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【ドイツ・ノルウェー】海外院へ出願・合格までの道のり【正規留学】

今回は複数大学への出願プロセスを思い出しつつ書いていきます。
留学エージェントを頼らずに自力でやれるぞ!という体験談。おまけにCVサンプルを載せました(有料部分)。

タイトルにある通り、現在住んでいるドイツだけでなく、ノルウェーの大学にも出願して複数の合格通知をもらったのでそのことも含めます。

例によって長いので、目次を使って興味がある項目へ飛んでください。
各項目や細かいところで、気になる点や質問などありましたらコメントください。できる範囲でお答えします。
\れちご/


なんで正規留学?(Background)

そもそも私はどうして留学したかったのか。
単純に「憧れ」です。それだけです。
院進に関しても同上。学部4年間でやったことと違う勉強したかったというのもあります。そんなもんですよね。

私の母校は神戸市外国語大学です。(めっちゃいい大学だよ!)
外大生はイメージ通り、在学中に留学や長期の海外旅行などをする学生が多いのですが、交換留学は優秀な人たちがその席を獲得しますし、かなりの倍率で諦めていました。もっと低倍率の短期海外研修に参加している友人や、私費留学にいく人もいましたが、どうせなら長期で滞在したいなと私は思っていました。
3ヶ月そこらの海外旅行や1年未満の滞在で、そこの文化とか暮らしもわからないだろうし、長期留学するなら、現地の大学院で勉強してみたいなと思っていました。

専門が英語なので、当初はイギリスに行きたいと思っていましたが、諸々の費用がとんでもなく高く、スカラシップをもらえる優秀な人間ではないので諦めました。院留学について調べていくうちに、ヨーロッパのいくつかの国はどうやら留学生も学費安いところがあるらしい、というのがわかったので、そちらへとシフトチェンジすることになりました。

家族の支援を、それはもうたくさん受けながら今はドイツで勉強させてもらえているので、ありがたいことです。「英米大学院ならこうはいかんかったな」と言われました(笑)

地獄の2020年

みなさんご存知のとんでもない一年。
この年は学部四年生で、教育実習と卒論というビッグイベントもありました。一学期に行われるはずが、二学期に変更になった教育実習と、卒論の仮締切が被るという、これまたとんでもない修羅場を経験しました。我ながらよく頑張ったと思いますが、その後10月頃から慌てながら出願準備を進めていくことになります。本当に色々のストレスがすごかったです。

この時点では志望校はノルウェーの大学のみで、リサーチも詰めが甘かった。
CV(履歴書)と志望理由書を準備して、諸々書類も準備して、よし出願だ、と12月に提出して待つこと約5ヶ月。翌年4月、誕生日の翌日に届いたメールが告げる「不合格」。どうやら、出願時に学位を取得していなければならなかったらしい。肩の力が抜けました。「……そうやろな!」って。
実際、同じ大学院からの合格メールはめちゃくちゃ早く来ました。

この年に合格したとて、まだまだ規制が多かったし、渡航も色々と大変だったようなので、落ちてよかったのかもしれません。

レベル上げ(院浪人)

リサーチ不足から見事、院浪人することになったわけですが、転んでただでは起き上がるものかと、と思ったのですね。めちゃくちゃめげそうになったのは確かですが。この期間、流石に勉強しているだけでは自分の精神衛生上よくないと思ったので、アルバイトではありましたが働いていました。

レベル上げのためにIELTSのスコアアップに勤しみつつ、私はぼんやりやってみたいなと思っていた「日本語教育技能検定試験」を受けようと考えました。そのために通信講座を5月ごろから始めました。
資格は荷物にならないと言いますし、日本語教師にならないまでも、言語学の知識を得ることもできるだろうとチャレンジしました。教員免許も持っていて言語教育にも関心があったので、やって良かったなと思いました。結果的に、その年の10月に受けて合格しました。この時の勉強は、修士課程の勉強の小さな足がけになってくれたと感じています。
もし気が向いたらこの試験勉強についても振り返ってみます。

