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花山歩 #5 八幡平界隈の沼巡り②秋田八幡平『長沼』(2022.6.14)

御在所沼の次に向かったのは…
八幡平のアスピーテラインを移動して秋田側へ
大沼や長沼は紅葉で有名ですが、お花の時期も
訪れる人が多くなります。
そのなかでも、やっぱり見に行きたいのは
優雅で美しい『キヌガサソウ』‼︎
八幡平山頂にも咲いているんですが、まばらに数個咲いてる程度。
さてみんなが見に行く長沼のキヌガサソウは… 
どんな感じ?

蒸ノ湯温泉

八幡平最古の秘湯として人気の
蒸ノ湯温泉からスタート。
蒸ノ湯から長沼までは1時間ちょっとのお気軽トレッキングコース。
とは言え、大谷地湿原から先は本格的な登山道になってます!
登山靴と熊鈴は必須アイテムです。

野天風呂入口

野天風呂エリアの奥に登山道があるので
あちこちから出ているモクモクの湯煙と大地の息吹を感じながら
野天エリアを通過していきます。
入浴料 大人700円 小人400円

※野天エリアは撮影禁止になってました

エンレイソウ と ミツバオウレン

定番のお花を愛でながら

森林セラピーロードに指定されている癒し効果抜群の森を進んでいきます。

大きな立派な看板

ビジターセンターから上がってくる道と
ここで合流します。
ここまでは広い歩きやすい道です。
が、この先は本格的な登山道に突入!

大谷地湿原

もう少しするとレンゲツツジで鮮やかになるんだろうな〜☆
一面のワタスゲもすばらしいと聞いたので
1度見てみたい!

2020.6.22の大谷地の様子

大谷地の先の池にも少しだけキヌガサソウが
群生してます☝🏻
ここが群生地と勘違いする方も。
私も初めて来たときは、ここが群生地だと思って満足して帰りました(笑)

第1キヌガサソウの群生地

標高が低く雪解けが早いからか?
ここの子たちはピークが少し過ぎて
緑色になり始めてました!


ズダヤクシュ と キクザキイチゲ

またまた定番のお花達を愛でながら
グググっと高度を上げていきます。

オオカメノキ

別名ムシカリ。
葉っぱが良く虫に食われるから
『虫食われ』→『ムシカリ』
余談ですが
東北弁(岩手弁)で『虫に食われた』は『虫さかれだー』
です笑

長沼

長沼に到着です!
新緑の時期も綺麗ですねー✨

新緑の長沼

ここまで来て満足して帰る人も多いのですが
もう少しだけ先に進みましょう!

コヨウラクツツジ と ミネカエデの花

この辺りは木の花が多いですね。
長沼の湖畔をぐるっと歩いて行くと
ミズバショウとリュウキンカの群生が現れました🙌🏻
登山道からは離れた場所なので
望遠のカメラが必要です😅

リュウキンカ

そして…
キヌガサソウが増えてきましたー✨
こっちが本当の群生地です!

キヌガサソウ(衣笠草)

何回見ても美しい✨

科名 シュロソウ科
花期 6月~7月
花言葉 ???
分布 本州の中部以北 
   日本の固有種で青森県が北限
生育環境 亜高山帯、深山の湿った草地。

圧倒的な存在感❗️
よく見ると繊細なお花

範囲が広くて上手く撮れませんが
いっぱい咲いてます(笑)

第2キヌガサソウの群生地

ちなみに日本一と言われる神室山のキヌガサソウの群生は
桁違いでした‼

2021.6.14 神室山
登山道の両脇を埋め尽くすキヌガサソウ

そして、この花山歩で終始楽しませてくれたのがこのお花♪
可愛い人気者です。

サンカヨウ(山荷葉)

科名 メギ科
花期 5月~7月
花言葉 親愛の情・幸せ
分布 北海道・本州中部以北 
生育環境 山地か~亜高山の林緑や林内

キヌガサソウの群生の上にはサンカヨウの群生が続いてました👏
見事なお花畑です✿

ショウジョウバカマ と シラネアオイ

帰り道
行きには無かった熊のフン‼️
いますよね🐻

こんなに素敵な場所なのに
ここのルートが敬遠される1番の理由です(笑)
熊遭遇率が高いんですよね💦
ソロでサクッと行きづらい所が難点!

それでもキヌガサソウの時期は割と歩く人が多いので、登山口で『行きますか?』『今からですか?』と声を掛け合って、何となく同じスタートにしたりして1人はなるべく避ける様にします。

そのほかにもたくさんの花と出会いました🎵

イワカガミ と ミズバショウ
ツクバネソウ と タケシマラン
ミヤマカタバミ と オオバキスミレ
ムラサキヤシオ と コブシ



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