ネットビジネスへ勧誘された話|マガジン♯192

生まれて初めてネットビジネスへ勧誘されたのは19歳の時。

友人に呼ばれてファミレスへ行くと、知らない顔がチラホラ。たくさん資料を見せられて化粧品の原価を聞かれたりした。当時の私は化粧品の広告料が支払われるのは当然だと思っていたので、妥当な金額だと伝え、その場を後にした。
そう思うとフランシスクルジャンやペンハリガンは、セレブや芸能人を誰も起用せず、ニッチフレグランスとして有名になって、、、しかも良い香り!きっとネットビジネスのコスメはフランシスクルジャンやペンハリガンを目指してると思う。←

次に勧誘されたのは21歳の時。
友達に「ミンティアは、地下に金があったら掘る人やろ!?」みたいなことを言われた。
「そうやなー」と流した。「私も怪しんでたけど、これは本物やなと思った会社があって」と畳み掛けるようにアムウェイの話へ。
今なら、コロナ陰謀論とか反ワクチン派の人と一緒だなと思う。ちょっと賢そうな学者の映像や資料を見せられ、「あなたは賢いから分かるよね?」と促されると、自称頭いいと思ってる人達は気分が良くなって入会してしまうのであろう。自称頭が悪いと思っている私は、「今お金は全部マイメロに使いたいからいいや」と断りました。当時はめちゃくちゃマイメロ好きだった。バカにはさらに上回るバカを演じるのが一番効果的である。案の定、友人は本当に頭悪いねと言いたげな顔をして話を終えてくれた。

次は27歳の時。勧誘してきたのは整骨院の先生だった。「ミンティアさん、ご飯に行こう」と誘われた時、全く…先生ったら…私の体を触りたくなったのね…と納得しながら家族を連れてご飯へ行った。

しばらくご飯を食していると、ものすごーーーーく、下手な勧誘が始まった。

タイ料理について話すや否や「自動的にお金が入るシステムって魅力的じゃない?」と話を被せてきた先生。前後の文脈は無視されている。

銀座のトムヤムクンについて話ができないまま、あれよあれよとネットビジネス界にある著名人や有名人の話へ。四国へやってくる芸人くらい無名な人を寄せ集めてるのがネットビジネスの有名人。

ネットビジネスの有名人と四国にやってくる芸人はイコールなのである。

先生は続けた。

「これ、うちの会社の上司なんですけど、野球選手だったんですよ!」と。

なるほど。この人は野球をやっていたから「無料で元プロ野球選手に会える」という特典でネットビジネスへ入会したのだな。残念だが先生、私は母校が甲子園へ行っても興味がない。おまけに指フェチ。爪の中に土が入ってるという理由で野球部は毛嫌いしてきた人生だ。元プロ野球選手が何十億と持っていても「手マンされたくないから」という理由で断る。これが指フェチのプロだ。

金で動くほど、こちとら指フェチを貫いているわけではないのだよ。

プロ野球選手話はうーんと首を傾げて会計をせず後にした。

時が経って2年後。

千葉から川崎へ引っ越しをし、更に地元へ移動した目まぐるしい2年間。私は香水屋を開いた。営業メールは1500人に送った。ラインの友人リストである。1500人へのラインは功を奏し、次々と完売。

そして香川の貯蓄率は年寄りで維持できている。ならば、年寄りと仲良くなろうと半年前から週一で猥談へ参加。呼び捨てしあう仲になったところで香水屋を始めたことを話し、また飛ぶように売れた。今も毎週売れている。

そんな中、顧客リストの1人である女性から「バザーを開かないか」と連絡が来た。ネットビジネスである。バザーなら割にあってるなと話を聞いてると、どうやら毎月17000円ほどかかるとのこと。

案の定その時には怪しい300万円プレイヤーとやらと繋げてもらえてたので、「私は一円も払いたくないので、誰か払ってくれたらします」とラインのグループトークで言った。

LINEのグループトークのメンバー一覧はこうである。

・香水屋の顧客(1番金なさそう)

・自称300万プレイヤーのおっさん(話は筋が通って面白いから多分金はあるし本当に稼いでると思う)

・中間役の人(無能だけど組織に従順で小銭は稼いでそう)

・女(1番馬鹿そう)

・私(とても可愛い)

私の予測では、香水屋の顧客は全く金がない。300万プレイヤーやアホな女や中間男より金がない。だが、その300万プレイヤーも確定申告の話をすると濁している。こいつは脱税か…?それぞれの言動を見たかった。

さて、どう動くかな。

全員既読になること5分。

中間役「こ、ここは香水屋の顧客さんが払えばいいんじゃないでしょうか?」

香水屋の顧客「そうですね、払います」

馬鹿な女「はい、払ってくれるなら甘えちゃいましょ!」


おいおいおいおいおいおいおいおい

こいつは1番金がないんだぜ!?みろよ!どこからどう見てもび!ん!ぼ!う!だーーーーーー!なーーーーにが仲間だよ!1番金がないやつに1番したくないことをなすりつける組織じゃねーかよ!

私は一連の流れに対してドン引き。

香水屋の顧客へ個人ラインをした。

「お前の人生はそれでいいのか!?」と。

「私みたいなのはミンティアさんがいないと何もできないような人間なので…」

いやいやいや自己肯定!ひく!wあなたのことを本当に大切に思っていたら、そんな発言させないよ!やめなよ!そんな組織!きもい!気持ち悪い!事務所にこいよ!

以上 最近の近況でした。

皆さん、私は一円も初期費用をかけたくないです。なんかもー、スッゲー嫌です。仕事に関してはドチャクソけちです。グッチの靴10万円は安いと思うし、おでこのヒアルロン酸30万円も安いと思いますが、初期費用、開業費に関しては一円も出したくないです。このポリシーでここまで来ました。

今後とも変わる気はないです。

お金は使ったら増えるわけではないです。あなたの生まれ持った体、脳みそ、地球が恵んでくれてる空気と太陽の熱で金は稼げます。頑張りましょう、日本。

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最後めちゃ怪しくて草w



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