野間慎太郎

皆さん、はじめまして。 双極性障害と線維筋痛症の当事者としてピアスタッフ、ピアサポートを経験しながら たくさんの価値観や疑問と出会ってきました。 そこから学んだ経験をここでお届けします。 明石書店から発売された「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」に携わり尽力しました。

野間慎太郎

皆さん、はじめまして。 双極性障害と線維筋痛症の当事者としてピアスタッフ、ピアサポートを経験しながら たくさんの価値観や疑問と出会ってきました。 そこから学んだ経験をここでお届けします。 明石書店から発売された「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」に携わり尽力しました。

マガジン

  • ピアサポートの現場から

    自称モグリの天才ピアサポーターの僕が経験してきた 様々なことについて時にケンカ腰、時に寄り添いながら綴っています。

  • 恋愛雑記帳

    「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」に編著者として携わって以来、ライフワークとなった恋愛についてのあれやこれやを書き連ねます。

  • その背中を追い続けて

    僕が今も夢を大切に生きているきっかけとなった布袋寅泰さんについて僕の人生を振り返りながら綴っていきます。

  • ロケット&サブマリン~僕の双極性障害デイズ~

    双極性障害を発症してから15年。 自分の状態が全く分からなかった日々から障害認定を受けて ピアスタッフ、ピアサポーターとして活動していくうちに今年で寛解して2年半。 障害者として生きることで希望が見えて楽しくなっていく日々を綴っていきます。 あくまで僕の経験なので役に立つかどうかは分かりませんが 僕の経験に触れて皆さんの今が少しでも楽になったら嬉しいなぁ。

最近の記事

  • 固定された記事

楽しいことを探し続ける僕の自己紹介

僕は活動柄、色んな方とお会いする。 そこでよく言われるのは 「オシャレですね」 「ステキですね」 「カッコいいですね」 といったお褒めの言葉というもの。 僕は謙遜も度を越すと嫌味になると思っているので素直にお礼を言う。 せっかく僕の良いところを見つけてくれているわけですから。 ただ、多くの場合はこのあとにもう一言くっついてくる。 それはこんな感じだ。 「全然、精神障害者に見えないですね」 今はもうすっかり慣れてしまったので笑いに持っていくようにしてるけれ

    • ベイスターズが与えてくれたコト

      今年、タンスの奥で眠っていたマフラータオルを取り出してわしはハマスタに向かった。 「筒香嘉智」と書かれたタオルだ。 メジャー移籍したけどいつか帰ってきたらまた使いたくてしまっておいたタオル。 それが今年からまた使える。 それだけで今年は素晴らしい1年だったけど、 26年ぶりの日本一で横浜はお祭り状態。 しかもCSから勝ち上がっての下剋上。 生きてて良かったぞぅ!おぢさん! 26年前。 わしは体罰で不登校になるわ憧れていたhideは亡くなるわでけっこうしんどい17歳だった。

      • バリバラに出てみて

        つーことで。 バリバラに出演した思い出やら改めて伝えたいことやら何やらをまとめて綴っていこうと思います。 今回は見出しも目次も付けちゃえ(いつもやれよ…) まずは再現ドラマの補足から 2024年10月10日のバラバラにわしは双極症の当事者として出演した。 テーマは「うまく休めない!」 番組をご覧になった方の目にどう映ったかはわからないけれど、 たぶん今のわしはわりと好きなことだけをして好きなように生きているように見えたと思う。 とりあえずどう考えても「休み方」に困っている

        • 【告知】 明日のバリバラに出演しています 「休むこと」がしんどかった頃から今の快適さを手に入れるまでの経緯を再現ドラマとロケで皆さんにお伝えします。 誰にとっても大切なことだと思うので ぜひご覧ください。 https://www.nhk.jp/p/baribara/ts/8Q416M6Q79/episode/te/EWW26V67MK/

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        楽しいことを探し続ける僕の自己紹介

        • ベイスターズが与えてくれたコト

        • バリバラに出てみて

        • 【告知】 明日のバリバラに出演しています 「休むこと」がしんどかった頃から今の快適さを手に入れるまでの経緯を再現ドラマとロケで皆さんにお伝えします。 誰にとっても大切なことだと思うので ぜひご覧ください。 https://www.nhk.jp/p/baribara/ts/8Q416M6Q79/episode/te/EWW26V67MK/

