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看護

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薬のちょこっとQ&A

薬のちょこっとQ&A


・ビスホスホネート

→破骨細胞を自滅させ、骨が壊れるのを防ぐ。

・なぜ空腹時なのか?
→食事に含まれる金属イオンと化学変化を起こし、薬効が下がるため。
(金属イオンと相性が悪いので、ミネラルウォーターも駄目)
内服後30分は食べれない、水はOK。

・なぜ30分座位保持なのか?
→薬が食道に長く留まると、食道炎を起こすため。
この薬の禁忌患者が、食道通過障害(食道アカラシアや、食道狭窄)なの

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かんたんARDS

かんたんARDS



・ARDSとは

→非心原性肺水腫。

心原性肺水腫は、血圧が上がり血管から水が溢れ、肺胞が水浸しになる。
ARDSは、血管透過性が上がり、肺胞が水浸しになる。(血圧上がらない)

・症状

①肺が固くなる
→肺胞が拡張しづらくなり、酸素化が低下する。無理に拡張させると、肺胞損傷を起こす。
 
②シャントができる
→肺胞と血管の間に水が溜まると、ガス交換が妨げられる。これをシャントという。

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かんたん白血病

かんたん白血病



・白血病とは

→血液のがん。
→血液中に使えない血球が異常に増え、正常な働きが出来なくなる状態。

・分類

骨髄系前駆細胞で異常発生→骨髄性白血病
リンパ系前駆細胞で異常発生→リンパ性白血病

・急性と慢性の違いは?

急性→芽球(赤ちゃん細胞)のがん化
進行が早い。

慢性→成熟細胞のがん化
無症状が多い。

・白血病裂孔とは?

→血液中に芽球と成熟細胞しかいない状態。
本来は、前駆細

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骨髄移植のちょこっとメモ

骨髄移植のちょこっとメモ


・骨髄移植とは?

→血液がんや免疫不全症の完治療法。

・前処置の種類

①フル移植(骨髄破壊的移植)
→強力な化学療法や放射線療法を行い、白血病細胞を死滅させてから移植を行う。
副作用や合併症が重いので、50歳以下で全身状態良好な患者が対象。

②ミニ移植(骨髄非破壊的移植)
→白血病細胞を死滅させずに移植を行う。
副作用や合併症が、フルに比べて弱いため、高齢者や臓器障害のある患者が対象。

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