『サンクチュアリ』
神の領域で鳥の目線で
眠らずの森で待ちわびた光で
打ち鳴らされる鐘の音は
どこまでも響き渡りて自然と同化する
凛とした空気は凍てつくように冷たく
深呼吸をした僕の喉に一瞬
切り裂かれたような錯覚を感じさせる
考えるのではなく感じるんだ
思い出すのではなく生まれるんだ
遠くから近づいてくる雷鳴とプラズマの匂い
先住民さえ計り知れないところで
あの雨はここまで辿り着けるのかい?
僕に尋ねるヘラジカの若い雄
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