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誰でも著者になれる! 0からはじめる「出版の入門書」無料お試し版

はじめまして。

マサキと申します。某出版社で勤務したのち、現在はフリーランスで編集者をしています。

仕事柄、「本を出したい「本を出版してみたけど、どうやればいいかわからない…」という人にたくさん出会います。そんな人たちの疑問に答える電子書籍を執筆しました。

このnoteは、ビジネス書や実用書を出版したい人に向けて「出版の方法」を丁寧に解説した内容になっています。

書籍の出版は、最高のブランディングになります。

ビジネス書の著者になれば、あなたの信用力は上がり、仕事がもっとうまくいくようになるでしょう。

あなたが出版できないのは、その方法を知らないだけです。

出版のキーとなる出版企画書の書き方をメインに、企画書を編集者に届ける方法や、出版社との上手な付き合い方、書籍を売る戦略まで、全てを解説しました。

3万文字超えのボリュームで、出版したい人の疑問を解決する電子書籍になっていると思います。

noteでは、この電子書籍の冒頭部分を無料公開します。無料部分を読んで、良いと思ったら、ぜひ電子出版の購入をご検討ください。

【本書を読むとこんなことがわかります!】

・商業出版のルート
・出版のために必要な出版企画書の書き方
・編集者の目を引く企画の作り方
・出版企画書の必須項目
・企画書の良い例と悪い例
・編集者と繋がる方法
・企画を通すためにやること
・出版するときに気を付けること
・編集者との付き合い方
・編集者からオファーを受ける方法
・金銭で揉めないようにする方法
・電子出版やオンデマンド出版について
・高額な自費出版会社を使うときの考え方

電子書籍の特典として、出版企画書のフォーマットのダウンロード特典を用意しています。
これを使えば、あなたもすぐに出版企画書を書くことができます。

★注意点★★

このnoteは電子書籍「誰でも著者になれる! 0からはじめる「出版の入門書」の無料お試し版です。途中で終わっています。

それでは、内容に入ります。


 はじめに 

「いつか、自分の本を出してみたい」という人によく出会います。
この本を手にとってくれた方も、同じような気持ちの人でしょう。

右肩下がりと言われて久しい出版業界ですが、まだまだ「本を出したい」と思っている人は多いと日々感じています。

本書は、そんな「出版したい人」に向けて書いた本です。

この本を読めば

・商業出版のルート
・出版のために必要な出版企画書の書き方
・編集者の目を引く企画の作り方
・出版企画書の必須項目
・企画書の良い例と悪い例
・編集者と繋がる方法
・企画を通すためにやること
・出版するときに気を付けること
・編集者との付き合い方
・編集者からオファーを受ける方法
・金銭で揉めないようにする方法
・電子出版やオンデマンド出版について
・高額な自費出版会社を使うときの考え方

などの、出版に関する疑問を解決できます。

遅くなりましたが、この本を書いている私は、編集者のマサキと申します。仮名です。

1年前に出版社を退職し、今はフリーランスの編集者をしています。
得意なジャンルは図解やイラストや写真をたくさん使った書籍です。長い文章を書くのは苦手なので、文章がおかしかったら申し訳ありません。

先ほど、私はフリーランスの編集者だと名乗りました。それを聞いて「フリーランスの編集者って何?」と思われた方もいるかもしれませんね。

そのあたりのことも、この本の中で紹介していきます。著者と編集者は切っても切れない関係ですから、どのような業務形態の編集者がいるのかや、編集者の仕事についても説明します。

出版の方法を体系的にまとめるためにこの本を書きました。
出版は難しくありません。工夫次第では、誰でも出版へのルートが見えてくるはずです。

本書はビジネス、実用、教養などのジャンルの書籍を出版するためのノウハウを解説した内容になっています。
小説家を目指している方は賞レースなどへの応募になるため、本書では扱いません。巻末に参考書籍を紹介しているのでそちらをご覧ください。

1章 出版の準備

あなたの出版したい理由はなんですか?

突然ですが、あなたの出版したい理由はなんですか?出版したい理由は人それぞれでしょう。
例えば、こんな答えが予想できます。

・自分はコンサルをやっているので、本を出して顧客に優秀さをアピールしたい
・本を出して、有名になって、そこからセミナーの集客をしたい
・お料理教室をやっているので、教室の教科書のような本を作りたい
・自社の製品を売るために解説書を出版したい
・とにかく、内容はなんでもいいから本を出して著者になって有名になりたい
・子供に自慢したい

どれも立派な動機です。
あなたはどうですか? ぜひ、一度紙に書き出してみてください。

出版したい理由を考える時に大事なのは、自分の気持ちに正直になることです。
「こんな理由、おかしいよな。自分なんて有名になれないよな」などと考えてはいけません。世間のニーズどうこうではなく、あくまで自分の気持ちに正直になって考えてみましょう。

「ミリオンセラーの本を書いて、印税で儲けたい」でも構いません。
実現不可能だとしても、自分の本心を見つめることが大事です。
頭の中で考えるのでもいいですが、できれば紙に書き出してください。スマホのメモ帳でも大丈夫です。

出版は最高のブランディングツール

私は、海外のことは知らないのですが、日本では出版が大きなアドバンテージになります。
出版したことがあるというだけで、なぜか権威のある人に思えてきませんか?

