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AI時代の留学を考える

久しぶりの投稿になります。最近のAIの劇的な進化、そして自分の未来を考えながら、何に自己投資したら良いのだろうと考えまくった約半年間でした。とりあえず毎日AIに触れて、そこからなにかヒントが得れればと思っていましたが、結論として、日々わからなくなっています(笑)

AIが既存の教育システムをぶっ壊す

今やスマホ一つあれば、簡単に講義を文字起こししてくれますし、それを要約、または他言語変換など、AIを駆使すればいとも簡単に、そして秒速で成果を生み出します。課題でわからない問題に直面した時、かつては友達に相談したり、図書館に行って参考書を手に取りヒントを得てた時代から、ネットに聞く、そしてChatGPTのような既存の教育アプリを淘汰するAIに聞く、という方法が主要になりつつあります。それでもなお、詰め込み型教育が蔓延っている世界。どうしたら良いのでしょうか?

学士号の陳腐化

現在、多くの発展国が抱える少子高齢化、そして最近話題の大学無償化などを考慮すると、競争の緩和が見込まれ、「学士」という価値はどんどん低下していくことでしょう。そして、大卒なのにホワイトカラーの職に就けない学位取得者が増加し「大学=就職予備校」と信じ、勉学に励んできた学生の心はズタズタになり、近年の中国のように若者の失業率が増えていく未来も容易に予想できます。
入試形態も多様化しつつあります。学力だけでなく、人柄や課外活動などを総合的に判断するAO入試の割合が増加しています。そしたら裕福な家庭の子供が必然的に優位になり、教育、経済格差がより広がる可能性も十分に考えられます。では、経済的に豊かではない方がどのように差別化を図るのか?それは留学(マイナーな国に)ではないのかと考えます。

留学の最も良い点は、比較的簡単に取得できる「学生ビザ」で、長期間他国に“合法”で滞在できることだと思います。実際に他国のコミュニティに入って、その国のリアルを体感できるということは、情報が民営化した現代でも難しいことです。そして留学で培った体験を次世代に還元していくことが、未来の人材流動性を高めます。

これからの留学の意義

留学=北米というトレンドにあえて逆らい、留学地としてマイナーな国で情報発信をし、個人の認知を獲得するとともに、日本人学生間の流動性を高め、長期的にはジャパニーズ・ディアスポラ(日系○○と言われるような方々)を増やすことに貢献することだと思います。中国人の友達を見ていると、外国に住むということに抵抗がないように感じます。それは世界中どこにでも中国人コミュニティーがあり、彼らの新生活をサポートしてくれるからです。そこで、日本人に蔓延する鎖国マインドを変えるには、ジャパニーズ・ディアスポラの存在が大きいと考えています。

少しでも多くのユニークな経験を積んでいき、希少性を極めていくことが、今後より大切になってくると思います。それが就職活動時に有利に働くかもしれませんし。

といっても、AIの進化が凄まじい中、「長期的な目標を持つ」ということすら無意味のように感じますが…

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