振り返ると、この時の自分はかなり元気だったのだなと思いますね……。今が元気ないだけとも言えますが😭

本編:出願しよう

助走が長くなってしまいましたが、本題の出願プロセスについてです。

大学・コースを調べる

一番大事なのが、下調べだと思います。どういう勉強をしたいのか、どこの国がいいのか、どの街がいいのか、どの大学がいいのか、と色々とフィルターをかけていきながら、絞っていきます。国が変わるだけで、おおかた大学入試の時と同じです。

海外大学を調べるときに日本語で検索すると、やはり情報量が限られます。英語もしくは現地の言語を使って調べたほうがいいですね。
手始めにその国にどんな大学があって、自分の興味のある分野のコースはあるのかと調べる際には、「Study in (国名)」で検索すると、大抵の場合その国の外務省が運営しているらしきサイトが出てきてくれます。ドイツはここノルウェーはここを使って絞っていきました。

いくつか大学を見つけたら、今度はその大学のホームページに飛んでいって、地道に自分の行きたいコースと要件を調べていきます。
志望コースが見つかったら、概要・要件をこれでもかという程、何回も舐めるようにみて、メモをとって、自分がどんなふうにアピール可能かふんわり考えておきます。
やっぱり大学入試の時と同じ(推薦入試とかの方)。

学部時代の先生にアドバイスをもらったのは、たくさん出願した方がいいとのことでした。私は10校くらい出すつもりでしたが、結果を受け取るのが早かったので、そこまで出しませんでした。

あくまで、人文方面の修士課程(M.A.コース)の話です。大学院と言っても他の分野や、M.Philコース、博士課程(PhDコース)とは違いますので悪しからず。

書類を用意する

大学や国によって必要書類は変わるので要確認です。私が用意したのは以下のとおりです。*もちろん全部英語です。

  • 学士(相当)の証明

  • 大学の成績証明

  • 高校の卒業証明

  • 英語力証明(IELTS/TOEFL)

  • 推薦書(1−2名)

  • CV

  • 志望理由書

  • パスポートコピー

  • 残高証明

出身大学と出身高校には早めに連絡をして、書類を集めた方がいいです。
成績証明に関しては、GPAが求められるところもありますが、私は大学で受けた全ての授業とその単位・成績が記されているものを用意しました。成績の付け方についても記載が必要です。(A: 80~%, B: 60~79% みたいなやつ)

英語での開講コースでしたので、英語力の証明だけで大丈夫でした。私が出したところはIELTS Overall6.5が最低ラインでした。各技能の最低スコアは定められていませんでしたが、大学によると思います。

推薦書は卒論指導をしていただいた恩師に頼みました。アメリカ出身の先生でしたので私は翻訳の必要がありませんでしたが、日本人の先生や上司に頼まれる方は英語で書いていただくようにお願いするか、翻訳するのを忘れずに。

志望理由書などはここでは特筆しません。
CVについてはおまけに載せています。
選考は全て書類で行われ、面接はありませんでした。(ありがたい…ッ!)

またもや失敗する市紗

不穏なタイトル。
私は慌て緊張するあまり、とある書類を誤って古いファイル(2020年に取得したもの)を提出してしまったことに気付きました。私のMacbookAirのディスプレイには「提出完了」の文字。
やらかした。やらかしてもうた。

半分パニックになりながら、速攻で担当者のメールアドレスを探し出して、それはもう平身低頭、大変に詫びながら新しい正しいファイルを送りました。数時間後、「OK!受け取ったー!教えてくれてありがとね!」と、かなりラフなお返事をいただけました。

それが今の在籍大学なんですけどね!

失敗しまくってもなんとかなるんだな、と今振り返りながら書いてて思いました。この記事を読んでいる出願の予定のある皆様は落ち着いて、もちついて、10回くらい確認してください。

おしらせ

noteのアフタートークをRadiotalkではじめてみました。10分前後のポッドキャストのようなものです。ご興味のある方はこちらから聴いてみてください。(アプリDLなしでも聴けるようです)

おまけ:スケジュールとCV

ドイツの在籍大の情報は伏せますが、ノルウェーの出願先と出願スケジュールも含め以下に記しておきます。参考までに、どんなふうに私がCVを書いたか、サンプルのPDFをのせておきます。
(SoPは別記事公開予定)

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