野間慎太郎

皆さん、はじめまして。 双極性障害と線維筋痛症の当事者としてピアスタッフ、ピアサポート…

野間慎太郎

皆さん、はじめまして。 双極性障害と線維筋痛症の当事者としてピアスタッフ、ピアサポートを経験しながら たくさんの価値観や疑問と出会ってきました。 そこから学んだ経験をここでお届けします。 明石書店から発売された「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」に携わり尽力しました。

マガジン

  • ピアサポートの現場から

    自称モグリの天才ピアサポーターの僕が経験してきた 様々なことについて時にケンカ腰、時に寄り添いながら綴っています。

  • 恋愛雑記帳

    「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」に編著者として携わって以来、ライフワークとなった恋愛についてのあれやこれやを書き連ねます。

  • その背中を追い続けて

    僕が今も夢を大切に生きているきっかけとなった布袋寅泰さんについて僕の人生を振り返りながら綴っていきます。

  • ロケット&サブマリン~僕の双極性障害デイズ~

    双極性障害を発症してから15年。 自分の状態が全く分からなかった日々から障害認定を受けて ピアスタッフ、ピアサポーターとして活動していくうちに今年で寛解して2年半。 障害者として生きることで希望が見えて楽しくなっていく日々を綴っていきます。 あくまで僕の経験なので役に立つかどうかは分かりませんが 僕の経験に触れて皆さんの今が少しでも楽になったら嬉しいなぁ。

最近の記事

  • 固定された記事

楽しいことを探し続ける僕の自己紹介

僕は活動柄、色んな方とお会いする。 そこでよく言われるのは 「オシャレですね」 「ステキですね」 「カッコいいですね」 といったお褒めの言葉というもの。 僕は謙遜も度を越すと嫌味になると思っているので素直にお礼を言う。 せっかく僕の良いところを見つけてくれているわけですから。 ただ、多くの場合はこのあとにもう一言くっついてくる。 それはこんな感じだ。 「全然、精神障害者に見えないですね」 今はもうすっかり慣れてしまったので笑いに持っていくようにしてるけれ

    • 居場所求めてう〜ろうろ

      あれは一人暮らしを始めたばかりの頃。 といっても仕事がキツくて躁転したあとのうつがひどくて実家から追い出されたので厳密には一人暮らしとはちょっと違うけど。やれやれ…。 それまでは座ってればあったかいご飯が出てきて、 脱いだものは洗濯されて畳んであるのが当たり前みたいな生活だったのでまっっったく何にもしてこなかった。 それがガラリと変わって何もかも自分でやらないといけない。 座ってても腹が減るだけ。 洗濯したら干して畳まないと着るものがなくなる。 当たり前がいかにありがたいかを

      • 24年目のふたり

        4月10日はカミさんと初めてデートをした日という わしにとって運命的な日。 2001年の今日、わしは19歳で世間知らずのロマンティスト(すなわちバカ)だったのに対して23歳だったカミさんは超リアリスト(つまり大人のおねいさん) だったから当たり前だけど価値観も経験もまるで違う2人だった。 性格もわしがひとりっ子のB型だからなのかマイペースなのに対してカミさんは兄妹だからなのかせっかちなのでいわゆる真逆。 そのおかげで数え切れないくらい笑ったり衝突しつつ理解したり諦めたり居直っ

        • 世界双極症デーによせて

          先にお伝えしておきます。 めっちゃ長いです。6千文字超えてます。 なので無理して読まないでくださいね。 無料なので。 今の職場で働き始めてあっという間に1年が経った。 最後に働いていたのが2021年の1月だったから2年以上ブランクがあり、 物怖じしなくなったとは言え最初は少し不安だった。 幸い、あいりきとハマッチャの2本柱で活動しつつ単発の以来もちらほらと受けていたので社会性を保ち続けていたから浦島太郎になっていたわけじゃないことと、寛解を維持できていたので杞憂に近かったけ

