一般社団法人全国盗撮犯罪防止ネットワーク 平松直哉

性的な目的で被写体となる人の性的尊厳を著しく侵害する盗撮犯罪。 私達は、23年間民間団…

一般社団法人全国盗撮犯罪防止ネットワーク 平松直哉

性的な目的で被写体となる人の性的尊厳を著しく侵害する盗撮犯罪。 私達は、23年間民間団体として被害者救済活動を展開し、非営利型一般社団として令和5年10月法人設立しました。 団体名 非営利型一般社団法人全国盗撮犯罪防止ネットワーク 所在地 和歌山市日野33番地

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性暴力 盗撮犯罪との闘い 

このnoteは、性暴力の一つ「盗撮犯罪」について 民間団体として2000年12月から活動を開始し、令和5年10月設立した、一般社団法人全国盗撮犯罪防止ネットワークが目指す目的とする業務の一環として作成しています。 その過程で、なぜ23年間非営利活動で闘ってきたのかという質問が多く、そのなかには、営利目的や売名行為など様々なことを言われ続けてきた経緯から、その一つ一つを様々な資料を基に一切ぶれないで闘ってきた記録でもありますので出来ればご覧いただきこれまで共に活動してきた仲間や

    • 民間団体から社団法人へ

      真実の盗撮事件簿では、当初、私が経営する探偵事務所のボランティア活動としてスタートしました。 和歌山県警から「盗撮映像をネタに防犯機器を売り付けに来る悪徳な探偵社」としてレッテルを貼られたことがあり、その際に「意地でもお金はもらわない」という方針を決めました。社名ではなく、「盗撮犯罪対策室」という名称で活動していた時期や、署名運動の際には「和歌山県盗撮条例を願う会」という名称を使用していた時期もあります。 ジャーナリストの黒木昭雄さんと出会い、彼の提案で「全国盗撮犯罪防止

      • 真実の盗撮事件簿 二六 感謝

        本書を書くにあたり、この9年間の間入手した資料を整理しながら、約4年間の時間をかけて作成した。その間、当社のスタッフ、友人、知人、そして私達の活動に賛同し応援してくれた支持者の方が居たからこそ、ここまで挫折せず歩んでこれたのだと思う。   本当に、世の中捨てたものではないんだな。 私の周りには、利益より熱い思いを持った仲間達が居るのだから。   一円の利益にもならない解析作業を日々行い、一緒に全国の盗撮現場の確認に同行して頂いた仲間、盗撮防止法を私達の力で立ち上げようと共に矢

        • 真実の盗撮事件簿 25被害者救済と盗撮防止法

          なぜ、ここまで放置され続けてきたのだろうか。 私はこの疑問に尽きるのだが、自由民主党は、盗撮防止法を掲げあげながらも、それを放置。そして、映画盗撮防止法なる法律を議員立法から作り上げた。わずか数日の出来事だった。その時私の中で、自由民主党は信用の出来ない政党だと言うことを痛感したのだった。私と何度も話をした世耕議員も、被害者の痛みを分かり、国民を代表する議員として法案を立ち上げるべくワーキングチームを結成し、法案を国会へ出したのだと疑いもなく私は信じていたのだが。 私はべつに

          余談8

          【意識改革】 意識改革って常に悩んできた。 法整備や被害防止をなんぼ叫んでも届かない現実。 被害者を出さないために馬鹿みたいに同じことを話し何度も何度も語ってきたけど、抑止力にすらなっていない。 だから、「現実を語るより現実を知り、被害に遭わない為に自己防衛をしてください。」に変わりカメラの脅威を知っていただくために犯罪者が犯す脅威を知っていただくために、「犯人の視点を知り自己防衛をしてください。」に変わった。 もう、言葉の限界まで来ているのが現状だからね。 盗撮犯罪を

          真実の盗撮事件簿 二四 盗撮から身を守る方法

          最近、盗撮犯罪を対応するという 企業・NPО団体が増えてきた。なかには胡散臭い代物から、プロの私達でも驚くものまであるが、本当に大切なディフェンスは、被写体となる人(多くの場合女性や女児である)自身が正しい知識を持って盗撮犯罪から身を守る為の知識を持つことに尽きると私は思います。 文字でどこまで伝えられるかは分からないが、少し書きたい。   【浴場盗撮から身を守る方法】 浴場盗撮の90%は、女性が女性を狙う犯罪です。露天風呂盗撮などで一部男性が望遠撮影しているモノもありますが

          真実の盗撮事件簿 二四 盗撮から身を守る方法

          真実の盗撮事件簿 第三章 二十三盗撮統計

           週刊朝日編集部の協力により、1995年以降に朝日新聞にて掲載された盗撮事件を提供頂き、その情報を元に、当会にて集計した。結果、様々な状況が判明した。  別紙添付の資料のとおり。私達は1995年から2008年までの633件の盗撮事件を「年代別」「都道府県」「盗撮種別」「職業」「年齢」「盗撮場所」「逮捕理由」別に集計した。  ・都道府県別 第一位 神奈川県 51人 第二位 東京都 41人 第三位 埼玉県 37人 第四位 北海道 34人 第五位 福岡県 33人 第六位 愛知県

          真実の盗撮事件簿 第三章 二十三盗撮統計

          真実の盗撮事件簿 二十二 二〇〇七年懲りない白浜町の盗撮

           愛知県在中の某氏より連絡が入ったのは、10月初旬だった。「平松さん、今回の和歌山ACの2007年度版「合宿風呂」なんだけど、過去の合宿とはかなり違うよ。  それと平松さんが見らたかなり激怒だと思うけどね。」という電話がかかってきた。私が激怒する?大体の内容は想定できたが、「とにかく送ってほしい」と伝えた。  その翌日、代引きで私の所に着いたのは15枚のDVDだった。私は早速DVDプレイヤーで再生することにしたが、スタートした途端、その撮影場所が分かったのはいうまでもない