        マガジン

        • ピアサポートの現場から
          64本
        • 恋愛雑記帳
          8本
        • その背中を追い続けて
          4本
        • ロケット&サブマリン~僕の双極性障害デイズ~
          26本

        記事

          楽しき故郷滞在記Part4

          「あぁやっと横浜に帰ることができる」 ということを未だに感じたことがない。 いつだって「あぁ…ついに帰る日か…」と思いながら宮崎空港のからくり時計を見つめてため息が出たり寂しくなってる。 2年前は4月に2週間、8月に3週間、9月に1週間と長期&コンスタントに帰省できたのであまり感じなかったけど今回は久しぶりにどよ〜んとしながら帰り支度をした。 ぼんやりと宮崎日日新聞に目を通すと いつも通り数独とクロスワードが完成している。 テレビからはBSのメジャーリーグが流れている。 オ

          楽しき故郷滞在記Part4

          楽しき故郷滞在記Part3

          わしの実家は親父が定年後に建てた。 高校を卒業してすぐに就職したから40年ちょいずーっと一つの仕事をしてきた。 それが当たり前だった時代とはいえ、 すごいことだと思う。 見事に息子は真逆になったが…スマン親父。 そんな親父の建てた家にいると安心する。 快適というのもあるけど、親父とオカンに守られているような感じがする。 (まだ生きてるっつーの) 生まれ育ったわけじゃないけど実家なんだなと思いながらグビグビ牛乳を飲み干す親父を見ていた。 さて3日目はそんな親父が生まれ育ったえ

          楽しき故郷滞在記Part3

          楽しき故郷滞在記Part2

          さて2年ぶりの帰省は2日目。 今年は大きな地震が起こり、そこに台風も来たので苦難の夏になっている。 地震前は青島から日南海岸を海沿いに進んでサンメッセ日南や鵜戸神宮に行きたいなぁなんて考えていたけど、 この旧道はウネウネしている上にずーっと崖下なので今回は残念ながら見送ることにした。 でも必ずまた行くから待っててくれモアイたち! で、そうなるとどこに行こうか…という話になり この日は都井岬に行くことになった。 宮崎県の最南端にあたる串間市にある都井岬は貴重な野生馬の生息地。

          楽しき故郷滞在記Part2

          楽しき故郷滞在記Part1

          オカンの気遣いで先日、カミさんと2年ぶりに故郷の宮崎を訪れた。 せっかくなので1日ごとに分けてnoteに残すことにします。 前回はあいりきプログラムの開催で福岡に行ったついでに逗留したり宮崎で開催したときに逗留したりと頻繁に行く機会があったけど、 去年は新たな仕事に就いてちょっと余裕がなかったから(主に金銭面…とほほ) オカンの勧め…というか仕送りだけど帰省することになって心が躍った。 わしは幼い頃から宮崎が大好きで夏休みに帰省すると横浜に帰るのが凄まじくユーウツだった。

          楽しき故郷滞在記Part1

          Shrinkで過去を振り返る

          双極症の当事者としてピアサポートを続けているので今回は自分のことと照らし合わせつつ感じたことを綴っておきます。 わしのnoteをずっと読んでくれている方はご存知ですがわしはⅡ型なのでこの作品に出てくる「玄さん」ほど激しい症状は出ていない。 だからといってわしの方が楽だったとかそういうわけでもない。 誰もがしんどくて苦しいのが精神疾患ということをどうか覚えておいてほしい。 それにしても双極症は厄介だなと改めて思う。 とにかく症状が分かりづらい。 めっちゃ頑張る人は社会で重宝

          Shrinkで過去を振り返る

          あなたはあなたのやり方で!