これは、心理学で「ハロー効果」と呼ばれている現象です。
ハロー効果とは、良い特徴に引きずられて他の特徴まで評価が上がる現象のことです。

例えば、初対面の税理士さんがいるとします。
初対面ですから、相手がこれまでどんな仕事をしてきて、どんな実績を持っているか全くわかりません。

でも、彼が「税金についての本を出版したことがある」と言ったら、その瞬間「この先生は有能な方なんだろう」と思ってしまうでしょう。
これがハロー効果です。

実際に相手の仕事ぶりを見る前から、勝手に「出版しているすごい人」と思い込んでしまうのです。出版には、大きなハロー効果を作り出す力があります。

出版は最強のビジネスツールです。本を出したというだけで、周りの人の見る目が変わります。
あなたは、出版した分野ですごい人と思われて、メディアからインタービューを受けたり、業界で有名人になるでしょう。
もちろん、本がたくさん売れたらまとまった金額の印税が入ります。

ぜひ、1冊だけでも、本を出してみてください。出版は、あなたの人生を確実にステップアップさせる効果があります。

出版にはいろんな種類がある

一口に「出版」と言っても、いろんな種類があるのはご存知ですか?

世の中に本の形になっている物はたくさんあります。
まずは、本屋さんで売っている普通の本。Amazonや楽天などのネットショップにも売ってますね。
次に、普通の本屋には流通していない冊子や同人誌があります。例えば、通販のカタログとか、コミケで売っている同人誌ですね。

本屋さんで売っている本と同人誌や冊子の大きな違いは、「書籍として流通しているかどうか」です。
一般的な書籍の裏面を見てください。
バーコードがありませんか? そして一緒に「ISBN」と書いた数字が書かれているはずです。

集英社や講談社のような大きな会社の書籍だけでなく、小さな出版社から出た本にも必ずこの数字がついています。

実は、これが一般的な出版物である証なのです。このISBNという番号で管理された書籍は、出版物としてデータベースに残ります。
ISBNがあることが一般的な書籍としての証になり、書店を通して本を販売しようとする場合、原則としてISBNが必要になります。
個人が印刷会社に頼んで同人誌や冊子を作ることは可能ですが、このISBNがついていないと、商業出版の出版物とは認められません。

同人誌はコミケや専用のネット通販サイトで販売することになります。音楽で言えばインディーズのCDみたいなものでしょうか。自分で作って、自分で直接お客さんに届けるイメージですね。

出版をしたいと思っている人は、商業出版を目指しているはずです。
本書でも、この商業出版をメインにお話をしていきます。

2章 出版の企画を通す

出版社の編集部ってどんなところ?


出版の方法を解説する前に、まず出版社の内部についてお話します。
あなたが著者になった時、出版社はビジネスパートナーになります。

未来のビジネスパートナーについて何も知らないのはよくないので、ざっくりとその組織と力関係を知っておきましょう。

ここでは、出版社の組織の中でも、編集部と営業部に絞って説明します。
一般的な会社と同じように、出版社にも総務部や人事部がありますが、本書には直接関係ないので省略します。

編集部の仕組み

出版社の中で、書籍を作る仕事をしているのが編集部です。編集部に所属している社員のことを「編集者」と呼びます。
編集部も一般的な会社と同じように、主任や課長などの役職があります(ない会社もあります)。
そして、編集部のトップが「編集長」です。

編集部に所属している編集者の仕事は、書籍の企画を立てて本を作ることです。

ほとんどの編集者にはノルマがあり、「編集者ひとりあたり年間8冊の本を作る」または「年間○千万円の売り上げを作る」など、数値で目標を決められています。

その目標を達成しない場合は、降格や移動などが言い渡されることもあります。
ちなみに、これは書籍の編集部の話です。雑誌の場合はノルマの立て方などが違うので注意してください。

編集者の仕事とは

編集者の仕事を簡単に説明します。

①本の企画を考える
②企画書を作って企画会議に提出する
③企画が通ったら、著者に執筆してもらう
④著者から原稿をもらって編集作業をする
⑤書籍の表紙やタイトル、価格を決める
⑥出版する。出版時のプロモーションを考える

順番が前後することもありますが、概ねこのような感じで進んでいきます。
この①〜⑥までの流れは、大体半年から1年の時間をかけて行われます。1冊の本が作られるのに、早くても半年くらいはかかるということです。

「じゃあ編集者は年間に多くても2冊しか仕事しないの?」と思うかもしれませんが、そんなわけはありません。
編集者は常に数冊の書籍を同時並行して担当し、年間で何冊も本を出すことになります。

年間に何冊出版するかは、編集者のスキルや会社のノルマによって変わりますが、毎月のように担当書籍が発売される編集者もたくさんいます。

これは、意外にも重要なポイントです。編集者は意外に忙しいということを覚えておいてくださいね。

編集者がいつでも自分専用の担当者だと思ってしまうと、ビジネスパートナーとしていい距離感が保てません。
お互いに「仕事相手のひとり」という感覚を忘れないようにするのがポイントです。

編集者のネタの探し方

編集者の本作りは、まずネタ探しからはじめます。先述した通り、編集者には年間のノルマがあるので、本のネタを常に探しています。

ネタ探しは大きく分けて2パターンあります。

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ここで、冒頭部分は終わりです。

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