          真実の盗撮事件簿 二十二 二〇〇七年懲りない白浜町の盗撮

          余談7 

          2006年盗撮現状調査の実施の件を公開しましたが、本当に関西だけの調査から東海・甲信越・関東を周った調査は本当に辛かった。 経費を極限まで削って周ったけど、事前に特定していた通りすべて盗撮現場だった。 この実態調査の中で私達が調べ施設の管理者の対応が現在の盗撮現場と比べ言えることはただ一つ、防犯意識を持って対策をしている施設は盗撮が確認できていないが馬鹿みたいな対応をした施設は大量に盗撮され映像が確認できている。 盗撮犯 只野男が盗撮していた現場、多くの芸能人も盗撮されて

          真実の盗撮事件簿 二一 2006年盗撮現状調査の実施 

           盗撮ビデオを解析する中で、「どこの浴場施設なのか」というところまで特定が出来たが、活動費やスケジュールの関係で最終の確認が取れていないところがかなりある。  その為、私のパソコンに「未確認」というフォルダを作り、仕事で近くに行った時に特定する様にしていたのだが、それは中部~甲信越~関東の広範囲にわたり多数ある。  そんな状況から、梅雨が明けてから一気に回りたいと当時の相方のM探偵社のM氏に相談をしたところ、快く承諾してくれた。  まず最初に、私は過去特定した場所で遠方

          真実の盗撮事件簿 二一 2006年盗撮現状調査の実施 

          余談7

          こんばんは。 社団法人盗撮犯罪防止ネットワークの平松です。 真実の盗撮事件簿20 韓国盗撮の実態まで公開させて頂きました。 23年間民間団体として信念を持って活動してきましたが、私達の活動には本当に多くの方の協力がありました。 この韓国での取材では、うちのスタッフYさん、韓国の友人カンソンヨン・フィジュさん・ホソジンさん、M先輩、現在は韓国に帰国されましたが和歌山の韓国料理店店主 聖心さん、女性団体社団法人性暴力相談所(KSVRC)所長のリ・ミギョン氏とスタッフの皆さん、そ

          真実の盗撮事件簿 二十 韓国盗撮の実態

          盗撮、本当に許せない!! そんな思いで日頃、空き時間を利用し、盗撮映像の販売状況等について市場調査している中で、偶然見つけたのが「潜入韓国女風呂」という盗撮ビデオだった。 「韓国女風呂盗撮」こんな文化交流は要らない。 そんな思いから、店頭で販売されているビデオを2本購入し、確認する事にしたのだ。 ジャケットの写真を見る限り、韓国の浴場施設に似ているのはすぐ分かった。  過去、韓国で事業展開していたことがあり、韓国には精通している。その話の詳細は省くが、そんな関係から自他共

          真実の盗撮事件簿 二十 韓国盗撮の実態

          真実の盗撮事件簿 十九 草津町の努力

           関東系盗撮グループの商品をキャプションしていた時、一人の女性が使用している青色のタオルに私の目がとまった。  キャプションの精度を上げ、1分間500枚近い枚数で出力した結果、「草津賽の河原」という文字が確認できたことから、インターネットで検索した結果、群馬県草津町が運営する浴場施設であることが判明した。  この特定については、盗撮映像から出力し、特色と公開されている情報とを照らし合わせていく作業なのだが、露天風呂の場合、99%の確率で場所が特定できる。そこで、黒木氏にメ

          真実の盗撮事件簿 十八 盗撮防止法

           2006年2月某日、私は以前から交流のある田中氏(元月刊プレジャー副社長)のお誘いで、自由民主党参議院議員世耕弘成議員の後援会「わいわい会」に誘われ参加する事となった。  本来、閉鎖的な職業柄の為か、人の多いところには余り好きでないのだが、田中氏をはじめ主催者の方とも面識があったことから参加させて頂いた。  その場所へ、某地方新聞社主催のパーティーを終えた世耕議員がお越しになられた。  その時、主催者の方から「平松さんが今活動している事を少しお話しをしてみては・・・」と

          余談6 

          和歌山の温泉施設について、公開するのは気が引けるが、この白浜町の合宿シリーズだけでも200枚近くある。複写したビデオを入れたら1000本近く存在する。 その現実を和歌山県警と白浜町は解っているのだろうか。 17 白浜町の怠慢な姿勢を公開するために音声の公開をする予定だが、今現在、崎ノ湯は携帯電話の持ち込み禁止を一人一人に伝えてはいるが、お金を取ってるんだからもう少し考えようよ。 牟婁の湯も白良湯も何の対策もされていない。 以前、毎日放送様となにわ書店を徹底的に追う中で、白

          真実の盗撮事件簿 十七 白浜町の怠慢

          少し話しは飛ぶのだが……和歌山盗撮事件の終了後も黒木氏との付き合いがあった。2件の殺人事件の取材を協力する中で、二人の黒木昭雄を見た。「元警視庁警察官としての黒木昭雄」そして「捜査するジャーナリスト黒木昭雄」  すべての犯罪に怒り、被害者や遺族の悲しみを背負い、二人の黒木昭雄が事件を追う。「現場百回」という言葉の通り徹底的に足取りを追い情報収集のため動く。「和歌山県警東警察署留置所内リンチ殺人事件」「奈良県平群町で発生した少女殺人事件」その取材過程の中で、捜査官黒木昭雄を見