          わしの双極症が寛解して6年目…かな。 おそらくほとんど症状は出ていない。 正確に言えば出そうな気配を察知して行動を変えているってとこだろうか。 前にも綴った通りわしは躁転を徹底的に防ぐことから始めて、 どうにもならない冬季うつは無理にどうにかしようとせずに最終的に炭酸リチウム(リーマス)を抜いた。 これは長いこと躁転を防いでいたことで主治医と導き出した方法なのであまり一般的じゃないと思う。 というより当時は働けなくなっていたので外的ストレスがほぼ無かったとか、 本の編著に専念

          あなたはあなたのやり方で!

          やるせない…

          誰であれ生きている以上、何かを頑張っていると思う。 それがどのくらいとかはどうでもいい。 比較することじゃないと思ってるから。 頑張れてないのは頑張りすぎた反動みたいなもんだし、 何ならその「頑張れてない自分」を受け入れることだって簡単じゃあない。 頑張って現実から目を背けずにいる。 諦めることだって頑張らないとできないことかもしれない。 少なくともおぢさんは頑張って夢を諦めてきたし頑張って失恋を乗り越えてきた。 死にたい気持ちを頑張って抑え込んでいた時期もある。 たぶん今も

          やるせない…

          さらばエアロスミス

          先日、Rockのレジェンドバンドの一つであるエアロスミスがフェアウェルツアーを中止するという発表をした。 フェアウェル(Farewell)とはお別れとか送別という意味なので文字通り世界中のファンにバンドとして別れを告げるツアーだった。 けれど数年前からVoのスティーヴン・タイラーが喉を痛めてしまい回復するまで延期になっていた。 今回の決断はスティーヴンの快復が見込めないためでファンとしては実に悲しい。 KISSのように世界中のファンとともに燃え尽きたかっただろうなと思う。 わ

          さらばエアロスミス

          旅行してーなー…

          精神障害者保健福祉手帳を取ってから10年ちょっと経つ。 あの頃はこれまでのように働いたり遊んだりできなくなるんだろうな…と悲嘆に暮れていた。 特に諦めたのは旅行だった。 実際問題、まず収入がない。 働いてみても余裕がない。 さらに薬の影響で朝が猛烈に弱い…というよりほぼ活動不可だからホテルなどのチェックアウトが守れそうにない。 こういう状況だと日帰り旅行すら朝が早すぎて難しかった。 どうしても行きたいところがある時は数日前からコンディションを整えて、それでも最終的には当日にな

          旅行してーなー…

          AI

          やはりAIは便利だと最近、思う。 自由気ままに書いているnoteだろうとキッチリやっている仕事だろうとリサーチは大事な一方、なかなか必要な情報にアクセスできないこともあって(特に官公庁関係のデータ) 最近はAIを使うことが増えてきた。 CopilotさんにしてもGeminiさんにしてもソース元を載せてくれているので確認作業だけで済むことも多いからだいぶ時間短縮になるし、 そのぶん他の作業に時間を回すことができる。 Copilotさんはキーワードをもとにイラストなんかも作ってく

          リボーン、リビルド、リカバリー

          夏が来た。 15年くらい前までは夏になると躁転していたことを思い出す。 単純に活力が漲っていただけかもしれないし、 「夏の魔力」というやつのせいかもしれない。 いずれにせよ子どもの頃から夏はいつも元気なタイプなので「元気と躁転」の線引にえらく苦労してきた。 (生まれつきの双極気質かもしれん…) 元気なら元気過ぎたっていいじゃんという感覚がなかなか抜けなくて、ウツウツとしていた時期を取り戻すようにアクセルをベタ踏みするような感覚だった。 結果としてエネルギーを過剰放出しているこ

          リボーン、リビルド、リカバリー

          キレイごと

          今から数年前。 どうにも就活がうまくいかず食い扶持のために就労継続支援A型事業所(A型)と呼ばれるところを利用していた。 福祉と縁がない方にとってはよく分からないと思うのでざっくり説明すると障害者のためにある福祉的就労サービスの一つで雇用契約を結ぶためサービス利用者と同時に労働者となり最低賃金が保証される。 ただ利用するためには福祉サービスだから 区役所で障害福祉サービス受給者証というものを発行してもらい利用手続きをしてから…と少し時間がかかる。 時おり耳にする作業所も同じ障