道の途中
イタリアに住んでいた、って響きが素敵!
という話からふと思ったことを。
イタリアへは2年間滞在しました。
本当にあの時は楽しくて素敵な出会いもたくさんあって、何よりもずっと昔からある建物や美術の街に住めている事が嬉しくて…。
ですが。
すんなり全てがうまく行ったわけではありません。
特にビザの申請なんて超絶面倒くさくて放り投げたくなりました笑
現在の法律がどうなってるかはわかりませんが、労働ビザはその当時下りなかった記憶があります。
しかも、学生ビザも何度も警察署に行って
『次はいつ来て』と言われて出たのが帰国数ヶ月前とかだったような…
それでも好きだよイタリア!笑
わたしの場合はジュエリースクールに通う目的もあったので、語学学校とジュエリースクールの入学を証明するもの口座に残ってるお金、他諸々…
何度か大使館に行きました
行く前からなんでスムーズじゃないのだ…と、書類ぶん投げたくもなりますよね。(言い方よ)
行ったら行ったで、やはり馴染むまでは大変でした。
自分が生まれ育ち慣れ親しんだ場所を離れて海外で暮らすって、望ましくないことも起きたりします。
でも、それでも
それらを超えて本当に素敵な友人たちにも巡り会えたし、何年経っても連絡を取り合い
イタリア国内外の友人もできました。
かけがえのないものです、放り出したくなったビザ申請さえ忘れるくらいに…笑
大好きなイタリアへ行きたい、住みたい。
それを叶える事ができました。
それまでの過程には申請諸々面倒くさい手続きもあり、住んだら住んだで大変な事もあり…
綺麗な部分だけを見たければ、旅行だけでいいと思います。
その土地で生活をするって、そういう事。
いい部分だけじゃなく、不便だったり時には差別的なことを言われたりもあります。
まだ経験値も浅いヤングだったので、言われたら言い返してました。
喧嘩になってもいいと思いながら笑
そういう過程ありきで、望んでたところへと立って見たい景色をたくさん見ました。
体験もしました。
もしかしたら、それがきっかけで嫌いになっていたかもしれませんが今でも大好きな場所です。
『どんな事が起こっても大丈夫!よし、やろう』そう思って両手を広げた瞬間にたくさんのチャンスと幸せが入りますし、中には望ましくない事も入ってくるかもしれませんが
それはほんの少しかもしれません。
選別して不必要ならポイっとしましょ笑
その結果に辿り着くまでに、面倒臭い大変と思うかもしれない過程も含むと思ってます。
魔法のように目の前に現れる!とか…
あるのかな笑
この辺も人の認識なので『魔法みたいな流れだった〜!』と本人が言えばそうなのだと思います。
いい部分だけを取ろうとしたら器が小さすぎて
せっかくの大きなものを取りこぼすかもしれないし、また取るまでに時間もかかるかもしれない。
自分は何も行動せずに、望むところだけ良いところだけを取りたい!と思えば思うほどそれは遠ざかるんじゃないかと。
『だけ』としてる分、受け取れるものも少量。
イヤなことや面倒臭いこと望まない事も入ってこないけど、自分が欲しいものもなかなか入ってこない。
それよりも腹を括って
『やってやるよ』ぐらいでいた方がいいかもしれません。
そして、苦労したとかそういう類のことも人によっては
苦労を苦労とも思わないかもしれないですし、様々ですよね捉え方も。
わたし自身、生きてきた中での大変だったことを思い返すと…
あの当時は心身ともに疲弊してたけど、今元気だし幸せなことも楽しい事もあるから良いかなと思えます。
帰国後もイタリアに関する仕事に就き
そこで巡り合った仲間たちとは、お互いの道を歩んでても今でも連絡を取り合います。
こういう時、ソウルメイトってあるかもって
そんなことを思うのです。
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