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夢のチカラ

青臭い言葉だ。
けど自分を構成する要素やワードは人それぞれ。
そしてわしにとってこの2つはとても大きい。
ただ言葉にすると冷ややかな眼差しを浴びたり胡散臭い奴と思われたりするのでTPOは考えるけれど、
今さらnoteで遠慮もへったくれもないので記しておこうと思う。

そもそも日本人は夢に対して少しひねくれていると思っている。
子どもが夢を描くと微笑ましいけど30歳を超えてなお夢を描いていると「いい年して…」みたいなことをついつい口に出したり思ってしまったりする。
実際、言われる。わりと。
夢=純粋みたいな感じで大人になっても夢を描いて語っている人に対して「世間知らず」とかそんなイメージなのかなと思う。
そもそも「宇宙飛行士になる」とか「メジャーリーガーになる」みたいな壮大なものが夢だと考えている人が多いんだろうな。
じゃなけりゃ「いい年こいて」みたいな皮肉めいた言葉は出てこないと思う。
もちろん年齢的に絶対不可能な夢は存在する。
さっき挙げたメジャーリーガーもそうだし、年齢制限などなどもある。
その情報を知らずに滔々と語って「世間知らず」と呼ばれてしまうのは仕方ないけどね。

ピアサポートで色んな人と話すたびに思うことの一つに「気づいてないけどわりとみんな夢を持ってる」ということ。
ただ夢と目標がごちゃ混ぜになっている。
例えば
「就職したら1000万貯めてアフリカで野生のカバを観に行くのが目標」
と聞いたらそれは立派な夢だと思う。
わしの解釈だと目標は「就職する」ことなのでそこから先は夢。
アフリカでカバを観に行くという夢のための手段、目標が就職することだと思う。
だって競馬で一山当てるとか宝くじを買うとか手段はたくさんあるわけだから
(ドリームジャンボ宝くじっつーくらいだし)
大事なことは胸がときめいたりワクワクしているかどうかだと思う。
そもそも働こうが博打だろうが1000万円貯めるのはよほど高いスキルや才能がなければかなり大変なのでしんどいことも多い。
(もっとも博打だとマイナスになる可能性大なのでオススメはしない)

そのしんどい時にアフリカにいるカバのことを考えたらちょっと楽になったり自然と頑張ろうと思うことができるなら夢なんだと思う。
でも「それは目標ですよ」と白けた顔で訂正してくる人がこの国には多いような気がする。
日本人はなぜか目標が大好きなのである。
ほら、あなたも当たり前のように考えてませんか?
「来年の目標」とか。
そして年末に少し自己嫌悪に陥ってませんか?
「目標達成ならず…」とか。
もちろんわしも同じようなことを繰り返して何やら苦行めいた生き方をしているなぁと思いつつ
目標を掲げることに対して疑問は抱かなかったし、
最終的に今は「達成できないからそもそも目標を立てない」というひねくれた考えになり、
でもよく考えたら目標を立てないことが目標になってるような気もしてきてアタマの中がこんがらがったりしてきた。
こうなるともう呪いである。

世の中はとかく目標ありきで動いている。
組織としては目標があったほうが分かりやすいから良いとして、
わしは個々の生活においては夢を描いてから目標を立てた方が気持ちとしては充実するような気がする。
「何のための目標なのか」を考えるようにすれば面倒くささも和らぐんじゃないだろうか。

もっと言えばそんなこと気にせずに夢を描いて挑戦してみてほしい。
もちろん先にも書いたように様々な理由で絶対に叶えることができないものもあるけれど、それに近いものや似たようなものが見つかるかもしれない。
その行為はきっとワクワクするし楽しいと思う。
そこから先は色々と大変なことが増えていくから辛い時もあるし、しんどい時もある。
夢なんか持たなければ良かったと思うこともあるかもしれない。
時には歩んでいくうちに違う夢が見つかる時もある。
それもいいじゃん。
前を向いて生きている証。
好奇心のアンテナを張り巡らせてポジティブになっているからこそ。
ちっぽけな夢だとかそんな声はスルーして応援してくれる人、支えてくれる人を増やしていこうよ。
夢は自分で描く自分のためだけのものだけど独りだと難しいことも多いからさ。
応援しつつ厳しい現実を突きつけてくれる人、耳が痛くなるお小言を言ってくれる人は大事にして。

これを読んで
「何言ってんだー現実知らずのバカちんがー!」
と思う方もいるでしょう。
でもわしはこうやって考えながら生きて夢を叶えてきました。
素敵なカミさんを見つけて結婚して日々が幸せ。
就労移行で知ったピアスタッフになる夢を叶えた。
結局はうまくいかなかったけどピアサポートを続けたことで本の編著に携わることになり
20代の頃に描いていた
「誰かの心に届く本を出したい」という夢が叶った。
故郷の宮崎でピアサポート活動をしてみたいという夢もあいりきのおかげで2022年の夏に叶った。
もちろん今も次の夢を叶えるために日々を送っている。
大変なことも多いし不安に包まれることもある。
悔しいこともあるし。
けど何だかんだと楽しい。
カミさんも支えてくれるし応援してくれる。
ドラゴンボールの孫悟空っぽく言うなら
「おめぇ強ぇなぁ!オラわくわくすっぞ!」
ってところです。

ま…精神障害はあるけれど夢があるからわりとのびのび日々を過ごしている。
ただの浮き世離れしたロマンティストなのか
苦労知らずのオメデタイ人なのか
現実を見ていないバカなのか。
正直…自分でも分からない。
そのへんは死ぬまでに分かったらいいかな。
誰かに評価されることじゃないし。
難しく考えすぎずにおおらかにやっていこうと思います。

ではでは今日はこのへんで。
いつも目を通していただきありがとうございます。
つーことで毎度おなじみの…
アディオース!

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