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世界に通用するIPカンパニーを目指すナンバーナインの福利厚生制度

こんにちは、ナンバーナイン広報のもりやです。

先日、弊社は過去最大規模の組織再編を行った背景についてのnoteを公開しました。

今回は組織再編を経て急成長・急拡大するナンバーナインの「働く環境づくり」を考える上で重要な要素の一つ、福利厚生についてご紹介します。

今回のnoteで注目したのは、ナンバーナインにおけるユニークな制度。エンタメ企業ならではのユニークな制度がありますので、ぜひご一読ください。

<2024年7月>ナンバーナインで働く人にまつわるデータ一覧

本題に入る前に、まずはナンバーナインの現在(2024年7月時点)の社員や働き方にまつわる数字をご紹介します。

社員数は事業規模の拡大に伴い、ここ数年で急増しています。特徴的なのは、なんといっても平均年齢の若さ。2022年より新卒採用を本格的にスタートするなど、ポジションを問わず若いメンバーが活躍しています。

男女比(※戸籍上の性別)は女性が半数以上を占めているのですが、出版系の会社は男性が多い印象があるらしく、珍しがられることも少なくありません。

また、意外にも(?)平均残業時間は現在約25時間/月と少ないです。漫画編集の現場といえば、作家さんの原稿を夜通し待つ……なんてこともあるのかと思っていましたが、そんなことはありません。ナンバーナインでは「フレックス制(コアタイムは10〜16時)」を採用していて、ほとんどのメンバーは21時前には退勤しています。

カルチャー醸成を目的とした”ナンバーナインならでは”の制度とは

さて、お待たせしました!ここからは、ナンバーナインの福利厚生制度や手当について、その一部をご紹介します。最初にお伝えしておきたいのが、ナンバーナインの福利厚生の考え方についてです。

ナンバーナインの福利厚生は、Missionを実現させることを起点として、「会社カルチャーの醸成」と「働きやすい環境づくり」という二つの軸から各種制度や手当を設計しています。

世界に通用するIPカンパニーを目指す以上は、事業が持続的に成長し、社員が最高のパフォーマンスを維持し続けられる環境が欠かせません。だからこそ、「成果ファースト」「働きやすさファースト」のどちらか片方だけではなく、「成果ファーストであり、働きやすさファースト」を掲げています。

では、一つずつ見ていきましょう。

制度① 電子コミックの購入費用を会社が負担「今月の電書」

「今月の電書」制度は、毎月上限を2,000円とした電子コミックの購入費用を会社が負担する制度。条件は電子コミックであることと、最低一作品はナンバーナインが配信する電子コミックを購入することです。

ナンバーナインは漫画×デジタルをフィールドに事業展開する会社です。紙で読むのが好きなメンバーは(私も含めて)少なくありませんが、働くメンバーに電子コミックを購入して読むという読書体験をしてもらいたい、という狙いがあります。実際にこの制度をきっかけに電子コミックを購入した社員もいます。

「最低一作品はナンバーナインが配信する電子コミックを購入する」というのも、ナンバーナインで働く以上は自社がどんな作品を取り扱っているのかを知ってほしいという思いからきています。これは、自社オリジナル漫画・WEBTOONだけでなく、デジタル配信サービス「ナンバーナイン」でお預かりしている作品も対象です。

※本制度はかなり古くからある制度のため、現在より多くの社員に使ってもらえるように見直しを行っています

制度② Xのフォロワー数に準じて支給される「インフルエンサー手当」

「インフルエンサー手当」は、Xの個人アカウントを持ち、フォロワー数に応じて手当を支給する制度です。こちらは希望者のみが該当する制度になっています。

昨今の漫画業界において、作品の認知を高めるためにはSNSを活用した宣伝活動が欠かせません。現に弊社のプロモーションチームが総力を上げて運営している、ナンバーナイン公式漫画紹介者「あくせるちゃん」(16.8万フォロワー*2024年6月時点)では掲載された作品の売上が、なんと4万%UPした実績があります。そんなSNSでの発信を漫画家さんたちに依頼する以上、自分たちも率先してSNSを活用する必要があるという考えから、この制度は生まれました。

ただし、SNSはあくまで個人の活動の範疇にあるので、この制度は自主性を重んじて希望者のみが参加するかたちをとっています。第三者を誹謗中傷しない、機密情報や個人情報の取り扱いに注意する、など当たり前のルールは存在しますが、この手当を活用したいメンバーは決められたルールに則った活動をしてくれています。

