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【詞】こだま

纏めの付かない言葉で あの夏を想う
逆立ちしてゆらめく この夏も想う
夕暮れ 散らばる光 散らばっていく光
散らばった侭の光 魚の様に泳いで行った

素直に夜には帰らなきゃだね 
土手で浮かべた表情
何となく何でもない顔をそこで見せた
もっと笑ってみたら 
その途端に時が素早く捲れて 綿毛になって 
どこまでも行ってしまうんだろうって


木霊した夏 水面がリバーブした日々
零した溜め息の数だけ 加速していった日々
面影は薄まったり、また思い浮かべたりして
青すぎた世界を駆け抜けていった

木霊した夏 いつもより水面がリバーブした今日
ここに確かにあった物
紛れもなく煌めいた物


夜には足を急がなきゃだね 
俯きがちになる表情
何となく何でもない顔をここで見せた
もっと笑ってみたら 
その途端に時が素早く捲れて 綿毛になって 
どこまでも行ってしまうんだろうって


今月も終わりですね
来月になると徐々に秋に差し掛かっていきますね

今年は夏に関する詞を沢山書けた と思いました
そしてこれからもしばらく夏の詞を投稿していくと思うのでよろしくお願いします。


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