【詞】wave

ただ電波の行末を
ノイズの揺れるブラウン管の先を
ながめてる

何百キロメートル位
続いてきたんだろう日々に
やがてうんと有り金を使いこむんだろう

鈴虫をあまり見なかった
今からでも


虫の里へと行くかな
星ふる季節 肩踊らせては
帰りにふと牛丼を食べるか

その雨がっぱを纏って
神がかるあの日を待とうと

思い出したのは高架下
夢見がちに遠目の街を見る


その存在が側にいるのが
すこしほっとする

その存在が幻じゃないのが
何だか夜を鮮明にさせる




普段は"有り金"などあまり使いませんが
それが新鮮な気もして書いてみることに

しゃれた日常感

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