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        楽しいことを探し続ける僕の自己紹介

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          56本
        • 恋愛雑記帳
          8本
        • その背中を追い続けて
          4本
        • ロケット&サブマリン~僕の双極性障害デイズ~
          26本

        記事

          ウツウツ星人襲来⁉

          双極症歴がそれなりに長くなるとセルフケアというか自分ペディアのページもだいぶ厚くなってきた。 特にここ数年は寛解が続いているのでなおのことページを書き足したり直したり増やしたりたりたり… わしの場合、うつが来た時はジタバタせずに時が解決するのを待つのが今のところは最善策。 つまり何もしない。 とはいえなーんにもできないのはむちゃんこツラい。 クマさんみたいに寝てるわけじゃないから世の中の動きも仲間の動きも見えているからなおのことツラい。 というのがイヤなので落っこちる前段階

          ウツウツ星人襲来⁉

          バーやってます

          わしは去年の春から2〜3ヶ月に1回くらいのペースでバーイベントを開催している。 「バーっぽい」とか「バー的な」ではなくちゃんとしたアルコールを提供するバーです(バーバー言ってるな…) きっかけはハマッチャの仲間である榊さんが エデン横浜で「障害と福祉のバー」というイベントを企画していて面白そうだから乗っかった形でブッキングなどは全てお任せしている。 ちなみにエデンは都内や大阪にもあるイベントバー(ハコ貸し)で様々な人が自由に企画を組んで混沌としている。 アルコールや飲み物は用

          バーやってます

          恋とか愛とか

          先日、バレンタイン直前ということでハマッチャではまるっと恋愛をテーマにした。 みんながそれぞれに恋愛の光と影を話してくれたのでわしも遠慮せずに過去のことを話したり、自分の価値観を伝えたりした。 恋愛は義務じゃないけどやっぱりみんな何かしら思うことはあるし考えることがある。 楽しい経験だけじゃなくつらい経験も率直に話しつつ、なんだかんだ誰かとの繋がりって大事なことなのかもしれないなと思いながら耳を傾けていた。 たぶん不定期開催します。これは。 わし自身あいりきにずっと携わる中で

          恋とか愛とか

          鬼門だった冬

          数年前までわしはこの時期、引きこもっていた。 たぶん2003年くらいから2018年までの15年間で元気だった冬は1回か2回くらい。 うち1回は躁転していたので元気とは言えない。 以前はずっと接客業だから多忙な年末年始を終えた疲れが出ていると思っていたけど振り返ってみると仕事をしていくうちに軽躁になっていたのかもしれない。 いずれにしてもだいたい松の内が終わるころからなんとな~くドンヨリしてくる。 頭の中に脳みそではなく粘土が詰まっているような重たい感覚がやってくる。 慣れない

          鬼門だった冬

          言葉は重いよ

          一時期に比べるとガクンと投稿するペースが落ちたな…と最近、思う。 もちろんnoteを始めた頃に比べると忙しくなっているのもあるけれど、 書いては消し、下書きに入れて寝かせてみてという感じで投稿に至ってないものが溜まっている。 良く言えばストック。うん、良く言っておこう。 なのでストックしてあることにしよう。うん。 もともと始めて半年くらいしてから書いたまま投稿せずに1日置いて読み返してから投稿していたので時間がかかると言えばかかる。 それが2回になり3回になりさらに時間をか

          言葉は重いよ

          祖母を懐う

          2024/01/21 父方の祖母が逝去した。 いよいよ危ういと聞いたのが先月の頭だったから1ヶ月も持ち直したことになる。 数えで98歳。 孫のエゴだけど100まで、せめて白寿まで…とキリがない祈りを捧げたりしていた。 それでも大往生だと思う。 残念ながら旅費もそうだけど空港からの斎場までかなり不便で足がないため帰省は断念したけど、 流れている野間家の血が泣いているのか少し滅入る。 祖母が暮らしていたのは宮崎県えびの市という場所で産業はほぼ第一次産業。 ここ最近は県外にも流通