※本制度もかなり古くからある制度のため、よりよい形を摸索して制度運用の見直しを行っています

制度③ ファミリー、パートナー、推しを思って休む「誕生日休暇 / 推し休暇」

「誕生日休暇」は本人、子または配偶者(または婚約者、若しくはこれに準ずる者)の誕生日にお休みを取得できる制度です。これは、プライベートも大切にしてほしいという思いから作られています。

また、「配偶者がいないメンバーに不公平が出るだろう」という議論を経て、配偶者がいなくても、恋人または本人が推しているキャラクターのどちらかの誕生日に年に一日、お休みを取得できる「推し休暇」も一緒に作りました。

先述のように弊社は若くて配偶者やパートナーのいないメンバーが多いので、「推し休暇」は結構使われているみたいです。

家族はもちろん、キャラクターでもアイドルでも、推しの誕生日であれば誰でも対象になるこの制度ですが、一つとっても大事なルールがあります。それは、浮気禁止です!

一人ひとりがストレスフリーに働ける「働きやすい」土壌作りも整備

それ以外にも、現場の社員の声から制度化された「シエスタ」と呼ばれるお昼寝タイム(休憩時間とは別に、一日30分取得可能)や、住宅手当、通勤手当などが用意されています。

ナンバーナインでは現在、月・金曜日は全社員が出社し、火〜木曜日は社員が選択できるハイブリッドな働き方をとっています。そこで、自宅と会社を結んだ直線距離が5km圏内に住むメンバーに対しては住宅手当として、本社(東京都)勤務の場合は月額15,000円、宮崎ひなたオフィス(宮崎県)勤務のメンバーは月額5,000円を支給しています。

会社の近くに住むということは出退勤の時間が短縮され、時間のストレスや移動のストレスが軽減されます。結果的に仕事のパフォーマンスも上がるだろう、というのが狙いです。近年ではリモートワークを推奨する企業も増えてきて、住宅手当という制度自体の是非も問われることがありますが、スタートアップにおいてオフィスというのは熱源であり、モチベーションの源泉であるという考えから、会社の近くに住む社員をサポートしています。

ストレスというと、ナンバーナインは厚生労働省の定めた「職業性ストレス簡易調査票」の結果が特に優れた会社に贈られる「ストレスフリーカンパニー」に選出されたことをお伝えしておきます(2024年)。

社員に必要とされる制度・手当であるために……

ここまで様々なナンバーナインの福利厚生制度や手当について紹介してきました。他にも、毎月のValue体現者を表彰する月間MVP制度や優れたチームを表彰するワンチームアワードなど、評価制度や研修制度が様々用意されています。

しかし、制度や手当は作ってからがスタートです。どれだけ制度や手当が充実していたとしても、社員がその必要性を実感し、使ってもらわないことには意味がありません。

そのためにもナンバーナインの人事・労務チームは半年に一回、就業規則を見直し、一人でも多くの社員に使ってもらえるよう、アップデートを検討中です。目下「今月の電書」制度をより多くの社員に使ってもらうために申請の簡易化や金額UPを検討していたり、家庭を持つ社員のワークライフバランスを配慮した働き方のあり方を模索していたりします。

平均年齢が若いナンバーナインでは、ライフスタイルの変化に対応するための制度がまだまだ十分とは言えないのが現状です。ちなみに、6月は副社長の荒井が4週間ほど育休を取得していました。

人事・労務チーム曰く、今後も社員の多様な働き方を応援できるような仕組みづくりを進めていくそう。日々社員が漫画と向き合い、目の前の仕事に全集中できる環境が整っているのは、ひとえに人事・労務チームの皆さんの努力の賜物です! いつもありがとうございます。

以上、ナンバーナインの「働き方」にまつわる数字や制度・手当を紹介しました。ここでは紹介しきれないこともたくさんあるので、詳しくは求人情報をご確認ください。

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ナンバーナインでは、現在採用強化中です! 様々なポジションで募集を行っておりますので、興味をお持ちいただける方はぜひご応募ください!

取材協力: ナンバーナイン人事部
編集・構成: ころく@ナンバーナインCXO
執筆: Moriya Ayuka

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