雲のようにゆらりゆるり流れる
朝起きて、なんとなくスッキリとした気分、
なんとなく頭も心もクリアな日。
そんな日がたまにある。
いつもそうだったらいいのになぁ…と思いながら、まだ完全には覚めきっていない頭を動かしコーヒーを淹れる。
頭と心がクリアな日。
そんな日は
決まって空は新品の絵の具みたいに綺麗な青色で、綿菓子みたいに柔らかそうな雲が
風に吹かれてのんびりと流れている。
そんな日だった。
『行雲流水』と言う言葉を知ってから
それが私の座右の銘になった。
意味は、「空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動すること」「一定の形をもたず、自然に移り変わってよどみがないこと」
あるがままの自然な生き方を象徴した言葉だと解釈している。
綺麗な空と、その広大なキャンパスの上でふんわりと流れていく雲を見ていると、
「もっと力を抜いてあるがままに流されてみようよ」と言われているみたいで安心するんだ。
どこか憧れの気持ちがあるのかもしれない。
何も飾らず、堂々と私たちの上で構えている空というものに、私の心は自然と共鳴してしまう。
「明日は明日の風が吹く」
そんな言葉もあったな。
私の今日にも穏やかな風が吹いたら
たまにはその風の往くまま流れてみてもいいのかもしれない。
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