          自分ペディア

          改めて言うことではないけれど12月から下降を続けるわしのメンタル。 やはり寛解を維持するのは限界なのかもしれない…という影がちらりほらりと姿を見せている。 もともと長く冬季うつに悩まされていたし世情が世情なので踏ん張ってる方が危うい気がしている。 とはいえ。 「じゃあさーせん!ウツなので奈落に行きます!」と開き直るわけにもいかないので新年早々にあれやこれやと考えながら頭を整理して自分カウンセリングをする。 まず前提として誰もが滅入るような状況だよね。 だから何でもかんでも

          自分ペディア

          友、遠方より来たる

          わしはもともと友人が少ない。 というより意図して深くかかわらないようにしてきたフシがある。 めんどくさいし煩わしさの方が勝るような経験が多かったからだと思うし、 カミさんという理解者がいるからそれだけで十分だった。 そんなわしにとって唯一、何の気遣いもせずに素のままで過ごせる親友がいる。 6歳のときボーイスカウトに参加した。 そこにいたのが彼で同い年だから常に一緒に活動してきた。 共にしごかれ、共に叱られ、共に笑う。 そんな戦友みたいな存在だった。 お父さんも厳しさと優しさ

          友、遠方より来たる

          不安=ワクワク思考

          溜まったチラシやパワポ資料を整理していたら去年、福岡に飛んだときのチケットが出てきた。 そういえば去年の今頃は移動の無理が祟ったのか、 そもそも移動し過ぎたせいなのかけっこうぐったりしたままクリスマスを迎えていた。 3月の大田区を皮切りに福岡に行ったり宮崎に行ったりと飛び回っていたのが嘘みたいに今年は移動の少ない1年だった…いやこれが平常運転なんだけど。 あいりきという活動で今までとは異なるリカバリーに繋がるかもしれないという想いで文字通り飛び回っていたけれど、頭の中にはいつ

          不安=ワクワク思考

          四方山クリスマス

          ところでわしの職場は思いっきり観光地でありデートスポットにある。 年がら年中キラキラしているけど この時期はそこに拍車がかかるので街全体が浮かれているような感じになる。 言うまでもなくわしもカミさんとクリスマスの雰囲気を楽しむために1週間前くらいに街へ行く。 仕事の日はうんざりしてるくせにね。 クリスマス。 信仰を持ってるわけではないけど好きな時期だ。 何となく街全体が明るい雰囲気になっている感じがするし、 灰色のコンクリートだらけの街がカラフルになり柔らかさというか優しさ

          四方山クリスマス

          10年前のわしへ

          さてさて。 今年もあと1ヶ月を切りようやく本格的な冬がやってきた。 先日のハマッチャでちょっと書いておきたいことが生まれたので自分への手紙として残しておこうと思う。 たまには音楽付きでね。 10年前のわしへ 今のわしは失意の連続だ。 そりゃそうだ。 2011年に入籍したばかりなのに親友は自死してしまうしストレスフルな職場で無理をした結果ぶっ潰れて失業してウツの真っ只中だもんね。 収入はなくなるし親からは容赦ないお小言の連続。 カミさんは疲れ果てているし、わしは毎日のように雲

          10年前のわしへ

          夢のチカラ

          青臭い言葉だ。 けど自分を構成する要素やワードは人それぞれ。 そしてわしにとってこの2つはとても大きい。 ただ言葉にすると冷ややかな眼差しを浴びたり胡散臭い奴と思われたりするのでTPOは考えるけれど、 今さらnoteで遠慮もへったくれもないので記しておこうと思う。 そもそも日本人は夢に対して少しひねくれていると思っている。 子どもが夢を描くと微笑ましいけど30歳を超えてなお夢を描いていると「いい年して…」みたいなことをついつい口に出したり思ってしまったりする。 実際、言われ

          夢のチカラ