言葉は慎重に
SIRUPの「Your Love」という曲はこんなフレーズからはじまる。
僕らは常日頃から、言葉というツールを使って周囲とコミュニケーションを取っている。
しかしその言葉がきっかけでトラブルが起きることもしばしば。
言い方や文脈の読み違い、受け手の解釈などが原因で
対立や争いが生まれ、関係が破綻することも珍しくない。
「言葉って手軽だからこそ、慎重に扱わなくてはいけない。」
これは自らの経験からも強く思うことである。
僕は何度か目の前の人を泣かせてしまったことがある。
ふと自分が発した言葉がきっかけだった。
これが小学生の頃にあったエピソードならば、「まあそんなこともあるよね」と軽く流されるのだが恥ずかしいことにたった数年前の話なのである。
その場にいた僕は、相手がなぜ泣いてるのか全く分からなかった。
(もちろん泣かせようという意思を持っていなかったから)
ただそこには、僕を目の前に泣いている子が一人。
無意識に相手を傷つけてしまうような人間だということが分かった
言葉では「ごめんね」とつぶやくが
心のどこかで納得していなかったのを覚えている。。
(形式的な「ごめんね」で許されたことなんて一度もなかったな)
手を取るなり、何かしらアクションを起こすべきなのに
全くといっていいほど、体は動かなかった。
「泣くほど、辛く傷ついている」
相手の感情に寄り添いたいが、
寄り添うことって、簡単そうに見えて意外と難しいと思う。
共感力が顕著に欠如している性格も相まってできないのだ。
泣かせてしまった罪悪感と惨めな自分を今でも思い出す。
相手のことを考えて、話すって難しいな。。。
ただ最近は、少しずつ相手の表情とかテンションに合わせて
話せるようになってきた気がするんだ。
これから生活していく中で、色んな人と交流する機会が増えるからこそ
自分の発する言葉には慎重にならなくてはいけないと思った。
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