Night!」

まさしくnoteでやっているのは、立ち上げ→急成長フェーズの間あたり。
兼業、兼務であり、自分も手を動かしたり、俯瞰で見たりのマルチロールで、一本に集中すると逆に周りが見えなくなる&飽きっぽい自分には最高の環境です。

主に3つの事業に関わっていたのですが、大別すると各事業の戦略立案、マーケティング、セールス、組織・オペレーション構築、アライアンスを担当していました。ひとつずつ紹介します。

①note コンテスト事業

一番はじめのミッション。メインのコンテスト事業専任の担当が入社するまで約1ヶ月半、担当しました。

さまざまな企業とコラボして実施しているnoteのコンテスト。これまでに、キリンさんやfreeeさん、LINEMUSICさんなどにご活用いただいています。

現状、お問い合わせベースで企画しており、今後さらに盛り上げていくためにどういった戦略を立てればよいか?というのが課題です。

戦略立案
 ・全コンテストをリスト化して、過去の歴史など取材
 ・取材元に規模感や目的軸でセグメンテーション
 ・コンテスト利用価値の定義と相性が良い顧客の仮説設計
 ・商品及び販売戦略の策定と実行
 ・今後の必要な動きと検証すべき注力ポイントのアウトプット
セールス
 ・コンテスト案件のセールスとしてのフロント対応
 ・商品仕様のルール設計、パッケージ化、セールスシート作成
組織/オペレーション構築
 ・社内オペレーションのフローと役割分担の整理

このあたりの先鞭をつけ、その後、入社した専任担当のみちよさんにバトンタッチをしました。

ちなみにいま実施中のfreeeさんですが、なんと1万件以上の投稿が集まっています。すげえ……

すぐ側で仕事をしている&引き続き片足突っ込んでいますので、もし興味のあるクライアントさんがいらっしゃいましたら、お声がけください。

②noteコンテンツの外部配信パートナー開拓

並行して実施していたミッション。事業開発チームの玉置さんと担当しています。

noteでクリエイターの方が作ったコンテンツを、外部パートナーサイトに配信し、クリエイターの認知を広げ、出口を作る仕事。Smart NewsやLINE NEWSといったパートナーさんにはすでにコンテンツを配信しています。

アライアンス
 ・他のWEBメディアがどうコンテンツを外部配信しているか
  パートナーごとの規模感やオペレーション方法などのリサーチ
 ・noteでのパートナー開拓優先度決め
 ・パートナーへのアプローチ&配信準備

ガッツリ独自の開発や人的オペレーションが入ると厳しいですが、すでに外部配信する仕組み自体はあるので、こちらも興味があるパートナーさんがいたらお声がけいただけるとうれしいです。

③note pro事業の運営全般 

1月に入ってから担当している、現状リソースの80%を割いているメインミッション。

法人向けの有料サービスnote pro。月額5万円のサブスクリプション型のBtoB SaaSです。

僕の入社前からあったプロダクトでチームビルディングしている中に入らせてもらいました。

一人目の事業開発の坂本さんはじめ、カスタマーサクセスの水野さん、セールスのなつきさん、庭野さん、葛迫さん、営業事務の横山さん、PMの川口さん、開発チームの和田さん石坂さん、デザイナーの沢登さんとチームで連携。

社外からも、Salesforceで最年少マネージャーをされていたdigsasの石井さんにコンサルいただいたりなど、外部の方にもご協力いただいています。

戦略立案
 ・既存顧客リストを目検チェック&セグメンテーション
 ・各顧客セグメントの言語化と戦略設定
 ・戦術立案とスケジュールへの落とし込み、実行
マーケティング
 ・notepro自体の価値の言語化、再定義
 ・プロダクトに今後必要な機能の絞り込みと開発要件定義
 ・プロダクトLPのチューニング
 ・GAなどを使った計数管理
 ・リード獲得セミナー企画
セールス
 ・エンプラ案件のフロント
組織/オペレーション構築
 ・カスタマーサクセスの仕組み化
 ・既存顧客向けサイトのコンセプトとコンテンツ設計
 ・各ファネル通したチューニングと役割分担設計
 ・hubspotの導入
 ・人材採用(面接)

引き続き主務として担当する予定で、今一番仕組みづくりに注力してます。マーケティング、セールス、カスタマーサクセスを絶賛募集中です。

そもそも事業開発という職種を知らなかった

じつはこの会社に転職するまで、これまで自分がやってきた「カオスな状況を整理して前に進め、仕組みを残す」という仕事を「事業開発」と呼ぶことを知りませんでした。

担当していた部署が、営業だったりマーケティングだったりオペレーションだったり、商品企画だったり……職種の名が定まらない「なんでも屋」だと思っていたので、転職エージェントさんから「あなた事業開発ですよ」と言われたときには、ちょっとポカーンとしました。

たしかに取引先やパートナーの方々で「事業開発」という名刺を持っていた人はいましたが、まさか、それが自分だとは。

いま、働いていてすごく楽しいのは、noteのミッションや世界観に惹かれて入社したのもありますが、事業開発としてのポジションを得たことが大きいです。当社の事業フェーズで「求められていること」が、僕の嗜好性と、これまでのキャリアで培ったスキルに超マッチしている、と思っています。

noteは通常の体感時間6倍速

事業開発のみならず、総じてnote自体が0→1や1→10フェーズが多く、どの職種でも現場仕事と仕組みづくりを体験できる非常に得難い環境だなあと思います。

そんな環境下で、ビジネス専任1人目、事業開発坂本さんは僕の入社前、一人でこんな仕事を2倍はやっていたのでまじすごい。

最近、坂本さんとふたりで話していたのが、なんでnoteはこんなにも恐ろしいまでのスピード感なのかということ。

どうやら坂本さん流の確かな計算の結果、noteの2ヶ月は世間の1年らしいです。6倍速です。

宇宙のどこかでは時間の流れる速度が違うと言われていますが、それがこのnote内に存在したとは……

入社半年の坂本さんはすでに3年経った実感があり、僕は3ヶ月で1年半終わったような気持ちです。体感時間としては、確かに合っている。この話をnote一人目人事の北上さんにしたら激しく同意されたので、おそらく間違いないです。

体感時間が6倍速であることは、僕の中でも仮説があって、決断経験の速さに起因するのでは無いかと考えています。

・ミッションが明確で、意思決定速度が2倍
・SlackやGoogleドキュメントなどのテクノロジー活用で、情報流通速度が2倍
・社員全員クリエイター型の手を動かす文化で、アウトプット速度が2倍

上記を足し算してちょうど6倍になる計算。一つ一つは小さな違いですが、足し合わせるとすごいスピードになっているイメージです。

その場でジャッジしないと頭がついていかないので、基本、宿題を溜めず、がしがし処理する仕事の仕方になります。反射神経と野生の勘が磨かれていっている感があります。

サバンナみたいなものですよ。自由はあるけど、下手したらハイエナにヤられる(笑)。
「襲われた!ウケるね!」みたいなマインドセットだと一番いいですね。

まさしくこちらの記事で触れられている、ピースオブケイク=サバンナ説と合致します。

一緒にサバンナで働きませんか?

noteで働くこと、そして事業開発の仕事を楽しそうだな、と思っていただけたらうれしいです。一緒に6倍速のサバンナで、おもしろい体験をしたい方はぜひこちらの採用ページから、ご興味のある職種に応募ください。

ホント、今のフェーズでジョインできるのは、どの職種でも貴重な経験を積めるし、楽しいと思います!

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